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Life書籍化第二弾ができました!

「文化系トークラジオ Life のやり方」


第一弾はこちら
Life?~番組について~
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詳しくはこちらをご覧下さい。
イラストと番組ロゴは浅野いにおさんに描いていただきました。
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2007年2月 アーカイブ

2007年2月 1日

1月27日放送「『働く』ということ」Part4(外伝1)


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。


20070201.jpg

外伝からIT・音楽ジャーナリストの津田大介さんも参加しています。
参考資料↓

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2007年2月 2日

1月27日放送「『働く』ということ」Part5(外伝2)


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

なぜ鈴木謙介はcharlieと名乗りつづけるのか?
その理由がこのパートで初めて明らかに...

20070202.jpg
「ツンデレ!ツンデレ!」「萌え!萌え!」by気鋭の若手社会学者

このパートでメールをご紹介した上山和樹さんが
ブログでLifeの内容に言及してくださってます。
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20070203

■放送後のスタジオの様子をご覧いただけます。
※動画をご覧いただくにはWindows Media Playerが必要です。

参考資料↓

※↓サブ・パーソナリティの斉藤哲也さんが編集した新刊です

http://saitoshokai.seesaa.net/article/32189024.html#trackback
「大学で愛読していた『わかりたいあなたのための現代思想・入門]』の現代版を作りたい、ってことで、企画しました。」の一言が泣けます。
(プロデューサー はせがわ)

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次回、2月3日(土)のテーマは「東京」

※2月のLifeは毎週ウェブ中継を行います。
パソコンがあればインターネットでリアルタイムに放送が
聴けますので、ラジオをお持ちでない方もぜひ。

「東京」

出演は鈴木謙介(charlie)、佐々木敦(批評家)、
仲俣暁生(フリー編集者)、柳瀬博一(サラリーマン編集者)、
津田大介(IT・音楽ジャーナリスト)

「東京」って言葉、わりと曖昧に使いますよね。僕みたいな地方の人間からすれば、一都三県の大学に進学するのは、全部ひっくるめて「東京に出て行く」って感覚だけど、三多摩と23区、西東京と東東京、中央線と東横線、渋谷と吉祥寺、それぞれ違った特徴があるって言う人もいるわけで。

それともうひとつ面白いのは、最近、また東京が再開発の時期に入ってるってことですね。秋葉原や六本木は劇的に変わりつつありますけど、渋谷だって、昔から馴染みのあった建物が、気がついたら駐車場になってる、なんてことも、最近は多いような気がします。

今回は、そんな変化の節目にある「東京」をテーマに、いま東京で何が起ころうとしているのか、なんで東京にばかり資本や文化が集まるのか、地方から見た「東京」のイメージなどを語っていこうと思います。それぞれの「思い出の上京ソング」なんかも聞いてみたいですね。

リスナーの皆様には、「あなたにとっていちばん『東京』を感じるのはどんなところ?」あるいは「東京で一番好きなところ(場所・人など)」というテーマでメールを募集します。もちろん東京在住の方以外でも、「東京にあって地方にないもの」「東京にどんな感情を抱いているか」なんかを挙げていただいてもOKです。年齢、性別もお忘れなく。
メールはlife@tbs.co.jpまで。

text by charlie

※メールを読まれた方には浅野いにおさんが描いてくれた
番組ロゴ&イラストがあしらわれたLifeバッジを差し上げます。
読まれなかった方にも抽選で毎週5名の方にプレゼント。
ご希望の方は住所をお忘れなく。
メールは出来るだけ早めに送って下さい。じっくり読めますので。

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2007年2月 5日

2月3日放送「東京」Part1


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

参考資料↓

このブロックでかけた曲は
●くるり  "東京"
●カーネーション "Edo River"

BGMとしてかかった曲は
●スクーターズ "東京ディスコナイト"
●小沢健二 "東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディ・ブロー "
●サニーデイ・サービス "東京"
●沢田研二 "TOKIO"

