「ブロック化する社会をどう生きるか」Part5
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◯社会運動とブロック化
・世の中のありとあらゆることを遮断、ソーシャルミニマリスト化(charlie)
・情報を遮断してセカイ系になる(海猫沢)
→わからないけれどやらなきゃやばいと感じるつらさ(海猫沢)
・ブロック、ミュート、自分が思っているよりできていない世の中(charlie)
・だらしないブロック(仁平)
→昔は情報への接続が課題、今は侵入してきた情報の切断方法が課題(仁平)
→切断しきれずセカイ系に穴が空き、社会への接続が気になってしまう(仁平)
・何もしないことも意見表明になってしまう(西森)
→政治的なものをミュートする態度すら許されない状況(速水)
・Twitterの発言はすべて公共的発信と捉えられる(松谷)
・常に公共的に話さなくてはならない問題(charlie)
・市議会議員はブロック化されていた世界(メール)
・政治家の議会発言は公共的な意味をもつ、妥協的議論ができない(charlie)
・地方議会がある意味で開かれていると感じる点(塚越)
・ゆるさに寛容になれない社会(松谷)
・自由になると多様性が増す、タグの数が増える(charlie)
→細分化されていった社会における寛容(charlie)
・『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』井上達夫 (著)より
→リベラリズムのルーツは理性と寛容、どちらにも良い点悪い点がある(charlie)
・寛容と悪しき寛容(charlie)
→集団分極化による極端化、その果てに寛容の心を失うことも(charlie)
・政治性が無化されているフェーズ(矢野)
・価値感というものが非常に相対的、客観的基準を持ち得ない(矢野)
→島宇宙で盛り上がり、お互いが無関心になっていく(矢野)
・今起こっていることはブロック化、島宇宙化、たこつぼ化ではない(矢野)
→これを支える一元的な価値観をめぐっての対立は根が深い(矢野)
・分極化が本当に起こっているのか(仁平)
・集合知同士としては進化している面(仁平)
→個別にはブロックしあうけれど集合知としては蓄積していく(仁平)
→外野は相互の論点まとめをみることで流れがわかる(仁平)
→時間を伴うと立場の転換が起こる人もいる(仁平)
・過去の失言などを学習コストとして割り切っていいのだろうか(charlie)
・動員する人される人、される人が理性を働かせる余地はない(charlie)
・今のデモは昔のような強固な動員型には戻っていない(仁平)
→島宇宙で他の島から見られている表象効果(仁平)
・アメリカ大統領選挙での高校生ボランティア(charlie)
→目の見える範囲内の関係において行うお祭り(charlie)
・アメリカの調査ではオンラインで政治的議論はしない傾向、日本と逆(charlie)
→一切情報がなく主張だけで議論したら何もできないから(charlie)
・歴史が動くときは理性ではなく身体の動員は必ずある(仁平)
→可逆的な現象であるのではないか、理性主義者でない(仁平)
・決着の付け方のスキルを身につける(charlie)
・ディベート形式が大事(仁平・charlie)
・次回放送は10/25 深夜25:00より
text by Life助手;新井亜主美
◯Life関連アーカイブ
2012/07/22「動員と革命〜10万人で何をしようか」
(國分功一郎、開沼博、水無田気流、井上明人ほか)
http://www.tbsradio.jp/life/2012072210/
2011/08/28「"祭り"の時代」(濱野智史、西嶋一泰ほか)
http://www.tbsradio.jp/life/20110828/
参考資料&選曲↓
BGM↓
●Ariel Pink's Haunted Graffiti "Live It Up"
●Ronnie Lane "How Come"
●Spin Doctors "How Could You Want Him"
●Kings Of Convenience "Live Long"
●Emitt Rhodes "Live Till You Die"
●Jimmy Raney "Morning Of The Carnival"