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「文化系トークラジオ Life のやり方」


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2017年11月 アーカイブ

2017年11月 2日

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part3【音声配信】TBSラジオ「文化系トークラジオLife」

tsuka&hayamizu_20171029_Life954.jpg

出演:charlie(鈴木謙介)、森山裕之、速水健朗、西森路代、塚越健司、海猫沢めろん、宮崎智之

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part3(24'31")

〇charlie(鈴木謙介)の時間活用術
 ・歩きながら資料を読んでくれるiPhoneの読み上げ機能(塚越)
  →今や「生産性」は短時間でどれだけのことが出来るかという意味(charlie)
  →人との関わりで時間が決まる

 ・手帳に座右の銘「人生の絶対量は決まっている」(c)
  →意識高い手帳は視覚的に確認するため、実質の管理はデジタル
  →タスク管理の必要性
  →様々なツールの活用
  →太く短くとも違うのでは(速水)
  →人生が短そうだから中身を詰めて太くしたい(c)

 ・機械に動かされているようで引く(速水)
  →技術に踊らされるのか技術で踊るのか(塚越)
  →自分を自分で小突くのは技術に踊らされているのか(c)

〇今・未来・過去
 ・隙間を使わないとやりたいことがやりきれない(c)
  →「未来どうしよう」ではなく「今どうしよう」の時間感覚(塚越)
  →多くの人は未来のために投資(塚越)
  →今日手を抜いたとしたら今日初めてラジオを聴いた人はどう思うか(c)

 ・今日しかできないことはその時しかわからない(速水)
  →そのために先のスケジュールは入れたくない(速水)
  →その分押しておかないと空けられない(charlie)

 ・「今日一日暇」と言いたいか「詰まってる」と言いたいか(速水)
 ・「隙間に余裕を持とう」との矛盾(西森)
  →それは一般的な感覚、自分はそこにやりたいことを詰める(c)
  →意図的に時間を操るという意味では一緒(塚越)
  →「未来にも依存するのをやめよう」(塚越)
  →今この瞬間が大事、それでは今とは何か?(塚越)
  →囚われているものから抜け出す(塚越)

 ・脳を休めることに焦点を当てる「最高の休息法」(宮崎)
  →脳を動かすときは過去と未来に煩っているとき(宮崎)
  →作家にも未来と過去と現在の三パターンにこだわる人(速水)
  →みんな過去か未来に引きずられている(速水)
 ・「今」の意味が変わっている(c)
  →時間に対してどう向き合っていくのか

 ・時間を何に使っているのか(森山)
  →学生と結論が出るまで話したい(c)
  →ライフの時間は別に確保(c)
  →時間は自分一人の都合で作れない(c)
  →「自分の時間をいかに確保するか」がポイントの手帳たち
  →どうやって人に時間を取られず使うか

            text by 千葉彩佳

○Life関連アーカイブ

・2012/03/25「理想の職場」
https://www.tbsradio.jp/life/20120325/index.html

・2016/05/29「私のルーティーンを問い直す」
https://www.tbsradio.jp/life/20160529/index.html

参考資料
鈴木いづみコレクション〈5〉 エッセイ集(1) いつだってティータイムレコーディング・ダイエット決定版 (文春文庫)実践 行動経済学暗い時代の人々 (ちくま学芸文庫)過去と未来の間――政治思想への8試論7つの習慣 入門手帳2018世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる謎の村上春樹  読まなくても気になる国民的作家のつくられ方

このパートでかけた曲
●ゆうゆ "夢よ開けゴマ!"(塚越健司さん選曲)
夢よ開けゴマ!