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2007年2月 6日

2月3日放送「東京」Part2


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

20070206.jpg

参考資料↓

このパートでかけた曲はcharlieが選んだ
●YUI "TOKYO"

ちなみにYUIちゃん、翌日のNHK「トップランナー」に出てましたね
http://www.nhk.or.jp/tr/2006album/070204.html

このパートのBGMは
● pizzicato five  "東京は夜の七時 "
●椎名林檎 "正しい街 "
●長淵剛 "東京青春朝焼物語"

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2007年2月 7日

2月3日放送「東京」Part3


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。
参考資料↓

このパートのBGMは
●シャ乱Q "上・京・物・語"
●チャットモンチー "東京ハチミツオーケストラ"
●友部正人 "一本道"

「郊外」についてはまた機会をあらためて取り上げたい
と思います。       (プロデューサー はせがわ)

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2007年2月 8日

2月3日放送「東京」Part4(外伝1)


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。
20070208.jpg

下北沢の問題については下記をご覧ください
仲俣さんのブログ
http://www.big.or.jp/~solar/shimokitazawa.html

別の番組で取材したときの記事
http://www.tbs.co.jp/radio/stand-by/attack/20040920.html
http://www.tbs.co.jp/radio/stand-by/attack/20050613.html

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2007年2月 9日

2月3日放送「東京」Part5(外伝2)


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。


■放送後のスタジオの様子をご覧いただけます。

動画を見る 放送後の様子(動画:3.6MB)
※動画をご覧いただくにはWindows Media Playerが必要です。

参考資料↓

※今回の内容に言及してくださっているブログをご紹介します↓
北海道出身者から見た「東京」。興味深いです。
http://www.consadole.net/ishimori/article/38

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次回、2月10日(土)のテーマは「憧れの女性(ひと)」

※2月のLifeは毎週ウェブ中継を行います。
パソコンがあればインターネットでリアルタイムに放送が
聴けますので、ラジオをお持ちでない方もぜひ。

憧れの女性(ひと)

「男子校の部室」とか言われがちなこの番組、前々回に初の女性ゲスト(本田由紀さん)をお迎えして僕らもちゃんと女の人と話せるんだぞ!ということを証明して見せた(?)にもかかわらず、次回はど真ん中直球で野郎臭いテーマです。バレンタイン前ということで、パーソナリティたちがわいわいと、ちょっと優雅に言えば雨夜の品定め、実態は単に憧れの女性像を語り合い、互いの妄想と自意識の痛々しさを確認する(号泣)、という回をやろうと思います。

具体的な人の名前も挙げていきたいんですが、そうでなくても、ショートカットかロングヘアか、スカート派かパンツ派か、お姉さん系か妹系か、ギャルっちょはアリなのかナシなのか、一番萌える(?)シチュエーションはなんだ、等々、男同士の醜い神学論争も、期待できるんじゃないかと思っています。特にあだち充原理主義者を名乗る森山さんが何を言うか、興味深いところです。

リスナーの皆さんからも、「あなたの憧れの女性(女性像)」を募集します。アイドル、モデルにアーティストから、果ては二次元バーチャルキャラクターまで。あなたの憧れの女性を挙げてください。今回は、バレンタイン前の企画ということで、男性だけじゃなくて女性の皆さんからも「同性から見て憧れる女性」を募集します。「男子って何でこういう女に弱いわけ?」みたいなお叱りでもOK。男性編は、ホワイトデーの前にでもやろうと思ってますので、その時に是非。life@tbs.co.jp

