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「先輩・後輩のリアル」未読メール特集1

ソウル在住 ヒギョンさんからのメール。
韓国の先輩・後輩事情についてのレポートです。
日本語堪能ですねー

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韓国の場合、昔は大学に入ったばかりの3月、4月の新入生なら
(ご飯もお酒も全部先輩にご馳走してもらえるから)財布を持たずに学校に
通えるとまでいうぐらい良くも悪くも先輩・後輩関係が厳しかったのですが、
2000年代に入って、昔のように専攻別に少人数の新入生が入って来る
システムじゃなくなって、経済学部だとか人文学部だとかで数百人が一気に
入って来るようになってからは、そういった雰囲気も大分なくなってしまった
ようです。

ご飯もお酒もご馳走してもらえるっていうと漠然といいなぁと思われるかも
知れませんが、自分が先輩の立場になったらそのぶん奢らなきゃいけなく
なるってことを忘れてはいけません。

これが厳しい先輩・後輩関係の明るい所だというと、暗い所も勿論あって、
意訳して"先輩は神だ"って言葉があったぐらい(直訳すると"先輩は空/天だ"
ですね)先輩の言うことを逆らってはいけない雰囲気があったようです。

特に体育系や芸能関係の専門の場合はそういう傾向が強く、厳しいしごき
などもありました。友達の中で演技を専攻した子がいたのですが、入学直前の
2月に行われる一泊二日のオリエンテーションで雪野原の上で一年生のみんなが
座ったり立ったりしたという話を聞いたことがあります。

これは9年前の話で今はまさかとは思いますが、一部の体育系などの方は今も
そういう雰囲気が残っているのかも知れません。

先輩・後輩関係が今は大分ゆるくなったと言いましたが、これはまだ大学だけの
話で、もっと上の世代、つまり社会人の場合は昔のままだと思います。

予告編を聴いた時、先輩・後輩関係が厳しいのは女の方じゃないかという話に
びっくりしたのですが、韓国の場合、先輩・後輩関係が厳しいのは明らかに
男の方で、こういった強い繋がりが社会のヘゲモニーを持っている男同士の
体制を強固にする機能を果たしているように見えます。

行動科学的に元々女の方は水平的な人間関係を求める傾向があるっていう
話もあるのですが、韓国の場合、男の方は兵役を経験するからそういう
上下関係にもっと溶け込めやすく訓練されてくるのではないかと思います。

それで、先輩扱いをしっかりして、後輩扱いされるのになれている男の方が、
まだまだ"男組織"である会社に入っても生き残りやすくなるのではないかと
思います。

やっぱり慣れてない日本語で長い文章を書くのって大変ですね。

自分でもどういう話がしたいのかちょっと分からなくなって来ました。>_<;;;

まぁ、最後に話をまとめると韓国社会も大部個人主義が広がって来て昔のような
篤い先輩・後輩関係はなくなってきているのですが、まだまだ会社という組織を
中心とした社会人たちはそういう厳しい先輩・後輩関係を大事にしていて、
これは一面ではそういう関係を積極的に受け入れる男達によって男同士の結束を
固める道具のような機能もしているという話です。

まぁあくまで極個人的な意見なのですが。。。。

=====

次回の放送は5月24日(日) 25:30~
ゲストは東浩紀さん!


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