「ブロック化する社会をどう生きるか」Part3
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◯TwitterのブロックとLINEのブロックについてまとめ
・Twitterは情報のフィルタリングに近いブロック(仁平)
→親密圏で話しているつもりが公共圏に出てしまう息苦しさ(仁平)
・LINEのブロックは自分がブロックされていることに気がつかない(仁平)
→自分がいる世界が唯一のものなのかわからない不安(仁平)
◯親密圏を選択的に作れる現状とブロックの関係
・LINEは相手がいることが前提、相手との関係性の選び方(charlie)
・近距離でコミュニケーションができるツール(mixi)(charlie)
→自分だけのエリアに来る人をおもてなし、気遣い疲れ(charlie)
→LINEはmixiに似ている近距離コミュニケーションツール(charlie)
・SNSで先輩の相容れない側面が見えてしまった(メール)
→ブロックすることではなく、スルーする力を身につける(メール)
・インターネットの時代は引き算の人間関係(charlie)
→ブロック化する社会の大前提(charlie)
・引き算された方の人間はわからないので葛藤が生じる(charlie)
→親密圏は、ブロックで選択的に作れるようになってしまっている(charlie)
・以前は世の中の人からやいのやいの言われない環境をつくる親密圏(charlie)
→今は人を選んでその都度つくりあげる親密圏(charlie)
・フィルターしたい情報のために作られるTwitterのサブアカウント(charlie)
・LINEは人をよりわけて親密なグループをつくる(charlie)
・ブロックとスルー、僕もなかでは同じもの(海猫沢)
→「人なんか信用してない、わかりあえないでしょ!」(海猫沢)
→40すぎるとコストかけたコミュニケーションがつらい(松谷)
→わかりあえはしないけれど、違う意味での馬鹿だったと気づく(仁平)
・理由がないがブロックされていた、仮設住宅でわかりあえた事例(仁平)
→個別のブロックと、社会的な事象によるブロック(仁平)
・ブロックすることを気にしない、感情を入れない(海猫沢)
・葛藤を経た40代のブロックと葛藤を経験していない20代のブロック(松谷)
→今は喧嘩しないためのブロック(charlie)
・津田大介さんからのメール
→ブロック化という意味ではネット炎上と繋がる(津田)
→Twitter、エゴサーチとの向き合い方が変化(津田)
・親密圏におけるブロックは傷つけ合わないための作法(charlie)
・自分で選択して親密な関係を作れる社会は負荷が高い(charlie)
→だからブロック、仕方ないが若い時からそれでいいのか(charlie)
→親密な人との間柄もネット経由で進展させている(charlie)
・どこまで自由になったといっても外せない、負ってしまっている何か(塚越)
→埋め込まれている関係性を自覚するからこその複雑さ(塚越)
・ブロックといえばこの曲「The Block Party」(矢野)
→親密圏とも公共圏とも言える黒人コミュニティ(矢野)
text by Life助手;新井亜主美
◯Life関連アーカイブ
2014/09/27
「別のしかたで弱いつながりを読み、ウェブ社会のゆくえを考える」
http://www.tbsradio.jp/life/20140927/
2013/01/27「友だちの作り方」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20130127/
参考資料&選曲↓
このパートでかけた曲
●Lisa "Left Eye" Lopes - The Block Party (矢野利裕さん選曲)
BGM↓
●P. Hux "Live Like a King"
●Andre 3000 "She Lives In My Lap"
●Pinback "How We Breathe"
●Jim Noir "How To Be So Real"
●The Roots Feat. Dice Raw "How I Got Over"
●Red Sleeping Beauty "How Do You Kill Your Food"