2015年12月27日Part3「文化系大忘年会2015」
撮影:会田邦秋
塚越健司さん 柳瀬博一さん(左は大熊弘樹さん)
「文化系大忘年会2015」Part3
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◯情報過多時代と体感型コンテンツ
・文脈を踏まえた文化より、その場で体感できるようなもの(charlie)
→送り手側として見てほしいところはそこか?(charlie)
・体感型コンテンツが盛り上がる理由とVRジャーナリズム(charlie・塚越)
→ジャーナリズムには主張がある(塚越)
→人の感情の動き方、データを通した時の人の感じ方を把握(塚越)
→文脈なく、伝えたいことを直接伝えることができると考える人達(塚越)
・今まではユーザーと送り手の相互作用が重要視(塚越)
→感情のフックがデータで出た時に、相互作用が起こるのか(塚越)
・感情のフックにひっかけて動員(charlie)
→ある情報と音声を組み合わせた情報に何千円と課金し操られている(charlie)
・手段の目的化と、主張の消失(塚越)
・今は超情報過多時代(柳瀬)
→人間が顔を覚えて仲良くできる数は150人(=ダンバー数)(柳瀬)
・認知心理でのレベルでしか情報が得られてなかった昔(柳瀬)
・スマホで見た情報を認識できない理由(柳瀬)
→同じ画面で得られる情報が桁違いに多いから脳に蓄積されない(柳瀬)
・映画『アメリカンスナイパー』やピケティのヒット、実は今年(柳瀬)
→四半期ベースで忘年会やったほうがいいくらいの情報量(柳瀬)
・情報過多の今、瞬間的な感覚の刺激でしか興味をむけてもらえない(柳瀬)
・体感型コンテンツの刺激は2種類(charlie)
→情報過多の中で感覚的に身体を揺さぶるような刺激(charlie)
→自分なりに読み込んだ情報の中で感じる刺激(charlie)
・資本力の勝負とダンバー数問題(塚越)
・刺激反応モデルだけでは楽しめない時(塚越)
→感情的な動員につられる一方で、近い人との繋がりを求める(塚越)
・動物的に刺激されたことで人間的に関心をもつパターン(charlie)
→目に見える身近に感じられるものは友達や家族(charlie)
・現代の観光、コンテンツより誰と来てもらうかが大事(charlie)
・チェーンレストラン(マクドナルド・和民)の崩壊(柳瀬)
→チェーンそのものが広告だったが、今はスマホで食べたいお店を検索(柳瀬)
→ソーシャル・キャピタルを持つ店が人気を持つ(柳瀬)
・BRUTUSのスナック特集(柳瀬)
→スナックに訪れる客層の変化と観光客化(柳瀬)
・新宿ゴールデン街と北千住(速水)
→外国人ばかりのゴールデン街に感じる危機(速水)
→職住近接、地元の若い女性が集まって飲んでいる北千住(速水)
・今年の日本映画で大活躍なリリー・フランキー(メール)
・橋口亮輔監督『恋人たち』(鶴賀太郎さんからのメール)
・山下達郎ライブ中断事件(塚越)
→「俺達のクリスマスはまだおわらない!」(塚越)
text by Life助手;新井亜主美
○参考URL
「VRジャーナリズム」はホントに普及するのか NYタイムズマガジンの編集長に直撃」 東洋経済オンライン(text by大熊 将八 :東京大学4年生)
http://toyokeizai.net/articles/-/70783
「山下達郎、のどの不調によりライブ中断」音楽ナタリー
http://natalie.mu/music/news/170678
「A WALK IN ARMANI:Shinjuku
東京の異国を巡る"アルマーニ散歩" Vol.3 新宿 ── 菊地成孔、深夜の新宿を征く」
http://gqjapan.jp/fashion/fashionstory/20151120/axp-a-walk-in-armani-shinjuku
「マクドナルドが一斉に閉店した日」@nifty Daily Portal Z
http://portal.nifty.com/kiji/151112195028_1.htm
○Life関連アーカイヴ
2009/09/27「"居場所"の現在」(西田亮介ほか)
http://www.tbsradio.jp/life/20090927/
2014/06/22「里山ウェブの時代」
http://www.tbsradio.jp/life/20140622/
参考資料&選曲↓
このパートでかけた曲
●山下達郎"クリスマス・イブ"(塚越健司さん選曲)
BGM↓
●The Spandettes "Love Me Leave Me"
●TV Girl "Misery"
●Roman à cle "The Prisoner"
●The Bird & The Bee "Will You Dance?"
●Jonas Alaska "I'm Sorry"
●Soggy Cheerios "あたらしいともだち"
●Ultimate Painting "Sweet Chris"
●June And The Well "Francis"
●Heather Woods Broderick "Up in the Pine"
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