メールはぜひお早めに。属性がわかったほうが楽しいので年齢などもご明記ください。

PS:そうそう、ネタメールもガチの「俺の萌えポイント」メールも大歓迎なんですが、できるだけたくさんのメールを紹介したいので、なるべく短めに書いてもらえると助かります。いや、冬ソナ第一回も真っ青な、ベタベタなボーイミーツガールを原稿用紙20枚くらい書いて送ってきていただいても、僕らは楽しいんですが、やっぱりラジオでは放送しきれないので……よろしくお願いします。

text by charlie


さて、お知らせがあります。
来週、2月17日(土)には「映像のカリスマ」こと黒沢清監督がゲスト出演してくださることになりました!新作『叫』http://www.sakebi.jp/index.htmlはLifeがこれまで語ってきたことと通じるテーマを持った映画だと思いますので、東京論や時代論などをお伺いしたいと思います。皆さんからは「黒沢監督に聞きたいこと」「黒沢作品を観て思うこと」というテーマでメールを募集します。特に、Lifeの番組プレゼントで試写会に行かれた方はマストで『叫』についてメールを送って下さいね。映像のカリスマに直接質問ができる貴重なチャンスですよ!life@tbs.co.jp



そしてもうひとつお知らせ。
2月24日(土)のLifeの放送は特別番組が放送されるため休止となります。が、しかしその分翌日の25日(日曜日)の深夜25時30分から28時まで、暦で言うと26日(月)の午前1時半から4時まで2時間半の深夜スペシャルバージョンを放送することになりました!ついに念願の深夜帯に進出だ!けど日曜日の深夜ってどうなの...いや、それでも聴いてくれる人がいるに違いないと信じて生放送でやります。この週はいわゆる「スペシャルウィーク」というやつでして、要するに皆さんに聴いていただけるかどうかで、その後の番組の運命を左右したりするわけです。こんな番組があってもいいとお思いでしたらなにとぞ。ラジオをお持ちでない方、AM954が入らない地域にお住いの方も、ウェブ中継でお聴きいただけます。

              (プロデューサー必死だな ええ必死です)

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2007年2月12日

2月10日放送「あこがれの女性(ひと)」Part1


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出演は鈴木謙介(charlie)、森山裕之、津田大介

20070212.jpg

まず訂正がいくつかあります。
森山さんのテーマとしてかかった曲は"背番号のないエース"ではなく、
"タッチ"。charlieが萌えた『ロミオとジュリエット』のジュリエット役は
ローレンス・オリビエではなくオリビア・ハッセーの間違いです。
ラジオネームselaさんからご指摘のメールを頂戴しました。
「童顔巨乳!」とか言ってハシャいでる場合ではありません。
また放送中にも訂正しましたが、深津絵里さんが出演された映画は
櫻の園』(中原俊監督)ではなく、『1999年の夏休み』(金子修介監督)。
ショートカットつながりでつみきみほさんとごっちゃになったものと
思われます。こちらはヒカルさんからご指摘頂戴しました。
今回のcharlie、いろんな意味で壊れ気味ですので(笑)、
ほかにも何かありましたらご指摘よろしくお願いします。

参考(?)資料↓ 

このパートでかけた曲は
●サニーデイ・サービス "会いたかった少女"
●Wheatus "Teenage Dirtbag"

このパートのBGMは
●岩崎良美 "タッチ"
●YMO " 君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス- "
●RCサクセション "大きな春子ちゃん"
●斎藤由貴 "悲しみよこんにちは "
●The Who "リリーのおもかげ"
●Derek and the Dominos "いとしのレイラ"
●トレイシー・ソーン "ファム・ファタル~宿命の女"

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2007年2月13日

2月10日放送「あこがれの女性(ひと)」Part2


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。
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Life布教本部主任伝道師心得さんから仲俣さんに贈られた本命チョコ
前日が誕生日だった仲俣さん、大変感激されていましたよ

参考資料↓

このパートでかけた曲はcharlieが選んだ
●安室奈美恵 "CAN'T SLEEP,CAN'T EAT,I'M SICK"

このパートのBGMは
●Benny Sings "Little Donna"
●18 Wheeler "Nature Girl"
●Stone Roses "Sally Cinnamon "