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2017年11月 3日

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part4【音声配信】TBSラジオ「文化系トークラジオLife」

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                      海猫沢めろんさん&塚越健司さん

出演:charlie(鈴木謙介)、森山裕之、速水健朗、西森路代、塚越健司、海猫沢めろん、宮崎智之

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part4(29'53")

〇休みに寝てたい若者たち
 ・休みさえあればいつでもどこかに出発できる(リスナー)
  →惰眠をむさぼる休日なんて理解できない(リスナー)
  →OL時代は休みが出来たらどこかに行かなきゃ!と思っていた(西森)
  →僕より下の世代は「休みは寝たい」という(charlie)
  →休みに予定を詰め込む時代ではなくなった(c)
  →バブル時代は「いかに休日を効率よく過ごすか」が商品化(速水)
  →ananの特集がきっかけ(西森)
 →長期低迷の時代は「君と昼まで眠れそう」に(塚越)

 ・未来に向けて働くのか、未来が見えない中で今をどうするのか(c)
  →上がっていく自分のために旅行するか下がっていくから休みたいのか(c)
  →今の若者の休みの使い方はどうなっているのか(charlie)
  →宇多田ヒカルの『Keep Tryin'』(速水)
 ・蒲団から出て一時間もぼうっとしている知り合い(塚越)
  →朝の時間にゆっくりできるのが贅沢という観点(速水)
 
〇空いた時間にまた仕事? 浮いた時間の使い方とは
・家の時間(charlie)
  →「洗濯機が回っている間に本が読める」という発想(リスナー)
  →アメリカ家庭にテクノロジーが普及したのに忙しくなるばかり(リスナー)
  →捻出した時間に対するマインドセットが大事では(リスナー)
  →家電は主婦の家事労働からの解放とされていた(c)
  →家電普及の過程で「おふくろの味」が要求され始めた事実(c)
  →効率化が生んだ時間の使い方(c)
  →時間と愛情を比例させる考えへの批判(西森)

 ・時間を作ることとセットになるべき「浮いた時間の使い方」(c)
  →浮いた時間を質の向上に使う日本人(c)
  →子育てには食洗器・洗濯乾燥機・電動自転車が必要(海猫沢)
  →時間と体力、メンタルを守るために(海猫沢)
  →Mustの時間を減らしてWillを増やすと良い(c)
  →ゆとり教育の元々の理念(塚越)
  →ハッキングで空けた時間で創造活動(塚越)
  →空けば空くほど何故かやらなきゃいけない仕事が増える(塚越)

〇細切れと早回しの「隙間活用」
 ・時間資本主義(c)
  →IT化によって価値の無かった隙間時間も活用できるように
  →いかに時間を使い切っていくか(c)
  →隙間時間に小石を埋めるようなライフハック(c)
  →読むための所要時間を紹介するネット記事(宮崎)
  →エグゼクティブサマリー(charlie)

 ・隙間は普段あまりない(西森)
  →たまの隙間の密度と達成感は高い(c)
  →フリーの人々の隙間時間(charlie)
  →Netflixでドラマの残りを見るか、に(速水)
  →倍速で見るというのがわからない(森山)
  →見なきゃいけない、と時間で縛られている(塚越)

 ・隙間にやること前提のスーファミミニ(海猫沢)
  →隙間狙いのビジネス(西森)
  →ラジオの枠も細切れの需要に応えるしかない(c)
 ・「タイムシフト」って結局は録画じゃん!(海猫沢)
  →時間を操ってる感(塚越)
  →「お父さんテレビ止めといて」と言う子供(c)
  →全録のセットを買ってタイムマシンを手に入れたような喜び(西森)
 ・6倍速のゲームに感動はあるか?(塚越)
  →盛り上がりだけ抽出したサッカーの試合は面白くない(速水)
  →自分の思い通りに時間を操作することによって失われるもの(c)

            text by 千葉彩佳

○Life関連アーカイブ

・2014/08/31「ソーシャル、レジャー、リア充」
 https://www.tbsradio.jp/life/20140831/index.html

・2016/08/28「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」
 https://www.tbsradio.jp/life/20160828go/index.html

参考資料
SHAKE料理は女の義務ですか (新潮新書)お母さんは忙しくなるばかり―家事労働とテクノロジーの社会史時間資本主義の到来: あなたの時間価値はどこまで高められるか?ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008

このパートでかけた曲
●ピチカート・ファイヴ "恋のテレビジョン・エイジ"(速水健朗さん選曲)
女王陛下のピチカート・ファイヴ

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「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part5【音声配信】TBSラジオ「文化系トークラジオLife」

