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2017年1月 アーカイブ

2017年1月 1日

2016年12月25日Part5「文化系大忘年会2016」

撮影:ササキミチヨ
Life954_yanase&meron_20161225.jpg
         柳瀬博一&海猫沢めろん

「文化系大忘年会2016」part5(34'36")

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○社会は感情的になっているのか
・過剰に苦情・本音が優先される現在(メール)
 →むき出しの本音が目立つ一年(メール)
 →感情的なものは取り上げやすい、が正しい(charlie)
 →インターネットはメディアでありコミュニケーションツール(柳瀬)
 →感情が世界を網羅しているように見えるが必ずしもそうではない(柳瀬)
 →拡散機能がついてしまったことで問題に(柳瀬)
 
○何かが生まれるコミュニケーション
・じっくりちゃんと話をすることが大事に(charlie)
 →企業も風通しの良いコミュニケーションから何か生まれるかも、に(charlie)
 →顔の見えない日本企業の強さ(常見)
 →「ワンジャパン」の発想(常見)
・キーワードは「混ぜる」
 →立命館アジア太平洋大学の、学生が留学生と授業を作る「混ぜる教育」(柳瀬)
 →いろんな人とコミュニケーションする中で起きるマドルスルー(宮崎)
・混ざるときにうまくいく場には誰がいるのか(charlie)
 →周りに人が集まってしまう「ナイス」な人(charlie)
 →自分はいろんな人に顔を出して人を混ぜる(charlie)
 →マンション管理組合の例(柳瀬)

○ナイスな人々
・日本のAI復権のためには若者・無名の人に機会を(柳瀬)
 →それぞれは顔が見えない人の「当たり」を極大化するメーカーの開発部門(柳瀬)
 →『シン・ゴジラ』に見えるある種の願望(charlie)
・みんなが変で、変な奴が面白くてすごいことをする今(柳瀬)
 →常にナイスな人がいるのではなく、混ぜ方次第でナイスになる人がいる(charlie)
 →差配する人がナイスでなければ(塚越)
 →管理職の負荷が増えている(常見)
・パラ・オリンピック東京プレゼンのスタッフィング(速水)
 →出来る30代に仕事をさせるために40代・50代を省く(速水)
 →若手起用で元気に(柳瀬)
・いろんなものが転がるようにした方がいいのかも(charlie)
 →ナイスな組み合わせを探せる力がある人(charlie)

○次回のイベントは1月29日に紀伊國屋書店新宿本店で

○これからのラジオと距離を考える
・ラジオが生放送というだけで価値のある時代ではなくなった(charlie)
 →ラジオというフォーマットを取ることの意味を問われる(charlie)
 →ラジオのフォーマットの再発明を目指さなければ(charlie)
・距離の重要性(塚越)
 →ラジオは微妙な距離で話すことができる(塚越)
 →どのように関与するのかが重要に(塚越)
 →メディアとの距離の取り方の変化(charlie)

             text by Life助手:千葉彩佳


○Life関連アーカイブ

・2007/11/25「暴走するインターネット2.0」
 http://www.tbsradio.jp/life/20071125/index.html

・2007/01/06 「ラジオ」
 http://www.tbsradio.jp/life/20070106/index.html

参考資料↓

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2017年1月 2日

2016年12月25日Part6(外伝1)「文化系大忘年会2016」

撮影:ササキミチヨ
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         常見陽平&宮崎智之

「文化系大忘年会2016」part6(29'38")

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◯文学のポスト・トゥルース
・ポストトゥルース的な石原慎太郎の『天才』が売れる(倉本)
 →小学生が内容を信じる(倉本)
・「私」を作る近代小説の試み(海猫沢)
 →小説の中の「私」は必ずしも筆者のことではない(海猫沢)
 →読者の側の読み方の一つとしてはある(海猫沢)
 →日本語には基本的には私という人称がなかった(倉本)
・ファクトとトゥルースの違い(charlie)
 →真実はいつも1つ、というが事実は1つで真実はいっぱいじゃないか(塚越)
 →何が真実かわからない、のポストモダン(charlie)
 →俺が信じたものが偉い、のポストトゥルース(charlie)

◯本物とは、人間とは何か
・実は新しくないAIものと映画『エクス・マキナ』(海猫沢)
 →作られた人工知能と会話して人格を確かめる(塚越)
 →人工知能の問題を考えるために人工知能が必要(塚越)
 →アルゴリズム独裁のような無意識の差別が反映される事象 (塚越)
 →どこまでが人間なのか判断できなくなる(塚越)
・何が本物で何がVRなのか分からなくなるVRの心理実験(宮崎)
・人工知能は作れても身体系はさっぱり(柳瀬)
 →脳が主人公だと思っているのは人間の勘違い(柳瀬)
 →身体もコミュニティを望んでいる(柳瀬)
 →脳は物語性を重視して現実を処理する(柳瀬)
 →AIが身体含めた人間のサーヴァントとしてどうなるか(柳瀬)
 →概念は体にインストールされない(charlie)
 →フィクションを信じるための理屈を作ってきた(charlie)
 →人間の身体性を外し理念だけで作られたものへの反発(charlie)
・因果関係で考える人間、相関関係で考えるコンピューター(塚越)
 →物語として教えてくれることで僕たちの行動を操る(塚越)
 →主体的に関わろうという人は必要(塚越)

