6月22日「秋葉原連続殺傷事件」Part7
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・事件自体に目新しさを感じない。
映画「タクシードライバー」の時代 からあるテーマ(リスナー)
→目新しくないかは微妙。繰り返されてもタクシードライバーに
回収されない残余はある(charlie)
・「騒いではいけない」と言いながら、みんな騒いでいるという事実(charlie)
・今回の事件に関連しそうな作品はあるだろうか?(charlie)
→舞城王太郎や,村上春樹の「海辺のカフカ」。
犯人はこれに出会う機会があったのか?(仲俣)
→これらの作品に出会う回路が断たれているとしたら,彼がどういう
作品に出会うチャンスがあったのか?
・今の25歳の男子は何を読むのか。(charlie)
→エロゲー,ライトノベル,セカイ系の想像力も不透明になって
きている。その次のフェーズが見えない(charlie)
・過去の事件では,最初に文学が反応してきた(仲俣)
→「コミュニケーションへの渇望」の中で物語は機能しうるのか(仲俣)
・私たちは永山則夫から何も学ばなかったのか?(リスナー)
→今回の事件と永山則夫を結ぶ回路はない(仲俣)
・永山則夫が小説を書いていれば事件を起こさなかったか?
→表現で発散すると凡庸なものにしかならないから事件に暴発する。
平凡さを許容してくれないプレッシャー(charlie)
・社会学が強くなっている一方,逆に文学の弱まっている事を感じる(仲俣)
・矢沢永吉は借金を抱えた時,自分を外から見る視点を作った(斎藤)
→ルサンチマンから抜ける,ということをやった。凹んだ境遇にある人に
これが支えになれば強い(柳瀬)
・壮絶な人生だから言える事があるのと同時に,想像的な人間だから
こそ言える事もある(charlie)
→想像できる言葉を失った時に,実経験に基づいた話が抑圧になる(charlie)
・作家の役割を社会学者が肩代わりしている(charlie)
参考資料↓
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