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        西森路代さん&宮崎智之さん(撮影:ササキミチヨ)

出演:charlie(鈴木謙介)、森山裕之、速水健朗、西森路代、塚越健司、海猫沢めろん、宮崎智之

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part5(23'14")

〇あえて時間をかけてみる
 ・いざ休みになるとぐだぐだ(リスナー)
  →ワークでもライフでもない時間が想像つかない(リスナー)
  →何かしなきゃ、がないのが本来の休みでは (charlie)
  →「寝たい」が一つの表現(c)
 ・あえて時間のかかることをする(c)
  →普段はなるべく合理的に仕事(森山)
  →一方でどれだけ時間をかけて著者とやっていくか、が大事(森山)
  →コミットすればするほどいいものができる(森山)
  →時間的には無駄のようだが敢えて手間をかけることがよいこと(c)
 ・小説・映画を二倍速はありえない(森山)
  →情報として、という意味合いが強くなる(森山)
  →全部に時間を掛けられるひとばかりじゃない(塚越)
  →自分の時間をかけて読むもので早回しは嫌(森山)

〇テクノロジーと時間
 ・ Must の消化量が増えていく(塚越)
  →Will を作る設計が必要(塚越)
  →機能があれば使う(速水)
  →iPhoneで曲を飛ばしている自分に気づき車を買いなおす(速水)
  →3分という音楽を取り戻す(速水)

 ・短くなっていくヒット曲( charlie )
  →一つのものでずっと味を感じる「しがむ」(西森)
 ・Must から Will に変えるための自己制限(塚越)
  →最初とは違う楽しみ方ができて長く使える北欧家具(塚越)
  →レコーディングダイエットで試行錯誤(塚越)
  →テクノロジーを自分にカスタマイズ(塚越)
  →時間に対して技術でシビアになれる人が行きつける場所(c)

 ・カセットテープや写ルンですに戻っていく人々(c)
  →それこそ自己制限(塚越)
  →それを贅沢だと思う気持ち(西森)
  →インスタのレトロなフィルター(速水)
  →いいと思ってやっているのか?(塚越)
 ・写ルンですしかないときには戻りたくない(c)
  →中古車の流行(速水)

〇追いつけないスピードの中で
 ・田舎に行くパン屋( charlie )
  →美味しさに時間とか限定とか言う軸が入ってきた(c)
  →情報の解像度も少なくていい(c)
 ・作物のできる時間と、食の流行の時間の違い( charlie )
  →追いつけなくなったときに用いられる手段への根源的拒否感(c)
  →時間のペースが合わない側の人が距離を置く
  →月一で本を出す人の仕事の質(森山)
  →急いで作るとお金が回る(西森)
 ・細切れの時間で友達は作れるのか(宮崎)

            text by 千葉彩佳

○Life関連アーカイブ

・2013/04/28「料理の思想2013」
 https://www.tbsradio.jp/life/201304282013/index.html

・2015/02/22「No Music, No Life?~音楽はいまどう聴かれているのか」
 https://www.tbsradio.jp/life/20150222no_music_no_life/index.html
参考資料
技術の道徳化: 事物の道徳性を理解し設計する (叢書・ウニベルシタス)レコーディング・ダイエット決定版 (文春文庫)FUJIFILM フジカラーレンズ付フィルム 写ルンです スタンダードタイプ シンプルエース 27枚撮り LF S-ACE NP FL 27SH 1

このパートでかけた曲
●スガシカオ "そろそろいかなくちゃ"(charlie選曲)
そろそろいかなくちゃ

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2017年11月 5日

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part6【音声配信】TBSラジオ「文化系トークラジオLife」

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出演:charlie(鈴木謙介)、森山裕之、速水健朗、西森路代、塚越健司、海猫沢めろん、宮崎智之

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part6(26'02")

