先週土曜日のNHK教育テレビ「青春リアル」、ご覧になりましたでしょうか?
「Life」の大フィーチャーっぷりに驚きました。
生放送の様子が何度も挿入されるわ、いかにもな(笑)Lifeリスナーは出演するわ、
Lifeに来たメールを紹介するわで、他局の番組をここまで大々的に取り上げるとは、
NHKさんもやりますねー。
柳瀬さんのところにはテレビを観たご実家から電話がかかってきたそうですよ(笑)。
見逃した方は、今週水曜日(10月14日)23:30~23:55に再放送があります
ので、ぜひご覧ください。
↓恒例の未読メール特集「"居場所"の現在」です。
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けっちさん
居場所、というと岡崎京子の「チワワちゃん」を思い出します。
15年前の作品です。当時はmixiはおろか携帯すら普及していません。
それでもチワワちゃんとその仲間たちは出会います。
「なんとなく この場所で こんな所で」出会います。
学校・地元・職場という共通の背景を抜きにして出会った彼らの繋がりに憧れます。
いつも同じ場所に集まるというわけでもなく、出会ったり分かれたりの繋がりです。
チワワちゃんはバラバラにされて東京湾に沈められます。
仲間たちは久しぶりに集まってチワワちゃんを偲びます。
みんなで海に集まって朝を迎えるシーンは感動的です。
彼らの繋がりは、まさに居場所だと思います。
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picabookさん アラフォー・女性
今回「居場所」がテーマということで、自分のことを考えてみました。
私は、高校の頃、登校拒否児で、まわりに全然なじめていませんでした。
なんとか出席日数やテストなどのノルマをクリアして、
地元ではない大学への進学を選んだのは「家」や
当時自分を取り巻いていた「環境」をはなれるためでした。
そして、いよいよ家を出るときに、祖父がこんなことを言いました。
「村でうまくいかないなら、町に行きなさい。
町でもうまくいかないなら、都会に行きなさい。」
この言葉は、いろんな意味を含んでいると思いますが、
当時の「なじめない」私を責めたり、否定しなかった祖父の言葉は
本当に救いになり、今でも心に残っています。
それから年をかさねましたが、残念ながら、まだ、根無し草のよう、で
いまも「居場所」があいまいです。
そうした「居場所」のあいまいさが原因で、
時に、周りから自分が「よそ者、他者」的になってしまい、
心が折れそうになったり、怖さを感じることもあります。
でも、そのあいまいさ故に、
それぞれの「場」の良いところ、悪いところに触れることができたり、
小さいながらも自分なりのものの見方や価値観が養われているよう
に思います。
(...もういい年なのに、
こんなボヘミアンな生き方でよいのか、と自分に問いつつ、
まあ、それなりに楽しい人生経験ができ、
いろいろな場所で大切な人と出会い、
...結果的にそれしかできなかったのですから、しかたがないのです)
いつか自分の居場所(と思える場所)を見つけたいけれど、
「そこ」に腰を落ち着かせるにも、タイミングや覚悟が必要になり
そうだ。
と、感じつつ、まだ道の途中です。
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こうづさん
「居場所」に関する議論、それから去年の秋葉原事件の際に識者の間で
言われていた「加害者の孤独や閉塞感」に関する話を聞くたびに思うんですよ。
『孤独イコール居場所がないという事なのか?』『孤独イコール寂しいことなのか?
孤独イコールかわいそうなのか?孤独イコール不幸なことなのか?』
私自身は学生時代から社会人になってからも一人でいることがとても多く、
便所飯ではありませんが昼食はいつも誰もいない公園で一人で食っています。
端から見れば孤独な人で居場所の無い人に見えるのでしょうか?
本人はそんなこと思ったこともないのですが。
私には「あなたには"居場所"、ありますか?」という問いかけがマスメディアが発する
脅迫か洗脳の呪文かのように聞こえてきます。