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2010年5月23日「クルマ社会の過去・現在・未来」未読メール2

Ryusuke 福島県 19歳

車と言えば所ジョージさんを忘れることはできませんよね。
所ジョージさんの生き方をリスペクトしているのは主に新人類世代のような気も
しますが、所さんのように車を実用の極みではなく嗜好品の極みとする生き方が
ブレイクしているのはある意味時代と逆行しているのかもしれません。
ちなみに私は、欲しくとも車を持てていない部類の人間です。


===

福田十二指腸

MusselDocking(マッスル・ドッキング)なる楽団をやっている福田十二指腸
と言います(昨晩ライブ会場でフライヤーにLifeチラシを挟み配布しました)。

さて、学生時代に都市交通問題を研究し、今は流通、マーケティングという
切り口から都市と郊外、買物弱者や交通弱者といった問題に関心を寄せています。

そんな私ですが、クルマ社会という言葉からパッと想起したのは
渋滞という言葉、そしてその次の瞬間、ある映画のシーンでした。
交通渋滞をキュートで美しいものとして表現したシーン。
あー、最近名前が思い出せないんだ、人の名前もだけど映画の題名も!
出てこない!そう、確かジャック・タチの映画・・・・

結局ネットで調べてしまいました。
そう、「トラフィック」です。モータリゼーションをキュートに表現した作品。
単に批判したり皮肉ったりするだけじゃなくて、
人生をエンジョイする気持ちの余裕みたいなものを感じさせる作品です。


===

べとぅーむ

私は映画の中で出てくる「自分の車=庇護される場所」の感覚が好きです。

というのもわけの分からない所へ一人で長旅に行くのが好きな私にとって
(車で行きます)、「庇護される場所」である車と一体になっている安心感という
のは非常に実感があるからです。

時には最近流行り気味の車中泊で、夜も車に庇護されつつすごします。
外出していても人目にさらされない、という面も含めて、生身で世界と対峙せずに
あちらこちらを体験できるという車のよさはヘタレでありつつどこでも見に行きたい、
という自分のような人間にはすてがたいものです。

庇護される場所の感覚はアメリカのパニック系でよくあります。
たとえば「ミスト」は典型的で、巨大昆虫の襲撃におびえる主人公たちでも、
ほぼ徹底して「車に乗り込みさえすれば安心」というシーンが繰り返されますし、
「ジュラシック・パーク」でも小恐竜に追われた主人公たちが車に戻って一安心、
観客も一緒に一安心します。だからこそそこで何かが飛び出すシーンがよけい
衝撃的な効果をもたらします。

それ以外、印象に残った車の映画といえばS・キング原作、J・カーペンター監督の
ホラー「クリスティーン」です。ホラーの形を借りて、いじめられっ子が暴力的な
車の力に影響されてエセマッチョ化していく姿を痛々しいほどに描いた、自分の
中では傑作です。

ピクサーのアニメ、ずばり「CARS」も意外におこちゃま向けでなく楽しめました。
なんといっても擬人化された車のキャラクターが、いかにもその車に乗っていそうな
人間のキャラクターとして表現されているところがいいです。
つまり日本産の小さなオープンカーは、アメリカでそれを買いそうなかわいい目の
女性キャラだったりするのです。これ、当たり前のようですが、車というのは、
所有するそれと、ドライバーの所属するクラスターがきちんとセットになっている
(そして誰でもある程度それがわかる)商品なんだなあと感心します。

だからこそベタなファミリーカーであるワンボックスミニバンであっても、元ヤンチャな
パパの現役感をくすぐるためには、ちょっとマッチョな記号をどこかに付けておく必要
があるんでしょう。それは(特に若い世代で)車の記号性が落ちてコモディティ化する
につれてくずれつつあるものかもしれませんが、今でもそれなりの有効性があるん
じゃないかといます。

===

宇都宮生まれ,餃子は嫌い 20歳 男性

さて,今回のテーマですが,私にとっては「遠い世界」のような感じです。
そうです,車に興味がないという,典型的な昨今の若者です(笑)

私の弟と,父は車が大好きで,それこそ,「頭文字D」,「湾岸ミッドナイト」が
2人とも大好きで,ゲームも買っており,そのためにPS3を買ったくらいです。
(ちなみに,その影響で,ゲームをするために私の部屋のTVは手元から
姿を消しました・・・。 まぁ,「AVを見ているようなやつにTVはいらん!」と
言われたら,どうしようもなく・・・。)

その一方,私は,あまり魅力を感じることがなく,あくまで「一交通手段」でしか
ありません。それに,昨今のガソリン代や,駐車場代,家の近くに駅があること
を考えると,必要ないと考えていました。

しかし,今働いている,某テーマパークでは,仕事で契約社員などになると,
終電がなくなる直前まで仕事をする場合もありますし、台風が発生しても、
出勤しなければならないため,車を使用する方がいらっしゃることを知りました。
そのため,仕事の先のことを考えたり,身分証明書で,健康保険証しかない
のではよろしくないと思い,免許取得を考えました。

中学時代の同級生なども,あくまで交通手段としての車であって,「車でモテよう!」
とか,「改造しよう!」といった話を聞かないんです。高校時代の友達で,家が裕福
だったので,『新車でプリウス』を買ってもらったと言う人が居ましたが・・・。(泣)

この交通手段だけでなく+αの考え方は,やはり現代の経済・就職状況などが
影響してきているのでは?と思います。

よかったら,最近出てきている「クルマは興味ない」,「免許は,必要ない」と考える,
私たち世代の若者が増えていることも,話をしていただきたいです。

なんか,「クルマ,大好き!」って番組になるのでは?といういらん想像と,孤立感
を避けるため,ついつい書いてしまいました。


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