〇次回イベントのお知らせ
 ・11/26(日)に次回イベント(宮崎)
  →テーマは国道16号線(charlie)
  →東京から少し離れた郊外を考える(宮崎)
【イベント】11/26(日)16:00〜
「都心から少し離れて〜多摩・武蔵野と国道16号」
柳瀬博一、宮崎智之、安東三、長谷川裕ほか
予約は紀伊國屋書店新宿本店3階 03-3354-5703
https://goo.gl/bUFtZ1
 
〇人に時間を掛けてもらう
 ・「メールで済ませろ」のホリエモン(charlie)
  →リアルタイムで人の時間を奪うことの暴力性(速水)
  →「5分でいいから時間ください」へのいらつき(c)
  →手書きのメモで事務方の優先度とクオリティが変わる(c)
  →関係によってかけるべき時間は違う(c)

 ・人に時間をかけてもらう価値(宮崎)
  →「自分を厳しく指導してくれる球団」が望まれるドラフト(宮崎)
  →若手俳優でも同じ現象(西森)
 ・流動性の問題(c)
  →交換可能な時間でのメール・SNS
  →それじゃすまない時間
 ・アナログゲームが伸びている(海猫沢)
  →昔なら麻雀(宮崎)
  →それよりも店がきれいで人数がフレキシブル(海猫沢)
  →傷つけあったりしない丁度良さ(海猫沢)

〇めんどくさくて面白い
 ・時間をかけるために時間を効率化する(c)
  →多くの人は時間だけかけてしまうか急ぎすぎてしまうか(c)
 ・技術で面白いのは音声(塚越)
  →便利だけど制限されている(塚越)
  →めんどくささが逆に面白い(塚越)
  →時間で愛着がわく、はラブプラスで語り続けてる(c)
  →我が家ではほとんどタイマーと化している(海猫沢)
  →絶妙に間違えるのがちょっとかわいくなってきた(速水)
  →形と声さあれば人格を感じる(塚越)
  →生身の反応とは分けられない(c)
  →じっくり話を聞いてくれる唯一の存在になるかも(c)
 

〇「誰かと」の贅沢、「いつでも」への懐疑
・テレホーダイの時代(c)
  →深夜にチャットルームで人が集まる
  →人と同期する贅沢
  →誰かと時間を合わせてじっくりやれる時間が必要
  →結局休みも共有する時間・人のクオリティ(森山)
  →測れないものをどのくらい意識していくか(c)
  →詰め込むツールが発達したらそうじゃないものが贅沢に(c)
  →どこでもいつでも広くへの懐疑が世界的に共有されている(C)

            text by 千葉彩佳

○Life関連アーカイブ

・2017/08/27「Life貨幣論~お金について本気出して考えてみた」
 https://www.tbsradio.jp/life/20170827life/index.html

・2013/01/27「友だちの作り方」
 https://www.tbsradio.jp/life/20130127/index.html

参考資料
多動力 (NewsPicks Book)カタン スタンダード版NEWラブプラス+ - 3DS

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2017年11月 7日

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part7(外伝1)【音声配信】TBSラジオ「文化系トークラジオLife」

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出演:charlie(鈴木謙介)、森山裕之、速水健朗、西森路代、塚越健司、海猫沢めろん、宮崎智之

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part7(26'02")

〇オフラインの友人関係
 ・「ソーシャルメディアは終わる」と言い続けてきた(charlie)
  →ROM専でネットワークを広げる方に行かないのが大半
  →SNSを追っていないと会話もできないような時代ではなくなった
  →じっくりコミュニケーションすれば分かる、に
  →見られている意識さえないインスタのストーリー機能
  →オフラインでコミュニケーション出来る人とだけ深めていく

 ・インスタのストーリーの良さがわからない(塚越)
  →投稿していると思っていない(c)
  →本当に消えてしまうことで意識する機会すらなくなった(c)
  →いろんなつながりへの回路が減ったともいえる(c)
  →mixiのような日記を介してコメントしていくかたち(宮崎)
  →そのレベルの煩雑さもない(c)
  →24時間で見えなくなるようなものを見る人の親密度(西森)
 ・リアルの人間関係に閉じていると逆にネトスト化(c)
  →仲良くなるための回路が無くなった結果(c)

