次回の放送予定
lifeニュース版
IPサイマル radikoで聴く
生放送のスタジオの動画をご覧いただけます
ustreamで聴く
twitcastingで聴く
ストリーミング放送で聴く
Life書籍化第二弾ができました!

「文化系トークラジオ Life のやり方」


第一弾はこちら
Life?~番組について~
浅野いにおさんのイラストが待ち受け画面としてダウンロードできます!
access to TBS RADIO 954kHz
詳しくはこちらをご覧下さい。
イラストと番組ロゴは浅野いにおさんに描いていただきました。
radiocloud
TBS RADIO ホームページ

« 2016年12月25日Part5「文化系大忘年会2016」 | メイン | 2016年12月25日Part7(外伝2)「文化系大忘年会2016」 »

2016年12月25日Part6(外伝1)「文化系大忘年会2016」

撮影:ササキミチヨ
Life954_tsunemi&miyazaki_20161225.jpg
         常見陽平&宮崎智之

「文化系大忘年会2016」part6(29'38")

※再生できない場合は、個別ページかTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

◯文学のポスト・トゥルース
・ポストトゥルース的な石原慎太郎の『天才』が売れる(倉本)
 →小学生が内容を信じる(倉本)
・「私」を作る近代小説の試み(海猫沢)
 →小説の中の「私」は必ずしも筆者のことではない(海猫沢)
 →読者の側の読み方の一つとしてはある(海猫沢)
 →日本語には基本的には私という人称がなかった(倉本)
・ファクトとトゥルースの違い(charlie)
 →真実はいつも1つ、というが事実は1つで真実はいっぱいじゃないか(塚越)
 →何が真実かわからない、のポストモダン(charlie)
 →俺が信じたものが偉い、のポストトゥルース(charlie)

◯本物とは、人間とは何か
・実は新しくないAIものと映画『エクス・マキナ』(海猫沢)
 →作られた人工知能と会話して人格を確かめる(塚越)
 →人工知能の問題を考えるために人工知能が必要(塚越)
 →アルゴリズム独裁のような無意識の差別が反映される事象 (塚越)
 →どこまでが人間なのか判断できなくなる(塚越)
・何が本物で何がVRなのか分からなくなるVRの心理実験(宮崎)
・人工知能は作れても身体系はさっぱり(柳瀬)
 →脳が主人公だと思っているのは人間の勘違い(柳瀬)
 →身体もコミュニティを望んでいる(柳瀬)
 →脳は物語性を重視して現実を処理する(柳瀬)
 →AIが身体含めた人間のサーヴァントとしてどうなるか(柳瀬)
 →概念は体にインストールされない(charlie)
 →フィクションを信じるための理屈を作ってきた(charlie)
 →人間の身体性を外し理念だけで作られたものへの反発(charlie)
・因果関係で考える人間、相関関係で考えるコンピューター(塚越)
 →物語として教えてくれることで僕たちの行動を操る(塚越)
 →主体的に関わろうという人は必要(塚越)

◯AIの可能性
・なぜギリシャ貴族と奴隷のようにはならないのか(柳瀬)
 →有用の経済学の破綻
 →何の役にも立たないものに色々なものを費やしている(charlie)
 →指向性で考える必要(charlie)
 →AI に消費は出来ない(柳瀬)
 →人間は生きたいと同時に死にたいと願う並列性を持つ(塚越)
・『大きな鳥にさらわれないよう』のAI(倉本)
 →本来なら必要ないはずの比喩を使う人間(倉本)
 →現状は文章生成しかできないAI による小説(宮崎)
 →人間にできない飛躍がもしできるのなら純文学向き(宮崎)
 →人工知能が最初に作る物語は神話(charlie)
 →パターンがあるものを作れないわけはない(charlie)
 →神話素をコンピューターが知りつつある(塚越)

             text by Life助手:千葉彩佳


◯Life関連アーカイブ

・2016/10/23「2.5次元を生きる~VR・ポケモン・コンビニ人間」
http://www.tbsradio.jp/life/2016102325vr/index.html

・2014/10/26「フィジカルの逆襲」
http://www.tbsradio.jp/life/20141026/index.html


参考資料↓


Copyright© 1995-2021, TBS RADIO,Inc. All Rights Reserved.