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◯前近代と近代における制作者
・ジクムント・バウマンの著書より(charlie)
→フーコー曰く、かつての芸術作品制作は生活と切り離されていた(charlie)
→近代の芸術はパトロン(=勤め先)を得た人間だけが芸術制作できた(charlie)
・「人生というのは芸術作品である(フーコー)」(charlie)
・近代以降のジャーナリズムメディア発達(大澤)
→ものを作る側にまわる人が日本20世紀以降莫大な増加(大澤)
・ジャーナリズムで名を成してお金を確保できる人(大澤)
→精神的自立が担保されないのが嫌で別の食い扶持を用意してやる人(大澤)
→有名税が関わるのは前者(大澤)
・「好きなこと」と「生きていく」のあいだ(charlie)
→「自分の人生を追求することそのもの」を生きる目的にする必要性(charlie)
・金銭リターン不要な人は「好きなことをしているわたし」でいる(charlie)
・認知資本の問題(大澤)
◯固有性と名乗り、タギング
・「パートナーステータスは明かさない」「永遠はない!」(宮崎)
・自分が公開しなくても他人が関係性を公開する可能性(宮崎)
・カップル共同アカウントが別れた後の「別れました」アカウント(倉本)
・厨二病感満載のメールアドレス(大澤・倉本)
・有名性は固有性=キャラと一体、固有性は名乗りとして登場(charlie)
・旅行先で自分の名前を名乗る、書く文化(大澤)
→ヒップホップでのタギング(charlie)
・「エスパー清田くん」月まで行って自分の名前書くのか?!(海猫沢)
・承認よりもタギングしている僕ら(charlie)
→favとリツイートでしか痕跡残せない、タギングによる存在証明(charlie)
・会社員の人たちの名乗りたさ、有名になりたさはないの?(斎藤)
→悪目立ちすると生きづらい、会社に迷惑かけたら安全はない(西森)
・精神的自立、自我の発露の二律背反に近代のつくり手は苦悩(大澤)
・若手俳優で2つのタイプ、作品に呼ばれるタイプの人(西森)
→出演することでファンがきてお金を落としてもらえるタイプ(西森)
→後者のほうが炎上しやすく、清廉さが求められる(西森)
・パトロネージュな世界に戻る現代(大澤)
・現代のパトロネージュはリアクションへの期待(charlie)
・アイドルが一人立ちした時(B to B、Business to Business)(charlie)
・B to Cシステム(Business to Customer)、何として機能?(charlie)
・地下アイドル、メジャーに行きたいのか、地下のままでいきたいのか(大澤)
→テレビに出る、メジャーにいく、地下のまま、ひとそれぞれ(倉本)
・メジャーの縛りが嫌で戻ってくる地下アイドル(海猫沢)
・パトロネージュ、B to Bのほうが縛り強いのか(charlie)
・B to Bの規制はリスクからのガード(斎藤)
・『波を聞いてくれ』(沙村広明 著)(海猫沢)
・1999年縛りの大澤聡さん選曲、浜崎あゆみは有名税の典型的例(大澤)
text by Life助手;新井亜主美
○参考URL
○Life関連アーカイヴ
2014/12/28「文化系大忘年会2014」 アーカイブ
(この時の大澤聡さんも1999年選曲で浜崎あゆみをかけていました)
http://www.tbsradio.jp/life/201412282014/index.html
2013/12/29「文化系大忘年会2013」 アーカイブ
(Part3で「大澤聡さんが1999年にこだわる理由」が聞けます)
http://www.tbsradio.jp/life/201312292013/index.html
2015/10/25「なにが君のしあわせ?〜いま、承認問題を蒸し返す」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20151025/index.html
参考資料&選曲↓
浜崎あゆみ "Boys & Girls"(大澤聡さん選曲)