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2012年08月26日「"楽しくやろう"というけれど...」未読メール1

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「仕事について楽しくやれているか?」というと、
いまは仕事を楽しく向き合えるように、自分をコントロールできるように
なったと思います。無邪気に楽しめているかというと、楽しむように働く
フォームを体が覚えたといっていいかもしれません。

そもそもが働きたくないけど、必要に迫られて働いているタイプの
もとニートなのですが。そんな自分でも十数年働き続けると、仕事を
楽しめた時期とそうではない時期がありました。その実体験から思う
ことは、自分のやりたい事と、所属する組織(会社や業界)が求めている
事が重なっているとき、自分の承認欲求が満たされている居場所が
あるときに、仕事を楽しく感じられていたと思います。
自分が自発的に欲しいと思うスキルや仕事の成果と、会社が求めて
いる成果が重なり、自分の仕事が評価される職場で働くことができること、
その需要と供給のバランスがとれていて、評価と手応えが感じられる
ポジションがあるときには、わりと仕事は楽しいものに感じられていました。

また、社会不適応な自分でも仕事しかしない毎日を十数年も繰り返すなかで、
否が応でも「仕事の型」を体が覚えていく一面があるように思います。
体で覚えるというと体育会系に聞こえますが、毎日毎日、好きでもない作業
を繰り返すうちに、仕事の価値基準や成果に対する快楽中枢みたいな
回路ができあがるとった身体的な側面があるように思うのです。

予告編でもお話がありましたが、仕事という型や物差しを演じる、さらに
演じること自体を無意識にできる状態というのでしょうか。いまとなっては、
月曜の朝は仕事が憂鬱でも、いざ出社すれば無意識に体が仕事の感覚
を思い出して、勝手に仕事のリズムで動いてくれるようなになっています。

仕事への自分のモチベーションがある状態を意識して、さらにその型を
コントロールできるようになれば、ある程度は安定してモチベーションを
持続できるようになれます。それは「仕事を楽しむ」という気持ちが、
純粋なもので訳もなく湧き出してくるようなものではなく、単に仕事と
向き合う上でテクニックとして維持するものだと割り切っているから
なのだと思います。

仕事がしたいのかと問えば、本心は昔と変わらずに働きたくないと
思っている自分がいるのですが......。


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仰向けのモジャお 京都市 26歳

ライフクルーの皆さん、こんばんは。

「楽しくする」というのは、楽しむということ以外に
仕事を続ける動機を会社が(あるいは社会が)与えられなく
なったからではないでしょうか。

バブル崩壊前なら、なんとなく企業が成長していくイメージ
が各人のなかにあり、成長する企業の中で出世していく
自分のイメージがあり、出世のためにせっせと働くのが
サラリーマンとして当然という考えがあったので
楽しくなくても仕事が続けられたのではないでしょうか。

ところが現代では、企業の成長は約束されず、
(若い社員にとっては)団塊世代の管理職、役員によって
ポジションが占拠されているので出世も約束されません。

そんな中で仕事を続けていく・続けさせるには
「楽しむ」という、単純で誰でも賛同できそうなキャッチフレーズ
を導入するしかなかった、のではないでしょうか。

ちなみに私は、製造業の研究開発職なのですが
仕事の作業ひとつひとつが楽しいとは考えられない方なので
早く仕事を終えて帰るにはどうしたらいいか、というところに主眼を
置いて何時に帰れたら何点、と自己評価することでゲーム化して
楽しむようにしています。
(そして残業時間減らせるので上司にも喜ばれます)


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匿名匿住所 48歳

私はアダルトビデオの男優を約4半世紀近くやっているのですが、
常に言われるのが「いつもイイ女とやって金も貰えて楽しそう」です。

いちいち、そんな甘いもんじゃない!と反論するのも疲れるので
今は敢えて否定はしない様にしていますが、自分はこの仕事で
正直楽しんだ事は一度もありません。

じゃあ何故アダルトビデオの男優に?と疑問が次に続くでしょうが
説明すると長く成りますから割愛させて下さい。
今は「楽しそう」、「 愉しんで見える」のも仕事なのだと思う様に
頭のシフトを変える事としました。


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東京都 ともちゃん

チャーリーお帰りなさい。赤木さん、好きです。

楽しくやれというけれど・・
というテーマですが、そもそも底辺のレベルではそんなこと
求められません。私は国立大を出て、就活を大ゴケして今は
医療事務で働く底辺です。

底辺の仕事では、そもそも楽しくなんて概念自体がありません。
スタッフは明らかに足りていない、それでも一日、一日をどうにか
「やりこなす」ということ現実しかありません。
「楽しさ」という定義には「痛みを避ける」、「向上心を発揮する」
という二つのパターンが主流だと考えられます。
しかし、「楽しさ」を追求するに至らない次元があることもまた事実
だと思います。何が言いたいか、というと、楽しくやれと言うけれど、
「無理無理無理無理」という事です。楽しくやれ、とか、楽しくやろう、
と思えることが、恵まれていると思います。