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2007年2月14日

2月10日放送「あこがれの女性(ひと)」Part3


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

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「ワセジョ(早稲女)原理主義」津田大介氏

参考資料↓

このパートのBGM
●ホフディラン "ゆで卵"
●斉藤和義  " 君の顔が好きだ "
●Favorite Blue 愛よりも激しく 誰よりも愛しく
●Tahiti80 "Heart Beat"

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2007年2月15日

2月10日放送「あこがれの女性(ひと)」Part4(外伝1)


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。
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「人生で必要なことはすべてあだち充から学んだ」森山裕之氏

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2007年2月16日

2月10日放送「あこがれの女性(ひと)」Part5(外伝2)


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

■放送後のスタジオの様子をご覧いただけます。
動画を見る 放送後の様子(動画:3.3MB)
※動画をご覧いただくにはWindows Media Playerが必要です。

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2月17日(土)のテーマは「『叫』~黒沢清監督を迎えて」

※2月のLifeは毎週ウェブ中継を行います。
パソコンがあればインターネットでリアルタイムに放送が
聴けますので、TBSラジオが入らない地域の方もぜひ。

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今週のLifeは新作映画『叫』の公開(2月24日~)を前に、

映画監督の黒沢清さんをゲストにお迎えします。

20070217pre.jpg

聞き手は鈴木謙介(charlie)、佐々木敦、仲俣暁生

たとえば、「霊が見える」という人がいます。僕はその話を否定も肯定もしませんが、もしも、死んでしまった人が見える、あるいはその人と話ができるとしたら、それはどういうことなのだろう、と時々思います。死んだ人といつまでも話ができたら、誰かが死ぬことは悲しいことじゃなくなるんだろうか。それよりも、死んでしまえと思っていた人といつまでも関係が切れなくて、ウザい思いをすることになるんだろうか。

黒沢清監督の新作映画「叫」は、幽霊の叫びをテーマにした本格ミステリーですが、試写を観て僕が思ったことは、「死んだ人と付き合いながら、未来に向かって生きていくこと」の難しさです。このLifeという番組は、初回の「バブル」からずっと、過去と未来の間で、変わっていくもの、消えていくもの、新しく現れてくるものについて語ること(時には「叫」ぶこと)を、テーマのひとつにしてきましたが、今回は、黒沢監督をゲストにお迎えして、新作『叫』の話題、そしてLifeで語ってきたこととの共通点について話していこうと思います。

公開直前ということで、ネタバレになるような話はできないのですが、作品を観に行く前に今回のLifeを聴いておけば、鑑賞したときに心に残るものの重さが、がぜん違ってくる、そんなトークができればいいなと思っています。世界的な評価を受けている黒沢監督が、じきじきにラジオの生放送で自分の作品について長時間しゃべってくれるなんて、そうそうない機会だと思うので、まだ黒沢作品に触れたことがないという方も、ぜひ聴いてください。

リスナーの皆様には「黒沢清監督への質問」を募集します。『叫』を試写でご覧になった方はもちろん、過去の作品についての話題や、映画を作る上での姿勢、個性的な俳優・女優さんたちとの接し方など、何でも結構です。「黒沢清監督の作品を観て思ったこと、考えたこと」などもどうぞ。life@tbs.co.jpまでどうぞ。

text by charlie

↓『叫』公式サイト
http://sakebi.jp/index.html

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80年代、90年代、そしてゼロ年代とまさにLifeが問題にしてきた時代に撮り続けてきた黒沢清監督。いわゆる大ヒット作こそないものの、ある年代の文化系の人間にとっては特別な存在の映画作家ですよね。シネフィルとは違った角度から、charlieがどんな話を引き出すのか、また、黒沢映画に注目し続けてきた佐々木敦さん(近年は音楽や文芸方面での批評活動が目立つ佐々木さんですが、当初は『映画的最前線 1988‐1993』『ゴダール・レッスン―あるいは最後から2番目の映画』など、映画のイメージが強かったですね)や、東京論を準備中の仲俣暁生さんが『叫』をどう観るのか、などなどスタッフとしてもとても楽しみです。

ちなみにメールはなるべく早めにいただけると助かります。もちろん、放送を聴いてのリアクションは放送中にどんどん送ってくださればいいんですが、事前のお題メールが放送直前くらいに集中しがちなので。早めに送っていただけるとゆっくり吟味できるので読まれる可能性もUPしますよ。またなるべくラジオネームをつけていただけると読みやすいです。

さて、その次はいよいよ2月25日(日)深夜のスペシャルバージョン。
25日(日曜日)の深夜25:30~28:00(月曜1:30am~4:00am)の
たっぷり2時間半生放送!