◯AIの可能性
・なぜギリシャ貴族と奴隷のようにはならないのか(柳瀬)
 →有用の経済学の破綻
 →何の役にも立たないものに色々なものを費やしている(charlie)
 →指向性で考える必要(charlie)
 →AI に消費は出来ない(柳瀬)
 →人間は生きたいと同時に死にたいと願う並列性を持つ(塚越)
・『大きな鳥にさらわれないよう』のAI(倉本)
 →本来なら必要ないはずの比喩を使う人間(倉本)
 →現状は文章生成しかできないAI による小説(宮崎)
 →人間にできない飛躍がもしできるのなら純文学向き(宮崎)
 →人工知能が最初に作る物語は神話(charlie)
 →パターンがあるものを作れないわけはない(charlie)
 →神話素をコンピューターが知りつつある(塚越)

             text by Life助手:千葉彩佳


◯Life関連アーカイブ

・2016/10/23「2.5次元を生きる~VR・ポケモン・コンビニ人間」
http://www.tbsradio.jp/life/2016102325vr/index.html

・2014/10/26「フィジカルの逆襲」
http://www.tbsradio.jp/life/20141026/index.html


参考資料↓

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2017年1月 3日

2016年12月25日Part7(外伝2)「文化系大忘年会2016」

撮影:ササキミチヨ
Life954_meron&nishimori_20161225.jpg
         海猫沢めろん&西森路代

「文化系大忘年会2016」part7(40'04")

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○2016年のゲームとお金
・FFなど大型タイトルの続編が出た年(charlie)
 →スーパーマリオラン(charlie)
 →評価低いがニンテンドーが本気で作るとここまでできるのかと(海猫沢)
・お金を払わないのは若い人が圧倒的に多い(海猫沢)
 →パッケージにではなくゲームの時間短縮のための課金に(charlie)
 →課金でやっとみんなと同じステージ、が嫌なのか(倉本)
 →今のゲーム好きはそのためにお金をかけられる人(charlie)
 →マリオランでそれが身体性に戻ってこないか(charlie)
・見えにくいがガチャ系のゲームの方がやばい人は多い(海猫沢)
 →どれだけ課金してもどうにもならない領域(charlie)
 
○コミュニケーション、どこまでやるか
・改ざん可能の余地をどこに設定してくるかでゲームの面白さは変わる(塚越)
 →僕らはテクニックでやっていた(塚越)
 →人付き合いでもすぐ別れるのか交際のやり込みをするのか(塚越)
・『逃げ恥』は面白かったがあそこまでやってあの程度か(塚越)
 →何やってんの男だろ、と言われて、じゃあ女だったらそうはならない、と(塚越)
 →古い呪いを解いていく話(塚越)
 →関係のやり込みとは(塚越)
 →やめない、ということ(charlie)
・ソーシャルメディアでは合わなかったらブロック(charlie)
 →ナイスな人のアサーティブなコミュニケーション(charlie)
 →ブロックするしないは状況による(西森)
 →コミュニケーションには相手がいる(charlie)
 →ナイスな関係を築く力の必要性(charlie)
 →何でも交換可能にしてしまうと無駄なコストに(charlie)
・退室できないと発言する(charlie)
 →自分もブロックの対象になったときどうする(charlie)
 →非合理なものに人間は向かう(塚越)
 →交換可能なのに交換可能でない、ととりあえずする(塚越)
 →「夫婦は共同経営者」も退出不能な関係(宮崎)
 
○『逃げ恥』と逃げない理由
・逃げてもいいよと言いながら二人は逃げない(西森)
 →不合理な選択ができるのは自分なりのポイントを持っているのか(西森)
 →私は好きだから、から逃げなかったのがポイント(charlie)
・自分が好きでやってる、にこだわる以外にプロの看板を掲げる理由はない(charlie)
 →消費者のリテラシーが「私が好きだから」に向かわなければ(charlie)
 →嫌いなものならわかるから大事(塚越)
 →主体的に関与するっていうのは簡単だけど実践する意思が問題(塚越)
 →二人は意思があって一緒になったわけじゃない(宮崎)
 →きっかけのなんて本当は非合理(塚越)
 →非合理さに人生を賭けるのは怖い(charlie)
 
○漫画と感情、自分の選択
・漫画『ファイアパンチ』のメタ構造(海猫沢)
 →定められた脚本を感情で超えていく(海猫沢)
 →殺人鬼が主人公の『神様、キサマを殺したい。』(倉本)
 →いつ目覚めるのかわからない倫理観(倉本)
 →正しさと享楽の問題(海猫沢)
 →キャラクターが脚本を組み替えるというのを経験する(塚越)
 →正義と感情の爆発が正しいから楽しめるけどベタだから今とは合ってない(海猫沢)
・まあいいか、でなくなったときに何を思うのか(塚越)
 →いよいよ、となったときに選ぶものがあるといい(charlie)
・「何がしたいんだ」が出たときが終わりの『東京タラレバ娘』
 →欲深さに付き合うのは難しい(塚越)
 →どう呪いを超えていくのか(宮崎)
 →出口を強制的にふさがれたことのない人々(charlie)

             text by Life助手:千葉彩佳


○Life関連アーカイブ

・2016/08/28「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」
 http://www.tbsradio.jp/life/20160828go/index.html

・2013/01/27「友だちの作り方」
 http://www.tbsradio.jp/life/20130127/index.html


参考資料↓

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2017年1月 6日

「文化系大忘年会2016」放送後記【動画配信】TBSラジオ「文化系トークラジオLife」


長谷川裕プロデューサー(黒幕)×鈴木謙介(charlie)


倉本さおり×宮崎智之


撮影:Ustream & Movie Support
三上洋 @mikamiyoh / 千頭和良也 @macabc / ノダタケオ @noda

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