「食の平成史~この30年で食べるようになったもの・食べなくなったもの」Part2(30'30")
出演:charlie(鈴木謙介)、倉本さおり、澁川祐子、速水健朗、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也
〇お節食べますか?
・お節料理を食べなくなった(リスナー)
→冷食の発展は便利だが何もできなくなるかも(リスナー)
・個人的には最近お節を作るように(charlie)
・デパ地下での注文は逆に増えた(速水)
→高価なものから売れていく(c)
〇全国区になるローカル食材
・ゴーヤ、恵方巻など一地方のものが全国の食卓に(リスナー)
→地方を取り上げるコンテンツ(リスナー)
→食材に地方が関係なくなる(c)
・甘くなかったアボカドの思い出(宮崎)
→ネット経由で野菜などのローカル知識に詳しく(c)
→ゴーヤの調理の仕方も分からなかったが今はネットに書いてある(倉本)
→料理しようと思えばかなりのものが作れるように(c)
〇お前はパクチーを許せるのか問題
・スーパーに並びはじめたパクチー(倉本)
・タピオカ、グリーンカレー、パクチーetc...
アジアの料理が市民権を得た30年(澤田D)
・パクチーを受け入れられなくて苦労(リスナー)
→「パクチーが駄目」と言うとみんなが啓蒙モードに(リスナー)
→お前らいつからパクチー好きになったんだ?(c)
・平成初期のイタ飯ブームの直前にエスニックブームが登場(澁川)
→カテゴリ化したのは平成(速水)
・ある時期まではみんな「微妙」と思っていたはずのパクチー(速水)
→現地人は食べないパクチーサラダ(倉本)
→エスニック的なものを過剰摂取する快楽(倉本)
・人は遺伝子ではなく経験で好き嫌いを決める(澁川)
→牛乳を飲めるようになった日本人から見る「経験と食の好み」(澁川)
〇家計調査に見る日本の食卓
・家計調査を元に食卓の変化を見る(c)
→米の激減、中食の増加(c)
→味の変化を支えているのは中食・冷食のバリュエーション(c)
・「ちょい足し調味料」の流行(倉本)
→調味料の種類の増加(c)
→簡便化(速水)
〇カレー概念は進化する
・インドカレー、グリーンカレーの普及(リスナー)
→家庭のカレーも箱のルーからレトルト主流に(リスナー)
・レトルトの調理法が湯せんからレンジに(リスナー)
・カレーの多様化(澁川)
→欧風カレーとは別の食べ物としてのインドカレー(澁川)
・カレー屋に並ぶなんて概念はなかった(宮崎)
・カレーの匂いに郷愁を覚える、という回路が薄まっている(倉本)
→記憶の切り替わりをカレーで実感(倉本)
・子供へのキャンペーンで普及したカレー(c)
→中国でも同様のキャンペーン(c)
・僕らの思うインドカレーは最初から日本人が作っている(c)
〇『美味しんぼ』に見る世相
・平成の社会問題・食文化を反映する『美味しんぼ』(倉本)
→タイ米のおいしい食べ方を紹介(倉本)
text by 千葉彩佳
〇Life関連アーカイブ
2010/04/25「様々なる定番」
https://www.tbsradio.jp/life/20100425/index.html
2011/02/27「ふぞろいのグローバル化」
https://www.tbsradio.jp/life/20110227/index.html