Life初登場の下司晶さん(日本大学准教授 / 教育哲学・教育思想史)が、
今回のテーマに合わせた推薦図書を紹介してくれましたので、
さらに深く追求したい方は、ぜひ参考にしてください。
「"楽しくやろう"というけれど...」推薦図書 選:下司晶
・広田照幸 『教育学 (ヒューマニティーズ)』
一冊だけ、というならこれ。非常にオススメです。
「教育」の強制性を緩和するテクノロジーの歴史についても記述あり。
・田中智志・橋本美保 『プロジェクト活動: 知と生を結ぶ学び』
プロジェクト活動に関する理論的考察。
・ジョン・ロック 『子どもの教育』
「白紙説」の立場から、教育を習慣の形成と考えます。
・ジョン・ロック 『教育に関する考察』
上の岩波文庫版。
・森真一 『自己コントロールの檻 (講談社選書メチエ)』
十分に議論を展開できませんでしたが、心理主義の問題。
・小玉重夫 『シティズンシップの教育思想』
教育思想の入門書としてはこれ。
・速水健朗 『自分探しが止まらない 』
私が薦めるまでもないですが、テーマに関連してオススメ。
・本当は自分が書いたものも告知できればよいのですが、
拙著『「精神分析的子ども」の誕生―フロイト主義と教育言説』は
入手しづらいので、論文集ですが、矢野智司他編『変貌する教育学』