「ポスト・トゥルースのその先へ」part6(24'03")
○利他主義の視点から
・個々のエゴを緩和するために利他主義が必要(メール)
→利他的な行動原理が身についていなければシェアは実現しない(メール)
→ボランティアが大事(メール)
→公共部門の修正に対する正当性になってくるのが現状(charlie)
○作家性について
・文学や絵画は、元来神の視点から描くものであったが、
表現者がどのように世界を見ているかを見て驚く、という傾向に(charlie)
・最近、すごく山田孝之が降りてくる(charlie)
→カンヌで賞を取りたいがプロデューサーをやりたい山田(charlie)
・ハリウッドのコラボレーションシステムは作家性を否定する(charlie)
・『アナと雪の女王』ジョン=ラセターへの批判を守る取り組み(速水)
→プロデューサーが意見し合うような場所を作る(速水)
→熟議的なデモクラシー(charlie)
・ジョブズには作家性があったが現在のアップルは民主的に。
オープンイノベーションを取り入れたグーグルも然り(charlie)
→しかしもう1回、作家性という視点から考えるのは?(charlie)
・山田孝之は「俺ボーカルやるから残りのメンバー全員募集!」という感じ(冨永)
→他人の作家性に賭けている、有機的な分業(冨永)
→ワンマン社長でもワンマンクリエイターでもなく、作家性を持ち寄る(charlie)
→熟議性のある民主主義は欧米の社会運動では廃れている(冨永)
・ピクサーではクリエイターの自由も守られているが、
絶対のベテランに物言いできる場を作っている(速水)
・ダメな意見も入ってくることが欠点だと思われている(速水)
→ダメな意見ほど声が大きかったりする(charlie)
・熟議のある絶対王政(速水)
→大御所のクリエイターの見逃しをチェックし、更新していく(速水)
→複数の目から作家にフィードバック(charlie)
・民主主義をやることはポストトゥルースの処方箋となるか(斎藤)
→ヒット作はできても個としての作品の価値があるか(斎藤)
・エリートによる熟議の欠点を民主主義でカバーする(速水)
→一般人の意見は却下される可能性があるが、
みんなの意思を拾い上げるしシステムを作った(速水)
→当時はグーグルが一般意思を反映できるという前提(charlie)
○一般意思の問題
・なぜノイジーマイノリティが声を上げるのか(charlie)
→ネットは儲からないから、コストがかかってでも主張したい人の声が
大きくなってしまう(charlie)
→反論がある人も手間を考えて黙ってしまう構造(charlie)
→発言量の差が世論にバイアスがかかった状況を作る(charlie)
・ルソーの一般意思は一人ひとりの考えていることと
みんなの考えが一致している状態(charlie)
→実現には全員の考えを直接吸い上げて一つの世論にまとめ上げる
仕組みが必要になるが、それは実現しない(charie)
・みんなが言っていることが正しいとされる時代(charlie)
・枠組みの話をしても、現実には欧米で様々のことが起きている(charlie)
→最後のパートでは、この議論を現実に落とす(charlie)
text by Life助手:舟橋瑞季
参考URL
●山田孝之のカンヌ映画祭
http://www.tv-tokyo.co.jp/yamada_cannes/
このパートでかけた曲
●井出泰彰 "Reckless fire"(塚越健司さん選曲)
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