失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで 予告編(34'32")
10月29日(日)25時〜のタイトルは
「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで」
本放送の出演予定:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、西森路代、塚越健司、森山裕之、倉本さおり、海猫沢めろん、宮崎智之
予告編の出演:鈴木謙介、速水健朗、西森路代、宮崎智之、長谷川裕P(黒幕)
10月29日(日) 深夜25:00~28:00 (=月曜1:00~4:00)
※ラジコではインターネットで放送同様、音楽も聴けます。
※ツイキャスでも中継します→ http://twitcasting.tv/life954
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charlieです。
子どもの頃、夏休みになると「一日のスケジュール」というやつを決めさせられました。円グラフに、何時から何時までは宿題をする、という風に書くやつですね。多くの人が、その通りの時間割で夏休みを過ごすことはないと思うのですけど。
やらなければいけないことはあるくせに、子どもの口癖といえば「ヒマ!」というのも定番。ところが大人になると、やらなければいけないことのせいで楽しいことが後回しになり「忙しくて時間がない」が口癖に変わります。忙しくても充実していたり、忙しさがお給料に反映されているならよいのですが、そのあたりも理想通りとはいかない世の中、僕たちはどうにか「時間」を取り戻すべく、さまざまな試行錯誤を積み重ねています。
アナログの世界でいえば、定番となっているのが「手帳の活用」でしょう。来年の手帳が発売になる時期ということもあって、秋はいろんな雑誌が手帳特集を組みます。特にビジネス誌になると、単なる時間やタスクの管理術だけでなく、それによって生まれるゆとりの時間が自分自身を高めるとか、ほんとうの自分を取り戻すとか、だんだん自己啓発じみた内容になってきます。またデジタルの世界でも、いわゆる「GTD(Getting Things Done)」に代表される、超多忙なビジネスパーソンのためのギリギリまで削ぎ落とされた効率化をサポートするサービスがいくつも存在します。
僕自身、そうした管理術が好きであるだけでなく、管理業務のようなものを担当することも増えたせいで、アナログからデジタルまで、この手のものは一通り押さえているほうだと思います。というか周囲に聞いてみると、どうやら相当使いこなしている方のようです。学生たちにも、「将来的に自分の自由な時間を増やし、楽をするためにこそタスクの管理術を身に着けよう」という話をしていますから、この点では自己啓発だと言われても仕方がないところがあります。
こういう、仕事の時間、あるいは他者を基準に自分の時間が決まってしまうような追い立てられる生活がイヤという人も、もちろんいます。フリーランスの人たちにはそういうタイプが多そうですし、お店などの自営業を営む方でも最近、「都会を離れて田舎に店を移す」なんて話を聞きます。いわゆる「資本主義が奪ってしまう人間的な生活を取り戻す」というやつですね。こういう人たちからすると、ビジネスパーソンの時間管理術なんてついていけないというところかもしれません。
ですが意外なことにどちらの人たちも、目指しているのは「自分のための時間」をもつことなんですね。ということはつまり、「自分のための時間」を探しているというのが、現代人の特徴ということになりそうです。そんなわけで今月のLifeは「失われた時間を求めて〜ワークとライフのはざまで」というテーマでお届けします。時間がないと嘆きがちな現代社会に、どんな時間管理術が広がってきているのか、そもそもなんで時間がなくなっている気がするのかといったことを話してみたいと思います。
リスナーの皆様からも「あした一日、急にお休みになったら、あなたは何をしますか?」というテーマでメールを募集します。急なお休みということで、前もって予定が組めないというところがポイントですが、是非とも色んな方向に想像を広げてメールを書いてくださったら嬉しいです。
メールアドレスは life@tbs.co.jp
ぜひお早めに!