地方の地方在住 29歳 男性
大規模な動員が可能になったと仰っておられますが、今の様子では
そのことがポジティブな結果をもたらす可能はほとんどないと思います。
何をどう変えてどうしたいのか?どういう状態に持っていきたいのか?
そしてそのためにどういう犠牲を払うのかがあまりに明確でないからです。
きれいな話ばかりが聞こえてくる昨今の動員や革命の話はなんか
うさんくさい。
最近思うのは"作らなくてはならない"という事です。
何かを変えたり革命したりした後、また何かを作らなければならないですが
それを作り出せるのはただの市民では不可能に近い。
無い知恵は出てこないです。
そんな中で可能性があるのはやはり教育だと思います。
作れる10万人を集めるための10万人プロジェクトといった感じです。
20年近く前にネットを始めたころから教育について言われていたように
思いますが、実現したとは言い難いのではないでしょうか。
でも最近iTunesUやcouseraやudacityなど少しずつ始まってきては
いますよね。もっともっとこの分野が広がってくると違った景色が見える
気がしてとても期待しています。
社会企業家の方々が注目を浴びるのも、自分たちで行動し
人も金も回すサイクルを作っている稀有な存在だからではないでしょうか。
======
ロハス大塚
京都在住、関西電力本店の近くで働く会社員です。
大井原発が再稼動される1週間前の6月22日(金)から毎週、
関電本店前の抗議行動に参加しています。
きっかけはツイッターのタイムラインでしたが、「再稼動反対」
という明確な意志を関電社員の方達に訴える為に参加したというよりは、
「変えたい気持ちはあるけれど、デモや抗議行動で何が変わるのだろうか?」
というモヤモヤした想いを抱えたまま、参加しています。
今回のテーマ「10万人集まったらどんなことができるか」、
古典的かもしれませんが私の答えは、「結社」です。
(紫陽花革命という名称もあるらしい)この度の官邸前抗議行動は
「再稼働反対」というシングルイシューになっていて、それが多くの人を
集めたポイントだと思いますが、「対案がない!」という批判は、
今回の抗議行動が原発であれ再稼働であれ「反対」というシンプルな
主張だからこそ、ですよね。
なので、この「再稼働反対」で集まった10万人全員が同意できる
具体的なソリューション、ということで考えてみたのですが、
1.当面メインの電源は原子力発電ではなく火力発電、
2.火力発電に伴う高い電気代は支払う。
この2点に同意できる人が集まる「節電結社」を結成したいです。
この2点へのコミットメントだけだと、既存の政党への支持や特定の業界
への所属とは関係ないところで、誰でも「共闘」できると思います。
個人や家庭の節電だけでは電力不足への対策にならないといった
意見もありますが、10万人の中には、工場など生産現場の運営に
携わっている人や電力会社の社員、会社のエアコンをコントロール
できる総務担当の人も混じってくれるでしょうし、
10万人から人もどんどん増やせると思います。
デモで色んなポスターやプラカードを見て、私も何か書いて持って行こう
と思って考えたのですが、「原子力より火力」というプラカードは、
デモの参加者からも「その主張、正気ですか?」と突っ込まれました。
今回は「再稼働反対」というシンプルな主張だからこそ、政治的な問題
でも人を集められましたが、もう少し複雑なイシューだと10万人を集める
のは難しいと思います。そういう意味でもプラカードに何を書くかというの
はとても難しいなと感じました。
追伸:
みんなでやれば節電も楽しくできる!という井上明人さんの電気メーター、
素晴らしいですよね!