出演:charlie(鈴木謙介)、森山裕之、速水健朗、西森路代、塚越健司、海猫沢めろん、宮崎智之
「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで~」Part7(26'02")
〇オフラインの友人関係
・「ソーシャルメディアは終わる」と言い続けてきた(charlie)
→ROM専でネットワークを広げる方に行かないのが大半
→SNSを追っていないと会話もできないような時代ではなくなった
→じっくりコミュニケーションすれば分かる、に
→見られている意識さえないインスタのストーリー機能
→オフラインでコミュニケーション出来る人とだけ深めていく
・インスタのストーリーの良さがわからない(塚越)
→投稿していると思っていない(c)
→本当に消えてしまうことで意識する機会すらなくなった(c)
→いろんなつながりへの回路が減ったともいえる(c)
→mixiのような日記を介してコメントしていくかたち(宮崎)
→そのレベルの煩雑さもない(c)
→24時間で見えなくなるようなものを見る人の親密度(西森)
・リアルの人間関係に閉じていると逆にネトスト化(c)
→仲良くなるための回路が無くなった結果(c)
〇「なにもしない」を一緒にする
・カラオケで違うジャンルの曲を歌っても盛り上がれる空間(塚越)
→共有するものが無いのは今更(charlie)
→じっくり付き合って仲良くなれる人は限られる(c)
→リアルの時間の取り合いが始まる(c)
→ゼミ・サークルなどあらゆるセクターが学生の時間を取りに来る(c)
→親密な時間ばっかりだからそれ以外のことを時短で(c)
・暇な学生はいないのか(西森)
→最近は見ない(c)
→ラーニングコモンズで勉強したり会議したりする学生たち(c)
→何か目的にまい進できる場所の方がにぎわう(c)
・意外と会話に目的があった『セトウツミ』(西森)
→目的無しで会話ができるか(c)
→「会話がもたないから」彼氏と行けないテーマパーク(c)
→親密ではないのでは(塚越)
・Willを作るは私が私を統治するテクニックとのつながり(塚越)
→駄弁りはその中間?(塚越)
→価値観の話(charlie)
→目的に向かってミーティングするのをいいとは思ってないのかも(c)
→Willを何かと思うかは世代に寄りけり(塚越)
→何かのための場所が増えて、そこに人が集まってる(c)
→無目的性の贅沢(宮崎)
→人間関係は無目的を共有するのが大事(宮崎)
・関係論的自由(塚越)
→無目的に一緒にいるのも意思した行為(塚越)
→望まないとできないこと(c)
→他者との関係は同意がいる(c)
〇それだけで価値のある時間
・急な休みにドライブがしたい(リスナー)
→車はコスパが悪いと言われるがそれでも(リスナー)
→無駄なことをする、も時間の使い方(森山)
→何かに還元されるから価値がある、というわけではない(c)
→「だらだらしよう」のSMAPの歌(西森)
→無駄な時間も質が悪いとは思わない(森山)
・本当にそのことだけに価値がある時間(c)
→それを掠める商売との線引きは微妙(c)
→本当に時間を潰している駄弁りとそうでないときは区別できない(塚越)
→統治されているテクノロジーが否か(塚越)
→「日記はいいぞ」と言われて書くことと、
自分の気持ちのために書くことは違う(塚越)
→テクノロジーに使われてるのか自分を作るテクノロジーなのか(塚越)
→朝活手帳かリアル朝活か(c)
→未来に依存しているパターン(塚越)
→未来が過去が、ではなく現在に帰着して現在を使うことが出来ない今(c)
→そのためのテクノロジーはいっぱいある(塚越)
→大きなうねりの中では人間のあり方も変わる(塚越)
text by 千葉彩佳
○Life関連アーカイブ
・2016/04/24「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」
https://www.tbsradio.jp/life/20160424/index.html
・2013/11/30「鈴木謙介×宇野常寛〜『ウェブ社会のゆくえ』」
https://www.tbsradio.jp/life/20131130/index.html