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Echigo-ya 男 25歳 大学生 東京都

チャーリーさん、皆さん、こんばんは。黎明期からのリスナーなのですが、
メール投稿ははじめてです。

「"楽しくやろう"というけれど...」というテーマを聞いた時、真っ先に
思い浮かんだのは楽しむという行為自体が出来なくなった時、人は
どう生きていけばいいのかという問いです。

私事なんですが、少し前様々な理由からうつ病になってしまい、
物事を楽しむことがなかなか上手くいかなくなりました。それまで私の
最大の楽しみといえば、Lifeをはじめとするラジオを聴くことや友人と
アニメの感想を語り合うことだったのですが、何もする気が起きない状態、
しようとするも失敗する状態に陥り、身体的苦しみから死の一歩手前まで
行きました。

そんな状況を察知してくれたのか、有難くも友人が飲みに誘ってくれ、
「人生楽しいことがあるよ、飲もう飲もう」と言ってくるのです。
この言葉に落ち込むことはありませんでしたが、この時期はただ苦しくて、
空虚でしょうがなかったのです。

今は医師や周りのサポートのおかげで、人や物事への関心も取り戻し
つつあり、Lifeを聴くことも再開できました(笑)体調が快復して、
落ち着いて振り返りをしていると、楽しむ、またその対極にある苦しむ・
苦悩するとは何だろうということを考えます。そんな時知ったのが
ビクトール・フランクル著『夜と霧』です。

第二次大戦中、ナチスの強制収容所に入れられ、いつ死ぬか分からない
絶望的な状況においても精神科医・心理学者として生きる意味を自分
そして周りの囚人に説き続けたその力強い言葉は、私にとって、そして
震災をはじめとした現代の苦しみに苛まれている人々にとって響くのだと
思います。

心を病んだことによって無感情になってしまい、自分から又は周りが
薦めてくれた楽しみを行うことが難しくなったとき、はじめて楽しいとか
悲しいといった感情が持てることの大切さを知りました。今、私はすぐに
結果を求められる環境にはないので、実社会で忙しい日々を送りつつ
楽しみを持つことは容易ではないと思いますが、楽しみの裏にある「苦悩」を
適度に受け入れることこそが充実して楽しみながら学業・仕事・老後ライフ
を送る鍵なのではないかと考えます。


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wingbeat 渋谷区 エンジニア 32歳

私が最近仕事を楽しめるようになったきっかけは、
Lifeの「ゲームと社会設計」の回で米光一成さんがおっしゃっていた
「ゲーミフィケーションでは、自分がゲームデザインするのが一番いい方法」
という言葉に感銘を受け、自分でも実践してみるようになってからです。

とはいっても、そう簡単に自分で仕事のゲームデザインなどできないので、
『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』
という米光さんが書かれた本を買ってその一部を実践しただけなのですが、
これが私にとっては非常に効果的でした。
(念のため言っておきますが、ステマではありません。)

具体的な方法ですが、まず最初に自分の興味や思っていることを
ひたすら書き出して「冒険の地図」というものを作ります。
これによって、今の仕事や興味を持っていることが
自分の中でどういう位置づけなのかが見えてくるため、
今のまま頑張ればいいのか異動や転職を考えたほうがいいのかが
なんとなく分かってきます。

これだけでも仕事に対する内発的な動機付けになるのですが、
私の場合はこの本に興味を持った職場の人たちが
同じように「冒険の地図」を書き、それを見せ合うということをしました。

すると、

「あの人は毎晩ジムに行ってダイエットをしているから、
残業時間帯のこの会議に出なくて済むようにしてあげよう」

とか

「あの人は今の仕事でスキルを伸ばそうと頑張っているから、
大変かもしれないけどこっちの仕事も任せてみよう」

など、ちょっとした思いやりが多く生まれるようになり、
職場の雰囲気が非常に良くなりました。


私の職場は正社員よりも派遣社員や協力会社の方のほうが多いため
人の流動性が高く、さらに個人情報保護法により安易に相手のことを
知ることができなくなっているので、全員がやる気を出せるような施策
を打つことは非常に難しい状況です。

私がこの方法で仕事を楽しめるようになったのにはこういう背景もある
とは思いますが、一人一人が自分のやりたいことを考え、かつ無理の
無い範囲でそれを共有できると、厳しい目標やスケジュールの中で
仕事をしているときでも心に余裕を持って取り組むことや仕事自体
を楽しむことにつながると思います。



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