2018年11月4日
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part5(29:29)
出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也
〇何なら着てもいい服ですか
・何を着たらいいのかわからない時代(c)
・「好きなものが無い」ことへのコンプレックス(塚越)
→どうやってハマるのかの方法を誰も教えてくれない(塚越)
・みんな「浮かないファッション」を知りたがっている(宮崎)
・一度個性的になることでオシャレ文脈から逃れられる(宮崎)
→それを「圏内」に戻していく(宮崎)
・「圏内」は社会的基準(c)
→文脈が掘り下げられないと「浮かない」ものを選ぶ方向に(c)
〇「本当の自分」のためのメイク
・パーソナルカラー診断が最初に踏み込む一歩に(倉本)
・メイクは自尊感情のレッスン(倉本)
→「似合うものがある」という肯定があると楽しい(倉本)
・大きな価値基準が溶解した後に残るのは「本当のあなたを見つけられるもの」(c)
・人間が場所ごとにキャラを変えるのは当たり前(c)
→「本当の自分」はどこにいるのか(c)
・「自分のために」を追っていくと沼にハマる(塚越)
・趣味だからこそ楽しめる(ひらりさ)
〇身体とジェンダーとファッション
・服で自分ではなく他人をコントロールする『幸服論』(宮崎)
→人をコントロールするパーツとして自分を機能的に捉える男性(c)
・一昔前のナンパ師のダサさ(リスナー)
・10人中7,8人が認めるファッションを目指す「脱ダサさ」(宮崎)
・ジェンダー差とファッションの方向性の違い(c)
→コントロールできない身体と自分自身のミスマッチを失くそうとする女性(c)
・自分探しが止まらずに沼にハマる人たちのアイコンとしてのファッション(c)
〇情報の中のファッション
・機能がはっきりしていて色々試せるからこそハマるメイク沼(永田)
・90年代は情報へのアクセス自体が特権(永田)
→今は情報の中で何を選ぶか(永田)
・デパコスとプチプラコスメの二極化(ひらりさ)
・80年代的なオタク対新人類を取り巻く情報の枠が無くなった(c)
・記号が作用しない時代(斎藤)
→記号としての消費研究から脳科学へ(c)
text by 千葉彩佳
〇Life関連アーカイブ
2017/04/23「春の「がんばり迷子」相談室」
https://www.tbsradio.jp/life/20170423/index.html
2012/08/26「"楽しくやろう"というけれど...」
https://www.tbsradio.jp/life/20120826/index.html