テーマは「大人になること」。
どうにも大人になりきれない出演者が多い気がするこの番組ですが
(「理想の女性」の回なんてサークルの部室どころか、中学生の修学旅行
の男子部屋の雰囲気でした...)、だからこそ悶々、切々と2時間半、
「大人になること」について語り合ってもらいたいと思います。
しつこいようですが、この日はいわゆる「スペシャルウィーク」
こんなテイストの番組がラジオとしてアリなのか、ナシなのか、
問われていたりするわけです。
いつもはPodcastで楽しんでいる方も、出来る限り生放送を聴いて下さい。
TBSラジオ(AM954)が聴けない地域の方も、ウェブ中継がありますので。

                                   (黒幕はせがわ)

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2007年2月19日

2月17日放送「『叫』~黒沢清監督を迎えて」Part1


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

20070219.jpg

このブロックでかけた曲は
新作映画『叫』の主題歌
●中村中 "風になる(cinema version)"
黒沢清監督がお気に入りの1曲
●Nuova Compagnia di Canto Popolare "Jesce Sole "


黒沢清監督作品↓

※次回の放送は深夜のスペシャルバージョン。
2月25日(日曜日)の深夜25:30~28:00(月曜1:30am~4:00am)の
たっぷり2時間半生放送!
テーマは「大人になるということ」。
ウェブ中継もあるのでぜひ生放送で聴いてください!

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2007年2月20日

2月17日放送「『叫』~黒沢清監督を迎えて」Part2


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

20070220.jpg

このブロックでかけのはcharlieの選んだこの名曲
●THE BACK HORN  "未来"(『アカルイミライ』主題歌)

黒沢清監督作品↓

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2007年2月21日

2月17日放送「『叫』~黒沢清監督を迎えて」Part3

※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

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「一番好きなのは『降霊 ~KOUREI~』かも」by佐々木敦さん


参考資料↓

『エクソシストIII』はサイコスリラーの大傑作!『CURE』にヤラレた人は必見です。
リメイクしたい作品、具体的にはお答えが無かったので黒沢監督がお気に入り
として挙げている70年代アメリカ映画の中からDVD化されている作品を2本紹介。

このパートのBGM

「もしも過去に自分の家に住んでいた全ての人たちが、ゴーストになってその家に出没したら?」というコンセプト・アルバム。とても柔らかで暖かいフォークトロニカです。

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2007年2月22日

2月17日放送「『叫』~黒沢清監督を迎えて」Part4(外伝1)


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

参考資料↓

黒沢清監督作品↓


ところで、僕が『叫』の試写を観ていくつかの作品を連想したのですが、そのひとつが
内田百閒『花火』という短編小説です。「花火」には次のような一節があります。

「その時に、私はふと縁にうつ伏せになっている女の白い襟足を見入っていた。女は顔も様子も陰気で色艶が悪いのに、襟足丈は水水していて云いようもなく美しい。私は、不意に足が竦んで、水を浴びたような気持がした。私はこの襟足を見た事があった。十年前だか二十年前だかわからない、どこかの辻でこの女に行き会い、振り返ってこの白い襟足を見た事があった。ああ、あの女だったかと私が思い出す途端に、女がいきなり追っかけて来て、私のうなじに獅噛みついた。『浮気者浮気者浮気者』と云った。私は足が萎えて逃げられない。身を悶えながら、顔を振り向けて後ろを見ると...(つづく)」

