高原基彰さん(from 北京) 外山恒一さん(from 福岡)
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○失われた「中間集団」を、友愛で取り戻す?
・「現代日本の転機」という本で何を書いたのか(charlie)
→私領域が公領域と重なってしまった背景と、それへの対抗運動の不全(高原)
→「地域」「企業」「家庭」が三つ巴で崩れ、居場所が失われた状況(高原)
・失われた居場所を「友愛」で取り戻す?(charlie)
・鳩山首相が言う「友愛」の真意を検討する必要性(仲俣)
・合理化の元に中間共同体が解体され、個人が直に世界に面する状況(外山)
・フランス革命後の結社禁止法がもたらした、多数派の専制(charlie)
・中間集団を消去しながら日本の国土は作られた?(charlie)
・フラットに開発された地域で生まれた共同体は「フェイク」なのか?(charlie)
→「本物の友愛」によって「偽者の友愛」を否定することへの危惧(charlie)
・中間共同体は「成り行き」でしか作られない(外山)
・個人の主体性を前提とする資本主義や民主主義は、
必然的に中間共同体を崩す(外山)
・ファシズムは「成り行き」でしか作られない共同体を「わざと作る」試み(外山)
→居場所を見つける事に絶望した人の「居場所」を捏造する試み(外山)
→信じていないナショナリズムを敢えて主張する(外山)
○個人から国家への同心円の中での、「公」と「私」
・中間集団の形だけを変えても、個人から国家への同心円の枠は変わらない(charlie)
・「自意識」と「設計」が二項対立化する日本の状況への違和感(高原)
→自意識の問題を排除し、論理的な政策設計を進める動き(高原)
→自意識と設計の双方が必要なのでは?(高原)
→NPO的な中間集団を誰かが「設計」する事は可能なのか?(高原)
・「仲間」とは何らかの「決意性」に基づく(外山)
→「活動家養成塾」の加入条件は「九州に留まる事」(外山)
・「個人から国家への同心円」を再構築するのか、別の中心を作るのか(charlie)
・同心円を再建しようにも、具体的な個人ではどうして良いのか分からない(高原)
・「公的な設計」と、そこに収まらない「私」の問題、双方への対策が必要(高原)
・日本の道州制の議論には意味が無い(柳瀬)
→欧州統合のような自然発生的な必然性が、日本の道州制にはない(柳瀬)
・都市単位で事業をする準備がない日本で、クリエイティブ都市は可能か(charlie)
・社会学者が考えるべきは、ネイチャーではなくカルチャーでいかに居場所を作るか(charlie)
text by 齋藤雅之(Life助手)
■Life関連アーカイブ
・2009/09/13「『現代日本の転機』をめぐって」
http://www.tbsradio.jp/life/20090913_1/
・2009/08/16「Life政策審議会」
http://www.tbsradio.jp/life/20090816life/
★外山恒一さんと久しぶりに再会した福岡オフ会の様子
http://www.tbsradio.jp/life/2009/03/life_in_1.html
★泥酔したcharlieにからまれた外山さんの困惑
http://ameblo.jp/toyamakoichi/entry-10228732508.html
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9/27の放送には、Tシャツ販売記念オフ会に参加してくれたリスナーから
charlieにジャンケンで勝った10人がスタジオ観覧。
最後に記念写真を1枚。朝までお付き合い頂き、ありがとうございました。