出演:charlie(鈴木謙介)、文月悠光、速水健朗、塚越健司、倉本さおり、宮崎智之、斎藤哲也ほか
「平成カウントダウン~この30年で何が変わったか」Part6(外伝1)(44'26")
〇平成のイメージ:テクノロジーと貧困
・平成のイメージ、多くが「テクノロジー」と「貧困」(メール/海猫沢)
→納得するが過去のものだとも思う(メール/海猫沢)
・テクノロジーが貧困をなくすはずが逆に(速水)
・左翼が「自然に帰ろう」を掲げ始めたのが21世紀(charlie)
→世の主流が自然主義・自然回帰に(c)
・鉄腕ダッシュの農業風景(倉本)
→研究者レベルのテクノロジー利用(c)
〇適応のモノづくり
・スターウォーズの新シリーズと今までの違い(速水)
→作り手も登場人物もみんな誰かのファン(速水)
→ファンが作ったものにはファンしか出てこない(速水)
・「○○みたいなもの」に引き寄せられる聞き手(c)
→新しすぎるものになりたいわけではない作り手(c)
・成長か適応か(塚越)
→今は人とのかかわりの中で適応していくのが主流(塚越)
・iPhoneのようなものを作るのは創造性に取りつかれているからか(塚越)
・今は抑圧的にバージョンを上げていこうとはしない(速水)
〇自己実現としてのファン
・ファンの時代による変化(速水)
→サブカルチャーとしての愛好、負から生まれたものだった時代(速水)
→今のファンは負を背負わない(速水)
→自己実現・永続的なものとしてのファン活動(速水)
・今のオタクの持ち上げられ方が気持ち悪い(リスナー)
→オタクコンテンツに対する壁の喪失(c)
→「これが無いと生きていけない」人が地雷っぽく(c)
・課金を続けないと自己実現できないタイプのオタクたち(倉本)
→何でもタダの時代にお金を払うこととは(速水)
→「ステージに上がる」を失った時代の定額サービス(c)
・お金の単位の感じ方の変化(倉本)
〇どこの誰に好かれたい?~ファンとのコミュニケーション~
・岡崎体育的なモデルの強さ(c)
→「ファンのヒエラルキーを作るのか」と言って炎上(速水)
・スマホのコンプガチャなどのお金を使えば段階が上がるモデルはおかしい、に(塚越)
→廃人は強くなりたいんじゃなくて推しが欲しい(塚越)
・ソシャゲのはトップの0.1%が支えている(速水)
→まだ発展途上の構造(速水)
・問題はファンとどういう風にコミュニケーションしていくか(c)
→コンテンツ作りと集客・集金の間が開いてく(c)
・消費者≠ファン(文月)
→SNSで見られる感想は発言したい人のバイアスがかかっている(文月)
・アクションしたい人はお金を払う(c)
・誰を大事にするか(文月)
→どこかで古いファンを切り捨てることになってしまう(文月)
→人気を獲得していくためにジレンマを抱え込む(c)
・FGOからバズった『歴メシ』(倉本)
→ちゃんとしたものにクラスタの興味が重なるとバズる(倉本)
・羽生君のプーさんでお金を得るのはディズニー(速水)
→プーさんを投げ込む人はコントロールできない(速水)
・層を耕すことは出来る(倉本)
→作り手側からやると炎上する(文月)
〇次の時代の文化産業は
・平成の文化産業は中間のつなぎが失われた(c)
→自分一人で全部コントロールするのか(c)
→何でも出来るならそうすればいい(文月)
→それができないなら編集なりに守ってもらう(文月)
・ネットで直結するモデルが良いものとして語られた(速水)
→生身が結構傷つく時代(速水)
・これから出てくる人は自分で全てをコントロールしたくなるか(c)
→自分の創造性と世の中の見る力を見て(塚越)
・天才志向とコラボレーション志向(c)
→天才を求めた平成、ではこれからは(c)
text by 千葉彩佳
参考URL
・新城カズマで『スターウォーズ 最後のジェダイ』超完全ネタバレ評
https://note.mu/sinjowkazma/n/n6a7db25d27b9
〇Life関連アーカイブ
・2007/06/03 「運動」
https://www.tbsradio.jp/life/20070604/index.html
・2017/06/25
「"共感"される"エモい""パワーワード"を"忖度"して"PR"!」
https://www.tbsradio.jp/life/20170625pr/index.ht