出演:charlie(鈴木謙介)、速水健朗、西森路代、柳瀬博一、塚越健司、倉本さおり、海猫沢めろん、斎藤哲也、宮崎智之
「"共感"される"エモい""パワーワード"を"忖度"して"PR"!」part3(31'03")
○次回のLifeのイベントは・・・
7/16(日)、紀伊國屋書店新宿本店にて
西森路代さん仕切りで、岡室美奈子さんを迎えてのドラマトーク!
○悪くないはずのPR
・企業や自治体の恋ダンス(メール)
→何一つ説明されてないのに明るい職場感をうける怖さ(メール)
→アメリカ政治もテレビも、大人の思惑が入っている(塚越)
・PRは悪ではない(塚越)
→ネットメディアでは従来のゆるさ・わかりやすさがなくなる(塚越)
→PRが紛れ込んでいるから騙された気分に(塚越)
→みんなに分かるようにするのが一つの方向性(charlie)
→「パクリでもなんでも数字を稼いだ方が偉い」
というコンプライアンスの甘さ(charlie)
→メディアを大衆が監視するしかない(塚越)
→メディアが恐れる大衆(塚越)
○誰が誰に届けるのか ~プロの目線から~
・いかにして人々の心を掴むか(charlie)
→茫漠とした大衆にばら撒いているのに良い反応だけ欲しがる(c)
→インフルエンサーマーケティングはメディアの敗北(塚越)
→見る側もやる側も辛い仕組みなのでは(塚越)
→「プロよりも私に近しい人の方がいい」という風潮はプロの敗北(c)
→専門知識はいらないのか、つぎはぎでいいのか(c)
・作られたエモさで見る側は萎える(西森)
→忖度してると思われないためには両方の組み合わせしかない(西森)
→悪くすると「業界人ぶってる」に(charlie)
・ボイメンの「帆を上げろ」が自然発生的にファンに使われる(西森)
→インフルエンサーすらいない(西森)
→それこそ専門知識を持った人間の敗北(塚越)
→そういう声を集めていく(西森)
○共感の時代
・共感される言葉が広がる(宮崎)
→ライターの頑張りを読者が応援しようとシェア(宮崎)
・パフォーマンスしてそれを書くとウケる(海猫沢)
→私生活をエモくして私小説を書く(宮崎)
→太宰治の「道化の精神」(倉本)
・言葉によって賢くなる(海猫沢)
→言葉が発明されるとみんな分かってしまう(海猫沢)
・穂村弘の「シンパシーとワンダー」(海猫沢)
→いずれ共感にも飽きるのでは(海猫沢)
→「よりすごい共感」と「対象への愛」(塚越)
・共感的ではないゲームコラムを紹介(海猫沢)
→エモく言うと見てもらえる(海猫沢)
→主観的なセンスオブワンダー(charlie)
→プロファンなら熱量が高くても受け入れられるが......(c)
○閉じた共感の中で
・ウェブ世界にチームでつくるクオリティの高い宣伝はまだない?(斎藤)
→明確にお金の問題(柳瀬)
→インディーズみたいに顔が見える方法(柳瀬)
→もしくは多少の枠と知名度で古くて新しい方法(柳瀬)
→その間の共感マーケティングは後戻りしない(柳瀬)
→ネットで組成できる様々なクラスタに属し閉じた共感を求める(柳瀬)
→共感だけで簡単にコミュニティが造れるのがデファクトに(柳瀬)
→島宇宙(charlie)
→これが政治に入ってきた時に(charlie)
・「AKB総選挙は残酷ショー」という話と、大島優子の「票数は愛」(塚越)
→女の子を札束で叩いて「ありがとう」と言わせるシステムから出た須藤凛々花(塚越)
→彼女がしたのはすごい問題提起では(塚越)
text by Life助手:千葉彩佳
【電遊奇譚:其十三】ロンドンのルイージマンション
http://jp.ign.com/m/game-fable/12037/opinion/
○Life関連アーカイブ
・2011/09/25「愛という名のもとに」
https://www.tbsradio.jp/life/20110925/index.html
・2010/01/24「今、聞きたい名言」
https://www.tbsradio.jp/life/20100124/index.html
このパートでかけた曲
・NMB48 「ドリアン少年」 (塚越健司さん選曲)
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