撮影:会田邦秋(左)&ササキミチヨ(右)
宮崎智之さん 斎藤哲也さん
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○有名性と名乗り
・中途半端に有名になると仕事がやりづらくなると言われた(リスナーメール)
・みんながリスクを気にする時代(charlie)
→名乗りの必要性が生じた現代でどう名乗るか?(charlie)
→ヒップホップ界の名乗りの話(charlie)
・一回「おどけ」を通過してやっと社会に参入できる(矢野)
→「語る存在より語られる存在になれ」という言葉(矢野)
→自我と離れたところで語られるものを取り込んでいくZEEBRA(矢野)
→強烈な自我で有名性と自分の言葉と有名性を両立する道もある(矢野)
→みんながそんなに傍若無人にはなれない(charlie)
・日本の有名性は私小説的(大澤)
→破天荒な小説を書くために自生活を破壊することが期待される(大澤)
・自分は「海猫沢めろん」だけど本名でやる方が本当は楽(海猫沢)
→そこは転倒している(海猫沢)
・認知資本を手に入れることが自分の核と一致していると思われる(charlie)
→浜崎あゆみの路線変更と固有性の獲得(charlie)
→新宿系として固有性を打ち出した椎名林檎(charlie)
→固有性が確立しフォロワーが増えると「キャラ変」が難しくなる(charlie)
・大森靖子の「一貫性がない」という一貫性(海猫沢)
→それを固定するのが名乗り(大澤)
→バンドとソロで名前を変えるのはリスク分散になるか?(斎藤)
→自分は一つの名乗りの中で何でもしてしまう(海猫沢)
→高橋源一郎の「色々やるのが作家なんだよ」という言葉 (海猫沢)
○偉くなくなった有名人
・テレビの基準だけでキャラを規定される「文化人」(charlie)
→昔ほど文化人でいることにリターンがない(charlie)
→昔は有名人とは偉いことが前提だった(大澤)
→テレビでは実よりも名を優先(大澤)
→偉くなくてもなれる今の有名人はどういう機能を果たすのか?(大澤)
○固有性と名乗り
・自称のような「○○専門家」(charlie)
→名乗ったもん勝ち(斎藤)
・名乗ったことで仕事が来る(倉本)
→得意技を「手旗信号」と書いたらオファーが来た話(斎藤)
→固有性から有名になりうる(charlie)
→固有性を決めるのは自分であり他人でありシステム(charile)
→固有性のうまいマネージメントと差異化が必要(charlie)
→大宅壮一の「一億総評論家時代」という言葉(大澤)
・名乗りのアドバンテージは高まっている(倉本)
→有名性があだになる芸能人の本(倉本)
・イベント告知 7月31日に紀伊国屋新宿本店 詳細はツイッターで(斎藤)
・一番高い有名税は死ぬこと(海猫沢)
→不安定さで人気を得たらもう安定できない(海猫沢)
text by Life助手;千葉彩佳
○参考URL
○Life関連アーカイヴ
・2012/12/30「文化系大忘年会2012」
http://www.tbsradio.jp/life/201212302012_1/index.html
・2008/04/27「表現する人・したい人」
http://www.tbsradio.jp/life/cat189/index.html
参考資料&選曲↓
Nirvana "Smells Like Teen Spirit"(海猫沢めろんさん選曲)