2018年8月26日「そのコトにプレミアム料金を払いますか? 〜課金化する社会のゆくえ」Part4(28:22)
出演:鈴木謙介、加島卓、ひらりさ、速水健朗、柳瀬博一、海猫沢めろん、塚越健司、斎藤哲也、宮崎智之
〇変わる消費、変わる意味
・場所レンタルに課金して友達と飲み会(リスナー)
→場所レンタルは物消費からコト消費、の代表では(リスナー)
・「課金」の意味がモノを売る側から買う側に(リスナー)
〇「ちょっとイイ感じ」への課金
・自己投資や自己啓発との違い(charlie)
・英会話は自己投資(ひらりさ)
→自分をモノとしてお金をかけて色々付けていくのが気持ち良い(ひらりさ)
→目的と手段を逸脱した、自分を良くしたいという感覚(ひらりさ)
・薄毛治療やサプリは何への投機なのか(塚越)
→ラムネやポイフルはいい気分になるための道具(c)
→本当は何でもいいのかも(c)
・煙草で「イイ感じ」になるのは単なる幻覚(宮崎)
〇依存のデザイン
・ゲーム依存が病気に認定?(c)
→疾病の一つとして診断基準が付く(塚越)
・アルコール依存症の症状は決まっているがゲームは人間がデザインをいじれる(c)
→アナログゲーとデジタルでの違い(加島)
→デジタルは依存の形をいじれる(加島)
・「嫌だな」と思いながら続けてしまうのが依存(塚越)
→罪悪感でお酒を家族から隠れて飲むようになったらヤバい(宮崎)
→怒りすら感じながらもネットを断ち切れない(海猫沢)
・『浪費図鑑』の人々は沼にいる自覚があるのでギリギリ自分を保っている(塚越)
・ソシャゲ廃人を生む構造も是正されていく(塚越)
→生かさず殺さずの基準が分かったから健康的にハマらせるのか(c)
・行動経済学によって人間が合理的でないことが分かる(斎藤)
→合理的でないことを利用して儲ける人々(斎藤)
・ホルモン分泌への欲求を埋める設計のゲームが生む不都合(塚越)
→生理的な反応からハマり方のグラデーションが選べれば(加島)
・ネットワークビジネスには依存から醒めてデザイン側に回る人間が必要(c)
〇プラットフォームへの依存
・課金は二重構造(柳瀬)
→コンテンツの下にはプラットフォームがある(柳瀬)
→一極集中のプラットフォームの上にある無限のコンテンツを消費(柳瀬)
・プラットフォームはまず人々を囲い込む(柳瀬)
→ユーザーは依存とは気づけない(柳瀬)
・メディアの正体はそれが過去になるまで分からない(柳瀬)
・プラットフォームとは場所(塚越)
・公共財にこそ依存している(塚越)
→Googleマップ無しにはどこにも行けない(c)
text by 千葉彩佳
〇Life関連アーカイブ
2011/11/27「ゲームと社会設計」
https://www.tbsradio.jp/life/20111127/index.html
2017/04/23「春の「がんばり迷子」相談室」
https://www.tbsradio.jp/life/20170423/index.html