出演:charlie(鈴木謙介)、速水健朗、西森路代、柳瀬博一、塚越健司、倉本さおり、海猫沢めろん、斎藤哲也、宮崎智之
「"共感"される"エモい""パワーワード"を"忖度"して"PR"!」part5(33'39")
○ストーリーの力
・心に刺さるのはストーリー(メール)
 →今のネットは出オチで刺さらない(メール)
 →「エモい」の熱量はネットの枠の無さと合う(charlie)
・あらすじは書評家のアドバンテージ(倉本)
 
○聞きたいものしか聞こえない
・聞く側が共感を求める(charlie)
 →同じ意見で固まるクラスタ内では疑問・批判が生まれない(c)
・フィルターバブルで右の人には右のニュースだけ届く(塚越)
 →戦いになると和解できない(塚越)
 →ジョック・ヤング『後期近代の眩暈』が先取りする過剰包摂(塚越)
 →みんなが過剰に包摂され、排除される存在に気づけない(塚越)
 →弱者がさらなる弱者を叩く構造(塚越)
・排除の仕組みの中の、みんなが一緒に見える過剰包摂(c)
 →何かの仲間は必ず見つかるから排除されている感覚がない(c)
 →過剰包摂とは「あなたはひとりじゃない」(charlie)
 →「あいつはやばいが俺は平気」という思い込み(塚越)
 →それを指摘する人はブロック(塚越)
 →様々な利害を折衝するはずの政治の言葉にも(c)
 →そこに専門知識は入れない(塚越)
 
○情報の速度と取り残してきたもの
・話が通じなければブロック、対話以前の問題の今(charlie)
 →言葉をどのように言っていくのがいいのか(charlie)
 →言葉を使いすぎてその場その場で情報が多すぎる(塚越)
 →過去選択しなかった何かの「幽霊」への敬意(塚越)
・ネットの言説の動き(倉本)
 →固定化されない知識に目が向いてしまう(倉本)
 →書籍は書かれたものは動かず、読む側が揺蕩っている(倉本)
 →余裕がないとできないリッチメディア(塚越)
・今はだれでもウェブにアクセスして流される(charlie)
 →真面目に情報を追いかけているのは一部のインフルエンサーだけ(c)
 →持ってこられた情報に、それ以外のスピードで入ってくるものがない(c)
 →もっと良質な知識を(塚越)
 
○いいものが欲しい、を繋ぐために
・なぜ皆ウェブの情報以外に興味がなくなったのか(charlie)
 →デバイスの問題(海猫沢)
 →2005年ごろからテレビが効かなくなる(海猫沢)
・世間事(=テレビ)、仲間事(=SNS)、自分事(海猫沢)
 →ここを間違えると問題が起きる(海猫沢)
 →メディアの人はタダの言葉の流通に目をやりすぎている(柳瀬)
 →広告なしで売れた「シン・ゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅に」(柳瀬)
 →ちゃんとしたコンテンツにお金を払うという部分では健全に(柳瀬)
 →ビジネスのやり方は良いのに、言語の部分だけフェイク(柳瀬)
・お金の流れがメディア単位からコンテンツ単位に(charlie)
 →再投資を高めていくやり方は(charlie)
 →個人がコンテンツに投資するクラウドファンディング(柳瀬)
 →志にお金を出す人に還元するシステムからより良いものが(c)
 
○次回の放送は8月28日(日)25時〜
 
                                     text by 千葉彩佳
○Life関連アーカイブ
・2017年2月26日Part1「ポスト・トゥルースのその先へ」
  http://www.tbsradio.jp/life/2017/03/index.html
 
・2016/12/25「文化系大忘年会2016」
  https://www.tbsradio.jp/life/201612252016/index.html
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TBSラジオ「文化系トークラジオLife」
偶数月・第4日曜日25時〜生放送!
AM954/FM90.5 
ラジコ、ツイキャス、Ustreamでも生配信
















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