出演:charlie(鈴木謙介)、楠正憲、速水健朗、西森路代、塚越健司、倉本さおり、海猫沢めろん、斎藤哲也、宮崎智之
「Life貨幣論~お金について本気出して考えてみた」part7(29'27")
出演:charlie(鈴木謙介)、楠正憲、三上洋、速水健朗、西森路代、塚越健司、倉本さおり、海猫沢めろん、斎藤哲也、宮崎智之
「Life貨幣論~お金について本気出して考えてみた」Part7(29'27")
○発展途上の電子マネー化
・最近はSuicaやクレジットカードの使用で
現金を意識する機会は少ない(リスナー)
→電子マネーには抵抗ないが仮想通貨にはまだ抵抗(リスナー)
・現金に抵抗感(リスナー)
→電子マネーはどんどん便利に。もっと現金不要になってほしい(リスナー)
→未整備の家計簿サービスにはまだ危険なものも(charlie)
→大学単位管理アプリの不正使用について大学が声明(塚越)
→Google・Facebook認証の流れ(charlie)
→送金などになると難しい責任の所在(楠)
・日本のルール作りは最先頭に近い(楠)
○文学から見るお金
・文芸では重要な要素であるお金(charlie)
→仮想通貨・クレカには抵抗 宮部みゆき『火車』のイメージ(リスナー)
→角田光代『紙の月』とお金の実体性(倉本)
・『流転の魔女』で描かれる5千円札から見た流通の世界(倉本)
→信仰の対象となるお金(倉本)
→お札に何を使うのか、はその国のお金に対する考えが反映される(倉本)
→見えないものだが刻み込むことで王の身体を人々に知らしめる(塚越)
→ある種キャラ的に扱われるお金(charlie)
→ビットコインは1サトシという単位を使用(楠)
→近代以降の人でお札に出来る人は?(charlie)
→村上春樹は?(塚越)、宮崎駿(倉本)
→人間だと角が立つからキャラクターで(charlie)
→ピカチュウならanywhereに近い!(倉本)
・『キャッチャー・イン・ザ・トゥルース』に登場する仮想通貨「Wei(ウェーイ)」(倉本)
→リア充の鳴き声(海猫沢)
→音のアイコン性は大事(charlie)
→どういうカードで支払ったのか認識してもらう必要(楠)
→サウンドアイコンを権利として保護できるように(charlie)
・川端裕人『リスクテイカー』とお金の歴史(海猫沢)
→お金っていつもどこかで破綻する(楠)
→昭和の新円切り替え・アメリカのニクソンショック・徳政令の周期......(楠)
→国が発行しているから信用できる、は日本独特の感覚(charlie)
→国が発行していない通貨(西森)
→軍票が使い物にならなくなる(塚越)
→『カイジ』のペリカ(倉本)
→刑務所で通用する煙草(charlie)
・『ポリティコン』の唯腕村が表す「お金の無い面倒くささ」(倉本)
→人と人とで交換をするときにやっぱりそこで権力が生じる(速水)
→何を交換すると価値があるか、で生々しくなってセックスに行きつく(速水)
→権力がある方が交換しやすくなる(charlie)
→お金への恐怖は統一価値の交換関係ができると絆が壊れるという恐怖(塚越)
→「ハウが動いた」「気持ちが動いた」の感覚(塚越)
→ビットコインも最初は「気持ちが動いた」の構造(塚越)
→それを全部ぶちこわす統一基準の怖さ(塚越)
→『ドッグヴィル』のように気持ちだけで図られても困る
→人数が大きくなると仕方のないことではある(塚越)
→補助的に使われていた貨幣が経済の中心に(速水)
text by 千葉彩佳
○Life関連アーカイブ
2017/06/25
「"共感"される"エモい""パワーワード"を"忖度"して"PR"!」
https://www.tbsradio.jp/life/20170625pr/index.html
2010/11/28「クリスマス資本論」
https://www.tbsradio.jp/life/20101128/index.html