怖え~ (黒幕はせがわ)

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2007年2月23日

2月17日放送「『叫』~黒沢清監督を迎えて」Part5(外伝2)


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

参考資料↓

黒沢清監督の著作↓

黒沢監督、文章も面白いっす。

■放送後のスタジオの様子をご覧いただけます。
動画を見る 放送後の様子(動画:3MB)
※動画をご覧いただくにはWindows Media Playerが必要です。

『叫』を「Life」的視点にこじつけるための個人的な妄想
今回、黒沢清監督をゲストにお招きしたことについてやや唐突な印象を受けた方もいたようですが、黒幕はせがわは『叫』の試写を観たときに「これはLifeで取り上げねば!」と勝手に思い込んでしまったわけです。どうしてそう思ったのか説明させていただくとですね、まず、この映画では15年前のある出来事が重要なカギになっています。15年前といえば、バブルの絶頂から崩壊に至る時期ですね。17年前のバブル絶頂期にタイムスリップするというホイチョイの映画『バブルへGO!』が同じ時期に公開されている(内容は対照的ですが)のが、また何とも興味深いです。→2006/10/07 「バブル」ってなんだ?http://www.tbsradio.jp/life/20061007_bubble/

『叫』の主な舞台は湾岸地域。バブル期に「ウォーターフロント」として急激に再開発が進み、さらに現在の再・再開発ブームの舞台にもなっている場所ですね。また殺人の被害者の一人は八王子出身ということになっています。まあ別に八王子という場所が大きな意味を持っているわけじゃないと思いますが、わざわざ八王子の実家のシーンがあったりして、東京の西の方の出身の僕には印象的でした。八王子はバブル期には都心の地価上昇でベッドタウンとして注目され、都心から大学が次々に移転してきましたが、バブル崩壊後は人口増も鈍化、百貨店も次々撤退し、再・再開発で急成長する立川に差をつけられているという印象があります。→2007/02/03 「東京」
http://www.tbsradio.jp/life/20070203/

この八王子出身の被害者を演じているのが葉月里緒奈さんなんですが(って言っちゃうとちょっと違うんですが、詳しくは言えません)、葉月さんのデビュー作は山田太一さん脚本のドラマ『丘の上の向日葵』('93、名作!)。このドラマの舞台が八王子市南大沢のニュータウンだったことを思い出します。山田太一といえば、山田太一原作の映画『異人たちとの夏』('88、大林宣彦監督)も、『叫』を観て連想した映画のひとつです。『異人たちとの夏』は地下鉄旧新橋駅(汐留のあたり。再開発の現場ですね)のシーンから始まる映画ですが、この映画の主人公と女の幽霊の関係が、『叫』の主人公と女の幽霊の関係と似ています。バブルの絶頂に向かう時期に公開された『異人たちとの夏』と、「バブル・アゲイン」なんて言われ始めている時期の『叫』。
それから、もうひとつ。ネタバレになっちゃうとアレなんで詳しくは言えませんが、僕には『叫』が一種の「Lost Generation」(→2007/01/13「失われた10年~Lost Generation?」http://www.tbsradio.jp/life/200701210lost_generation/)映画のようにも思えたんです。幽霊を演じる葉月さんが'75年生まれで僕とほぼ同い年、思いっきりこの世代だってこともありますが、前述の八王子の実家で母親が、殺された娘について「定職にもつかずアルバイトをしながら気儘に暮らしておりました。~でもそのように育てたのは私たちなんです。誰にも頼らず自由にやっていけ、って。そんなことをいまさら後悔してもどうしようもありませんが」とか言うわけです。で、この母親はなぜか娘の婚約者だった男に金をせびられ続けている、と。なんかねえ、フリーター、ニート問題を連想してしまいました。バブル期に新しいポジティブな生き方みたいな煽てられ方をしていたフリーターが今じゃ「再チャレンジしなきゃいけない人」って何だよ、とか。