〇「なにもしない」を一緒にする
・カラオケで違うジャンルの曲を歌っても盛り上がれる空間(塚越)
  →共有するものが無いのは今更(charlie)
  →じっくり付き合って仲良くなれる人は限られる(c)
  →リアルの時間の取り合いが始まる(c)
  →ゼミ・サークルなどあらゆるセクターが学生の時間を取りに来る(c)
  →親密な時間ばっかりだからそれ以外のことを時短で(c)

 ・暇な学生はいないのか(西森)
  →最近は見ない(c)
  →ラーニングコモンズで勉強したり会議したりする学生たち(c)
  →何か目的にまい進できる場所の方がにぎわう(c)
 ・意外と会話に目的があった『セトウツミ』(西森)
  →目的無しで会話ができるか(c)
  →「会話がもたないから」彼氏と行けないテーマパーク(c)
  →親密ではないのでは(塚越)

 ・Willを作るは私が私を統治するテクニックとのつながり(塚越)
  →駄弁りはその中間?(塚越)
  →価値観の話(charlie)
  →目的に向かってミーティングするのをいいとは思ってないのかも(c)
  →Willを何かと思うかは世代に寄りけり(塚越)
  →何かのための場所が増えて、そこに人が集まってる(c)
  →無目的性の贅沢(宮崎)
  →人間関係は無目的を共有するのが大事(宮崎)

 ・関係論的自由(塚越)
  →無目的に一緒にいるのも意思した行為(塚越)
  →望まないとできないこと(c)
  →他者との関係は同意がいる(c)

〇それだけで価値のある時間
 ・急な休みにドライブがしたい(リスナー)
  →車はコスパが悪いと言われるがそれでも(リスナー)
  →無駄なことをする、も時間の使い方(森山)
  →何かに還元されるから価値がある、というわけではない(c)
  →「だらだらしよう」のSMAPの歌(西森)
  →無駄な時間も質が悪いとは思わない(森山)

 ・本当にそのことだけに価値がある時間(c)
  →それを掠める商売との線引きは微妙(c)
  →本当に時間を潰している駄弁りとそうでないときは区別できない(塚越)
  →統治されているテクノロジーが否か(塚越)
  →「日記はいいぞ」と言われて書くことと、
      自分の気持ちのために書くことは違う(塚越)
  →テクノロジーに使われてるのか自分を作るテクノロジーなのか(塚越)
  →朝活手帳かリアル朝活か(c)
  →未来に依存しているパターン(塚越)
  →未来が過去が、ではなく現在に帰着して現在を使うことが出来ない今(c)
  →そのためのテクノロジーはいっぱいある(塚越)
  →大きなうねりの中では人間のあり方も変わる(塚越)

           text by 千葉彩佳

○Life関連アーカイブ

・2016/04/24「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」
 https://www.tbsradio.jp/life/20160424/index.html

・2013/11/30「鈴木謙介×宇野常寛〜『ウェブ社会のゆくえ』」
 https://www.tbsradio.jp/life/20131130/index.html

参考資料
ウェブ社会のゆくえ 〈多孔化〉した現実のなかで (NHKブックス)セトウツミ 1 (少年チャンピオン・コミックス)自己のテクノロジー―フーコー・セミナーの記録 (岩波モダンクラシックス)ミシェル・フーコー講義集成〈11〉主体の解釈学 (コレージュ・ド・フランス講義1981-82)朝活手帳 2018自省録 (岩波文庫)

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「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part8(外伝2)【音声配信】TBSラジオ「文化系トークラジオLife」

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出演:charlie(鈴木謙介)、森山裕之、速水健朗、西森路代、塚越健司、海猫沢めろん、宮崎智之

「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part8(36'18")

〇自分で自分を管理できる子供に
 ・無駄のない時間に組み入れられていく思春期(charlie)
  →効率を理想とする受験専用手帳(c)
  →一億総charlie化(速水)
  →回り道をしたらそこに合わせて予定変更(c)
  →勉強時間の管理じゃなくて時間管理力の管理(c)
  →フーコーの言う規律の権力(塚越)
  →否定しようもなく有益なロジック(塚越)

