2018年12月23日「文化系大忘年会2018」Part8(外伝2)(43分00秒)
出演:鈴木謙介(charlie)、鈴木謙介、速水健朗、文月悠光、伊波真人、永田夏来、海猫沢めろん、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也
〇時代の区切り
・「コミュニケーションがしんどかったらブロック」の更に先(c)
→「言葉を尽くすよりも楽な方法がないか」となっていないか(c)
・AORの著名人が亡くなった年(伊波)
→ベテラン俳優たちも世を去り時代の区切りを感じる(c)
〇テキストの読み方・示し方
・読解力が落ちているのは大人かもしれない(ツイキャスコメント)
・文学が趣味と実用に使い分けられるのでは(ツイキャスコメント)
・道徳の正式教科化でテキストの読み方が定められる(倉本)
・『BANANA FISH』『銀河英雄伝説』のアニメ化(永田)
→情報が整理、洗練されたが、重みや複雑さが失われる面も(永田)
〇語りを聴く
・落語にハマり「やっぱり志ん生だな」と(宮崎)
→ただ自分が安らぐコンテンツは意外と無い(宮崎)
・名人、なにかを突き詰められる人とそうでない人(永田)
・オススメは浪曲。玉川太福さん最高。(永田)
・間に時間や空間が含まれた古井由吉の話し方(倉本)
〇傷と言葉
・巧妙に隠されているものが暴かれるとき(海猫沢)
→自分の内面の傷を正しく言い当てる方向に行っていいのか(c)
・「ああしなさい」「こうしなさい」が溢れる日本のおかしさ(海猫沢)
→先回りして止めに来るのが日本(c)
・罵詈雑言の限りを尽くす『犬も食わない』(倉本)
→先回りに対する苛立ち、責任放棄の感覚(倉本)
・喧嘩する言葉が無いから仲直りもできない(c)
・一方的に善悪を分けるために使われる「ごめんなさい」(c)
・『ダルちゃん』と自己治癒としての創作(文月)
・「独裁もいいんじゃない?」という若者(c)
・自分が傷ついたことの表明へのナーバスさは無い面に対する言葉にしかならない(c)
→心と心を繋ぐものになってはいけない類の言葉(c)
・心と心の間の埋まらないものを表す言葉に敏感になることがどれだけ難しいか(c)
・「次に何かが変わるなら元号が変わるとき」(c)
text by 千葉彩佳
○参考URL
【音声配信】九龍ジョー×玉川太福「現代と格闘する伝統芸能の若手たち」
▼9月8日(木)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」平日22時〜)
https://www.tbsradio.jp/71694
〇Life関連アーカイブ
2015/08/30「ブロック化する社会をどう生きるか」
https://www.tbsradio.jp/life/20150830/index.html
2014/02/23「超絶!ポエム化社会」 アーカイブ
https://www.tbsradio.jp/life/20140223/index.html