2018年12月23日「文化系大忘年会2018」Part5(26分21秒)
出演:鈴木謙介(charlie)、鈴木謙介、速水健朗、文月悠光、伊波真人、永田夏来、海猫沢めろん、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、伊波真人、斎藤哲也
〇イベントのお知らせ
・2019/1/27「文化系大新年会2019」@新宿紀伊国屋(斎藤)
・サブパーソナリティもみんな来ますよ!(斎藤)
〇「正しさ」を迫られて
・オンラインの言葉の裏にあるものをめぐるしんどさ(c)
・今年の英単語「justice」(c)
→「正しさ」は言葉を使う人間には一番怖い(c)
・正義を相対化する言葉も正義に与する言葉も発することが出来ない(c)
・社会学が色々言われた年(速水)
・男らしさとは何かを考える『たてがみを捨てたライオンたち』(倉本)
→そこにある答えへの「屈服」ではない、話し合って答えを作るプロセス(倉本)
〇いま熱い⁈ カジュアルになっていく詩歌
・「詩歌が来ている」と聞くが(宮崎)
→自ら詩を作ってから作品に触れる傾向(文月)
→詩のイメージのカジュアルな変化(文月)
・短歌業界以外の人にも短歌が読まれるように(伊波)
→歌集の重版が増える(伊波)
・情報過多な散文的情報に疲れている(文月)
→詩の余白が求められる(文月)
・詩とポップカルチャーとの並列受容(伊波)
〇短くなければ伝わらない
・日常的に触れるのは話し言葉ですらない10文字程度(c)
→「長く書いて正しく伝える」が出来なくなっている(c)
・10文字で自分の正義を表明しなければ受け取ってもらえない(斎藤)
→右派的ポピュリズムの短くキャッチーなフレーズに左派も学び始める(斎藤)
・「ゆっくり合意へ」にNOと言われる今(c)
・神田松之丞のホッとする言葉(永田)
〇詩と時代
・ジェンダーと詩の関係に変化はあるのか(宮崎)
→かつては生活詩が中心だった女性詩人も女性性を前面に押し出さなくなった(文月)
→主夫の詩、同性愛的な作品などの登場(文月)
・短歌は写実が基本、時代を反映(伊波)
・言葉を尽くすことのしんどさ、尽くしたことでのこじれ(c)
・『ファーストラヴ』の加害者と被害者の逆転構造(速水)
text by 千葉彩佳
〇Life関連アーカイブ
2017/06/25「"共感"される"エモい""パワーワード"を"忖度"して"PR"!」
https://www.tbsradio.jp/life/20170625pr/index.html
2012/06/24「ソーシャル時代の"世間"考」
https://www.tbsradio.jp/life/20120624/index.html