撮影:会田邦秋
「文化系大忘年会2015」Part9
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◯「startbahn.」から見るインターネットビジネス
・『24fps ― JRの映像展』スマートフォン内蔵ゴーグルVR(メール)
・SNS「startbahn. (スタートバーン)」代表施井泰平さん登場
→2015/12/20「startbahn.」サービス提供開始(施井)
・アート業界はツリー型の社会、上流の人が認めたものがアート(施井)
・インターネット時代における「脱中心の流れ」「リゾーム化」(施井)
→ツリー型の社会にあった批評軸がない(施井)
→質が低く、ポピュラリティがあるものしか出てこない(施井)
・「startbahn.」はリゾーム型社会において批評軸をつくり価値を見出す試み(施井)
・美術品売買と批評もできるSNS(海猫沢・施井)
→アーティスト、レビュアー、コレクターの3つのアカウント(施井)
・経済学的にフラットな世界ではピラミッド的に人気が集まる(charlie)
・「パワー・トゥ・ザ・ピープル」の世界、非合理がまかり通る(charlie)
→「小さなサークルの中では高値がつく」世界が乱立(charlie)
・アートの世界で一番高値がつくアーティストは皆中国人(柳瀬)
→中国人の作品を中国人が買うから(柳瀬)
→日本はバブルの時に印象派画家ではなく日本の作品を買うべきだった(柳瀬)
・コンテンツ評価者は、見る人と値段をつけてくれる人(柳瀬)
・評価軸が1つだとロングテールになりごく一部しか儲からない(charlie)
→評価軸をたくさん作ることは果たして本当にできるのか(charlie)
・自分達の内輪でいかに盛り上がっていても、世の中に影響するのか(永田)
・AKBはオーソドックスな昔からのパトロンシステム(柳瀬)
→秋元康のすごいところはパトロンをきちんと見つけてくるところ(柳瀬)
・インターネットで自生的な秩序が生まれて成功することは難しい(塚越)
・『ディスクロニアの鳩時計』でのパトロンは東浩紀(海猫沢)
→自由にやれるからやりやすい(海猫沢)
・初期投資ではなく、ビジネスが自立回転するまでの定期収入が大事(charlie)
→社会変革形コンテンツは短期ではなく長期的ファンディングが重要(charlie)
・クラウドファンディング、1000万越えのプロジェクトが増加(津田)
→ふるさと納税の増加(斎藤)
→自分で直接納税して、国に投資しているマインドセット(柳瀬)
・資本主義を知らずに市場経済で育った世代(柳瀬)
・シェアリングエコノミー、休眠資源の活用によるシェア(charlie)
・SEALDsはシェアリングエコノミー型政治運動(津田)
→投影しやすいモデル(津田)
・アートはすぐに理解されない(施井)
→インターネットのように流速が早いところだとアートは弱い(施井)
・投資型シェアリングは早い者勝ちモデル(charlie)
◯告知とおしらせ
・2016年最初のイベントは2/7(斎藤)
・1月上旬にジュンク堂書店福岡店でLifeブックフェア開催(斎藤)
・Life出演者LINEスタンプも発売中(塚越・charlie)
・次回放送は2016年2月28日深夜25時から(charlie)
text by Life助手;新井亜主美
○参考URL
「startbahn.(スタートバーン)」
http://startbahn.jp/
○Life関連アーカイヴ
2014/06/22「里山ウェブの時代」(Part4で施井泰平さん初登場)
http://www.tbsradio.jp/life/20140622/
2014/12/28「文化系大忘年会2014」
(Part3でインターネットビジネスの「化けの皮」について取り上げました)
http://www.tbsradio.jp/life/201412282014/
参考資料↓