撮影:ササキミチヨ
スーパーモリノさん charlie(鈴木謙介)
「No Music, No Life?~音楽はいまどう聴かれているのか」Part9
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◯いままでの内容をしっとり振り返り
・マキタ学級ベーシスト、構成作家のスーパーモリノさん登場
・ステージに立つ側としてのフェスの話(モリノ)
→フェスはプロモーションの大きな場(モリノ)
→観客、出演者、運営スタッフ、皆が得するためには時間厳守(モリノ)
→時間厳守のためにセットリスト作成会議に時間を費やす(モリノ)
・「Jazz The New Chapter」昔からの音楽評論方法で洋楽だけを扱った本(柳樂)
→コミュニケーションと音楽が寄りすぎていることに対して対抗意識の評論(速水)
・「Jazz The New Chapter」出版時、新しい洋楽を扱っている本がなかった(柳樂)
→音楽批評が、音楽そのものを批評せず市場分析になっている(矢野)
→文芸評論が社会学化した話(charlie、矢野)
→昔ながらの音楽を聞いていることが前提ではない時代(矢野)
→ネットの音楽記事に対して「音楽そのものを評論していない」という声(矢野)
→「Jazz The New Chapter」は音楽について書いている懐かしさ(矢野)
・「音楽オモシロ読み物」「傷跡の物語」が書けたらOK(柴)
→面白がり方を提案、アナリーゼとロキノンテイストの両方(柴)
◯最近の音楽事情「ここのこれを聞け」
・「The Birth of High Compression Pop」「過圧縮ポップの誕生」(柴)
→ 1曲の中に複数曲の要素が入っている(柴)
→ミクスチャーロックからのヒャダイン的詰め込み(柴)
・日本の音楽におけるボーダレスなグローバル曲と、グローカル曲(charlie)
・90年代リスナー型ミュージック、曲の多様的要素がわかる聞き方(速水)
→曲の要素が多様性ではなく圧縮に変化(速水)
→ボーダレスな多様性の頂点はくるり(charlie)
・アメリカの音楽、根本にある政治性は変わっていない(速水)
・日本の音楽には政治性がない、かつてはあったがなくなってきた(charlie)
・趣味や好きなもので政治性を測れなくなってきた(charlie)
◯90年代からの邦楽の変化
・皆がわかる曲だけをかけつづけるイベントの広がり(柳樂)
・J-POPの2001~2002年、CDのピークアウト(柴)
・クラブでMISIAがかかった、機能性が打ち勝った瞬間(矢野)
・クラブで邦楽がかかることによるおしゃれコードの崩壊(charlie)
→クラブでかけられるくらい邦楽のレベルがあがった(charlie)
・大きな転換点はハナレグミ(柳樂)
・「MISHAもTM Networkも好きだけどそこはなにか違う...」(矢野)
・tofubeatsがやろうとしていること(charlie)
→日本のポップス歌謡曲の文脈を再解釈し今のポップスに落とし込む(charlie)
・90年代からの邦楽洋楽トラックの別進化(charlie)
→90年代以降の洋楽邦楽の評価軸が違う(charlie)
text by Life助手;新井亜主美
◯Lifeアーカイブ
2013/02/24「夜遊びのゆくえ」
http://www.tbsradio.jp/life/20130224/
2012/01/22「何のためのアーカイブ?」
http://www.tbsradio.jp/life/20120122/
2007/03/24 「Jの時代」
http://www.tbsradio.jp/life/20070324_j/
◯参考URL
柴那典さんのブログ 「日々の音色とことば」
http://shiba710.hateblo.jp/
The Birth of High Compression Pop Vol. 01 XAMOSCHi
(外伝3の中で柴さんが言及されている柴さんの海外連載記事)
http://xamoschi.com/2015/02/09/the-birth-of-high-compression-pop-v1/
柳樂光隆さんのブログ 「Uma Nuvem Se Aparece - 柳樂光隆のお仕事メモ」
http://blog.livedoor.jp/sonho_real/
マキタ学級 スーパーモリノさん(@super_morino) Twitter
https://twitter.com/super_morino
スーパーモリノさんのブログ「狂って着」より
「音楽は今どう聴かれているのか」
http://mrn.kanemouke.jp/?eid=1455217
参考資料↓