 ・子供が小学校受験(海猫沢)
  →日本は階級社会、そこから外れたらどうなるかが分かる(海猫沢)
  →自分の人生を否定してるような(海猫沢)

 ・レールはあるのかないのか(速水)
  →目的の有無については誰も問わない(c)
  →受験のルール変更は関係ないのか(速水)
  →目標に向かって時間管理することが大事(c)

 ・マシュマロ実験と自己抑制(海猫沢)
  →我慢できた子の方が年収が高い(海猫沢)
  →「食べないことを自分で選べるように」という教育(c)
  →ポストゆとりは自由意志を尊重しつつもそれに色を付ける(c)
  →年収が高い低いなら高い方がいい(塚越)
  →こんなにいい社会なのに操られている気がする(塚越)

 ・食べない子に本当に出来るのか(速水)
  →東大出が多いボディビルダー(速水)
  →年収半分になっても無理なものは無理(速水)
  →大人の速水さんは「今更変えない」ができる(c)
  →目の前の子供に運に頼った道を選ばせられるか(c)
  →自己規制させて失敗したときのリスクも考えるべき(速水)
  →失敗すら織り込み済み(塚越)
  →指示待ちか自発選択かの問題(c)
  →自分で選べる人間になるための最初の強制(c)

 ・「遊んできなさい」が分からなかった子供時代(海猫沢)
  →子供には定義すらない(海猫沢)
  →型を作ってから逸脱(塚越)
  →自分をコントロールできる人間が自分で選択できるかどうかは別(速水)
  →指示待ちの子供にはしたくない(c)
  →デフォルトの話(海猫沢)
  →選択肢が無ければ選べない(c)
  →自発的な選択ができるかどうかが問題(速水)
  →スケジュール管理が自発的とは思わない(速水)
  →馬鹿らしさに気づくのでは(速水)
  →気づいたやつとコツコツやってたやつだと後者が東大へ(c)
  →自己啓発本の「信じる者は救われる」の論理が教育にも侵食(速水)
 
〇根拠を求めて
・偶発的なことをリカバリーできるか(森山)
  →「自己統治」と「不連続な変化」の矛盾(c)
  →計画をやり直せる人間になるための計画(速水)
  →無茶なことを言いながらもリスク的には行き当たりばったりは取れない
  →フロイト的無意識と認知科学の接合点(塚越)(c)
  →どっちか一方だけでもうまく行かないと気付いている(塚越)
  →くっつけちゃいけないものをくっつけたまやかし感(速水)
  →心理学が一番説得力ある(c)
  →「科学にならなきゃ」と思っている社会学(速水)
  →根拠があるものに統治されたい僕たちの問題(c)
  →根拠のないものが全滅してしまう(c)

 ・「年収の高い人生」をゴールにすることは幸福か(森山)
  →とんでもない確率でここにいる(海猫沢)
  →働き方がフリーランス化(c)
  →ギャンブルさせたい人は減る(c)
  →効率化したこと自体に不満を感じるのが人間性(塚越)
  →ずっと同じこと言ってるかも(c)
  →管理教育と言われた時代と頭髪問題(速水)
  →あれは教員のマネジメント管理の問題(c)
  →教育の理想からは離れている(c)

 ・時間管理を色んな人に任せるのが大事(c)

           text by 千葉彩佳

○Life関連アーカイブ

・2013/06/23「忙しさとの競争」
 https://www.tbsradio.jp/life/2013/index.html

・2011/05/22「信じる論理、信じさせる倫理」
 https://www.tbsradio.jp/life/20110522/index.html

参考資料
ふりかえり力向上手帳 フォーサイト 2018時間管理ノート 見開き1週間 セミB5 糸綴じ ブルーマシュマロ・テスト:成功する子・しない子実践 行動経済学ニューロラカン: 脳とフロイト的無意識のリアルマインドフル・ワーク 「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える〔新装版〕 現代政治の思想と行動

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