さらに、この映画では一種の「ひきこもり」が重要なポイントになっています。これも詳しくは言えませんが、誰からも忘れ去られて死んだとき、肉体は滅びても強烈な孤独感と不満と憎悪だけが残ったら...?思い出したのが萩原朔太郎の『死なない蛸』という有名な詩。存在を忘れられた水族館の蛸が、空腹のあまり自分の足を食べ、内蔵を食べ、脳を食べ全身を食べ尽くして消滅してしまうという内容。その詩を引用して無駄に長いこの文章を締めることにいたします。(青空文庫より引用)


 或る水族館の水槽で、ひさしい間、飢ゑた蛸が飼はれてゐた。地下の薄暗い岩の影で、青ざめた玻璃天井の光線が、いつも悲しげに漂つてゐた。
 だれも人人は、その薄暗い水槽を忘れてゐた。もう久しい以前に、蛸は死んだと思はれてゐた。そして腐つた海水だけが、埃つぽい日ざしの中で、いつも硝子窓の槽にたまつてゐた。
 けれども動物は死ななかつた。蛸は岩影にかくれて居たのだ。そして彼が目を覺した時、不幸な、忘れられた槽の中で、幾日も幾日も、おそろしい飢饑を忍ばねばならなかつた。どこにも餌食がなく、食物が全く盡きてしまつた時、彼は自分の足をもいで食つた。まづその一本を。それから次の一本を。それから、最後に、それがすつかりおしまひになつた時、今度は胴を裏がへして、内臟の一部を食ひはじめた。少しづつ他の一部から一部へと。順順に。
 かくして蛸は、彼の身體全體を食ひつくしてしまつた。外皮から、腦髓から、胃袋から。どこもかしこも、すべて殘る隈なく。完全に。
 或る朝、ふと番人がそこに來た時、水槽の中は空つぽになつてゐた。曇つた埃つぽい硝子の中で、藍色の透き通つた潮水と、なよなよした海草とが動いてゐた。そしてどこの岩の隅隅にも、もはや生物の姿は見えなかつた。蛸は實際に、すつかり消滅してしまつたのである。
 けれども蛸は死ななかつた。彼が消えてしまつた後ですらも、尚ほ且つ永遠にそこに生きてゐた。古ぼけた、空つぽの、忘れられた水族館の槽の中で。永遠に――おそらくは幾世紀の間を通じて――或る物すごい欠乏と不満をもつた、人の目に見えない動物が生きて居た。
~                 
                            (黒幕はせがわ)

上山和樹さんがブログで言及してくれています↓
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20070222#p3

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2007年2月25日

2月25日(日)のテーマは「大人になるということ」

みなさん、サイゾー3月号45Pはご覧になりましたでしょうか?
charlieのやけに爽やかな笑顔とともに「Life」が紹介されております。
さて、次の放送は2月25日(日)深夜のスペシャルバージョンです。
24日(土)夜8時は特番が放送されるため「Life」は休止となります。
スペシャルウィークなのに休止ってところに文化系の切ない立ち位置
が示されているという説もありますが、深夜の方が番組のテイストに
あってる気もするし、だったらここで数字をとってやろうじゃないか!
(と、取れるといいな...)
ということで次回は25日(日曜日)の深夜25:30~28:00
(暦で言うと月曜1:30am~4:00am)のたっぷり2時間半生放送!

ウェブ中継もやりますので、遠方の方やラジオを持っていない方も
今回はぜひリアルタイムで聴いてください。

(※右上の「スペシャルなお知らせ」からアクセスしてください)。
お友達などにも薦めていただけるとうれしいです。
今回はこんな時間の生放送にもかかわらず、Lifeのレギュラー陣
(鈴木charlie謙介、森山裕之、津田大介、斎藤哲也、佐々木敦、
仲俣暁生、柳瀬博一)が全員勢ぞろいします!(黒幕 はせがわ)

