「文化系大忘年会2016」予告編
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12月25日(日)25時〜のタイトルは
「文化系大忘年会2016」
予告編の出演:鈴木謙介、速水健朗、斎藤哲也、倉本さおり、宮崎智之、長谷川裕P(黒幕)
12月25日(日) 深夜25:00~28:00 (=月曜1:00~4:00)
※ラジコではインターネットで放送同様、音楽も聴けます。
※Ustreamによる動画生中継も行います⇒ http://ustre.am/lrQf
※ツイキャスでも中継します→ http://twitcasting.tv/life954
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charlieです
2016年も残りわずかとなりました。今年はシリア難民問題、ブレグジットなどの「欧州複合危機」が取りざたされた一方、アメリカ大統領選挙ではマスメディアや識者の予想を覆してトランプ氏が当選するなど、世界が大きな衝撃を受ける出来事が続きました。この言い方が正しいかどうかはともかく、2016年を「21世紀の文明の大転換点」といった大きな曲がり角の年として捉える論者もいるようです。
他方、国内に目を向けると『シン・ゴジラ』『君の名は。』『この世界の片隅に』といった作品が、マスメディアの大々的なプロモーションを介さずにヒット作に押し上げられるという現象も起きました。ネットに目を向けると、保育園についての匿名ブログが政治を動かしたり、企業CMなどが炎上したり、キュレーションメディアへの批判が高まったりするなど、インターネットの言論が色んな領域で「社会を動かす力」になっていたと思います。
ただLifeとしては、こうした現象は2年ほど前から「反知性主義」「ブロック化」「里山ウェブ」「ポスト・ソーシャル」などのコンセプトで既に論じてきたものだという印象も強かった1年でした。論じていただけと言われればそうなのですが、少なくとも2016年になって突然、いままでとまったく異なる現象が起きたという風に捉える必要はないんじゃないかと思います。
毎年、年末のLifeは「文化系大忘年会」と題して、その年にあった印象に残る文化系トピックについて話をしているのですが、ここ2年はそこからさらに「今年を象徴するキーワード」を挙げたりもしてきました。2014年であれば、「化けの皮」「機械と人間」「終わりとはじまり」、2015年は、「リアルの行方」「パワー・トゥ・ザ・ピープル」「ブロック化するみんな」でした。なんだかすべて、今年に起きた出来事にもあてはまりそうですね。
というわけで今年も年の瀬、1年を振り返るトピックを挙げながら来年に向けてどんなことが話題になりそうか、みんなで話してみたいと思います。リスナーの皆様からも「あなたの、今年印象に残った文化系トピックを教えてください」というテーマでメールを募集します。世の中で話題になったことだけでなく、ご自身の中でヒットしたトピックなども教えてください。
メールアドレスは life@tbs.co.jp
ぜひお早めに!