「ポスト・トゥルースのその先へ」part6(24'03")
○現状の打開策は
・「こっちでいいんじゃない?」という流れに歯止めがかからない(charlie)
→米大統領のように権限が集中していれば実際に
社会が変わってしまう(charlie)
・エジプトの友達「春が来たけどすぐ冬がきた」(冨永)
・利他主義についてのメール、社会運動論では
「余裕があるから利他性が生まれる」という考えが強いので新鮮(冨永)
→利他性を持つにも資格が必要(冨永)
→貧困者支援に一般学生を連れていくと自己責任論に陥りがち(冨永)
・なぜ「保育園落ちた日本死ね」は成功したのか
→情動を揺り動かしたのではなく、知識を問われなかったから(冨永)
・原発や安保などの知識を求められる問題はどうすれば良いのか(冨永)
→議会を賢くするしかない(神里)
→代表制をちゃんとする(charlie)
・政治家の知識面を官僚がサポートしている(神里)
→対立すべき行政の側に助けてもらっている議会(神里)
→知識、データを持っているのは行政側。国立大学の教員も同じ(神里)
・知識のバランスが悪い。議員を知的にサポートする必要(神里)
→イギリスのPOSTという組織が例(神里)
→巨災対ですね!(charlie)
・議会にぶら下げればよい(神里)
→御用学者じゃなくて、議会にお金をもらって動く人が必要(神里)
・今の仕組みは55年体制で生まれた(charlie)
→決定権だけじゃなくて、情報が必要(charlie)
→情報をオープンにして、情報を知識に変える必要がある(charlie)
○情報と知識
・情報は手に入る時代、自分の考えを補強する情報はすぐ手に入る(charlie)
・『科学的実在論を擁護する』で説かれるモデルを作る暫定的な実在論(塚越)
→科学だったらうまくいくが、再現性の低い社会科学で通用するか(斎藤)
・フランスの本『本を読む人』(倉本)
→ジプシーに本を読み聞かせたら共同体が変わっていった(倉本)
→読解力を身につけた子供に感化され、
女性が体系化する力を身につける、家族が変わる(倉本)
・信用できる人にしか貸さないモデルを作っていくと
女の人にしか貸さなくなるグラミン銀行(charlie)
→男にはすでに体系がある。情報を体系化する枠組みの外にいる
女性がサポート対象になりがち(charlie)
→社会の多様性から排除されている人々に与える
知識の体系化が必要(charlie)
・専門的な知識に対してのアクセスの壁が厚すぎる(神里)
・知識を提供すること、提供の仕方、誰が言うのかが大事(charlie)
→昔の人はそれを教養と呼んだ(神里)
→情報を知識に変えられる人が少なすぎる(charlie)
・80年代の生協運動、排除されている女性の中でも
高学歴な人が動かしていた(冨永)
→今は集まった集団内での差異が気になる時代(charlie)
→利他主義につながるのかも。担保するのは知識ではなくて宗教!?(charlie)
text by Life助手:舟橋瑞季
参考リンク
●新しい政治を生み出すために、シノドス国際社会動向研究所をつくりたい!
CAMPFIRE(キャンプファイヤー) http://camp-fire.jp/projects/view/21892
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TBSラジオ「文化系トークラジオLife」
偶数月・第4日曜日25時〜生放送!
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