では、テーマについてはcharlieから↓

「大人になるということ」

オトナって何ですか?というのは、簡単なようでやっぱり難しい問いでありまして、さかのぼれば「なんでコドモだけ早く寝なくちゃいけないの?ずるい!」なんて言ってるコドモから、「年齢はオトナになったけれど、中身はオトナになれたかなあ」とか悩んでる青年まで、オトナは大問題だ、という人もいるでしょう。けれど、そういうことに全然疑問を持たずに、「オトナなんだから当たり前じゃん!」って言えちゃう人もいるわけで。

オトナって、どうしたってやっぱり曖昧。というわけで今回は、スペシャルバージョンの2時間半を使って、「オトナになる」ってどういうこと?というテーマで話をしていきます。卒業とか成人とか出産とか、人それぞれに「オトナの基準」はあると思うんですけど、いつまでも好きなものばかり追いかけて、オトナになりきれない感の漂う文化系たちが、「オトナ」を語ります(大丈夫かな……)。

リスナーの皆様からは、「あなたがオトナの条件だと考えること」または「自分がオトナになったと思った瞬間」というテーマでメールを募集します。「これこそがオトナだと思う人物、キャラクター」なんてのを挙げてもらってもいいですね。また、「最近の若い人たちはオトナになれてないんじゃないか」とか「昔はこんな風にオトナを考えていた」(注1)という、上の世代からのメールも大歓迎です。life@tbs.co.jpまで。

注1:「企業の中では、今の職業を一生の仕事にするかときかれて、イエスと答えない青年が珍しくなくなったし、何を専攻するかときかれて、もうしばらく広くいろいろと勉強してからと答えるのが、大学院生や研究者の一般的風潮になってしまった。形の上では就職しても、その企業職員としての自分を本当の自分とは思わず、本当の自分はもっと別の何かになるべきだ、もっと素晴らしい何かになるはずだ、と思いながら、表面だけは会社の仕事をつつがなくこなし、周囲に無難に同調するタイプのサラリーマン。すでに形の上で結婚し、子どもさえできていても、それで本当に自分の身がかたまったと思っていない男女。みんなが、その実人生においてお客さまで、自分が本当の当事者になるのは、何かもっと先であるかのように思っている。」

これは、1981年に出版(元の文章は1978年)された、小此木敬吾『モラトリアム人間の時代』の一節です。このころの若者は、おそらくもう40代後半~50代でしょう。でもなんだか、今の若者に向けられてるのと、同じことが言われている気がします。このころの若者は、その後、どんなオトナになったのでしょう。

text by charlie

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2007年2月26日

2月26日放送「大人になるということ」Part1


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「15歳で初エッチか...」完敗を認め腕を組む森山裕之氏↑


参考資料↓
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このパートでかけた曲は↓
●ユニコーン "すばらしい日々"
●小沢健二 "流れ星ビバップ"

このパートのBGMは
●H2O "想い出がいっぱい"
●トモフスキー "大人なので"
●SUGAR "If I Can't Change Your Mind "
●XTC "I'd Like That"
●Sweetmouth "Dangerous "

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2007年2月27日

2月26日放送「大人になるということ」Part2


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参考資料↓

このパートでかけた曲は
●The Cure " In Between Days "


このパートのBGMは
●Kings of Convenience " I don't know what I can save you from (Royskopp remix) "
●Van Morrison "Moondance"
●真島昌利 "さよならビリー・ザ・キッド"
●New Order "Regret"
●OWEN "Most Days And "
●小沢健二 "愛し愛されて生きるのさ "

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2007年2月28日

2月26日放送「大人になるということ」Part3


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「締め切りを守るのは子供なんですよ」↑屁理屈王子っぷりを発揮する斎藤哲也氏

参考資料↓


このパートでかけた曲はcharlieが選んだ
●100s "希望"

このパートのBGMは
●Red House Painters "Have You Forgotten"
●globe "Precious Memories "
●Young Marble Giants "Colossal Youth"
●川本真琴 "愛の才能"
●槇原敬之 "遠く遠く"
●R.E.M. "Nightswimming"

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