黒幕ことプロデューサーの長谷川です。
個人的なエントリで、すみません。
学生時代、バンド・サークルですらない文化系最弱サークルの1つ、
リスナー・サークルに所属して、ひたすらレコードとCDを買い漁っては、
あ~だこ~だと文化系トークに明け暮れていた僕ですが、
そんな道を歩むきっかけとなったのが、1989年、15歳のときに
出会ったThe Stone Rosesというイギリスのバンドです。
最愛のローゼズについて語りだすと長くなるのでやめておきますが、
番組宛にこんな衝撃の映像が送られてきました。
動画を送ってくれた安藤輝さんは、今回の個展のメイキング映像の製作を
担当されていて、Lifeの初回からのリスナーだということです。
John Squire: Negative Afterimages
現在、アーティストとしてマンチェスターを拠点に活動する、元ストーン・ローゼズの伝説的ギタリスト、ジョン・スクワイア。ストーン・ローゼズのアルバムジャケットに始まる彼の25年以上に及ぶ美の追求は、色の重ね方と質感の探求から、よりミニマルなフォームのペインティングへと進化し続け、2004年のイギリスで最もプレステージの高いアートスペース Institute of Contemporary Arts における大回顧展を皮切りに、世界各地で個展が開催され、多くの注目を集めています。日本で初の展覧会となる本展では、キャンバスと自作の手漉き紙を使ったペインティングとドローイングを含む最新作を発表します。
2009年11月15日(日)~12月6日(日) 12:00~20:00
@Tokyo Hipsters Club 2F フリースペース 入場無料
http://www.tokyohipstersclub.com/html/about.html
※関連アーカイブ
「2006/12/23 '89-'94 The Second Summer of Love in Japan ?」
(津田大介さんが初登場した回です)
※オマケ
2007年に奇刊クリルタイというミニコミに掲載された黒幕インタビューの中で、
「Life」とThe Stone Rosesとジョン・スクワイアについて暑苦しく語っている部分↓
(前略)
長谷川 それよりはこれ、1990年の4月にロッキンオンに掲載されたストーンローゼスのインタビューでね、これはリアルタイムで読んでとても影響を受けたインタビューなんだけど。
「従来のロックコンサートのように、ステージと観客の間に歴然とした距離感を保つのは、この90年代において、有効な方法じゃないと思ってます?」って言う問いに対して、ギターのジョン・スクワイアが、「新世代のギグにおいてはステージ上の僕らよりも、むしろオーディエンスのほうがより重要な位置を占めるようになってきているんだ。90年代の主役は彼らなんだよ。だから僕らは自分達のギグをコンサートだと思ったことは一度もない。オーディエンスと磁場を共有して得る巨大な上昇体験とでも言うのかな?そういうニュアンスでとらえているんだ」って言っていて。重要なのは「オーディエンスと磁場を共有して得る巨大な上昇体験」ですよ。
- ははは!
長谷川 ね?
- おーこれアガるわ。
長谷川 Lifeはこれなの!だから生放送でみんなからメール集めてやりたいわけ。実際にはあれだけの出演者がいればそれだけで番組としては成り立つんだよ。時間的には足りないくらいなわけだし。だけど出演者にとっても、リスナーがいてリアルタイムでメールが来るっていうこと自体が、その磁場が凄く上昇体験になるわけ。番組自体がまさにアガるんですよ。
- リスナーも、パーソナリティも上昇体験だと。
長谷川 パーソナリティも、僕らスタッフもそこにリスナーが参加してくれる事によってすごい盛り上がるわけで、その盛り上がるっていう状況を作りたいわけ。例えばバンドのライブでもスポーツでも観客がいないより、オーディエンスが一緒に歌ってくれたり、一緒にわーってなってくれる方がプレーヤーも盛り上がるわけじゃん。
- そうですね。
長谷川 だからブログとかでも、番組のスタッフでもないし宣伝する義務もない人たちがこの番組の事を勝手に書いてくれたりする事が凄い上昇体験なんですよ。すごい盛り上がるわけ。僕だけじゃなくてそこにいるみんなが絶対そっちの方が盛り上がるわけじゃん。ライブってさ、どんどん参加するものになっていっているでしょ。アーティストも観客が盛り上がる事で凄いいい演奏するわけじゃん。その状況をひっくるめてライブって言っているんだと思うんですよ。だからLifeってのはスタジオの中で誰かがしゃべっていますっていう事をLifeっていうんじゃなくて、そこで聞いている人がメールを送ったりmixiや2chに書き込んだりブログに書いたりする事全てを含めてをLifeだと思っていますよ。それが楽しい。
- 上昇体験だと。
長谷川 だから、まさにこの事をやってますよ。SecondSummerOfLoveっていうかこの17年も前のジョン・スクワイアの発言が僕の胸の中にずっとありますよ。忘れる事はないですよ。(後略)