昨夜の試合で日本ハムのリーグ優勝が決まりましたので、
今週土曜日も「文化系トークラジオ~Life」は、夜8時から
2時間スペシャルで生放送します。
出演は、鈴木謙介、仲俣暁生、柳瀬博一、佐々木敦、森山裕之。
で、今週のテーマなんですが、
「戦争とサブカルチャー」です。
前回の放送では「バブルと日米関係」と予告しましたが、
北朝鮮の核実験などがありましたので、もう少しストレートに
戦争について考えてみたいと思います。
北朝鮮が核実験の実施を発表し、「制裁は宣戦布告と見なす」と宣言、
韓国軍は核戦争に備えた態勢の点検に入りました。
一方、日本はどうでしょうか?
確かに国会ではこの問題が連日論議され、臨検支援で特措法整備を
検討するという状況ではありますが、
僕たちはどうにもリアリティを感じられないでいるような気がします。
それはおそらく、僕たちの戦争観と密接に関わる問題で、
実際の戦争をまったく知らない世代の戦争観を作り上げたのは、
マンガやアニメ、ドラマや映画、文学といったサブカルチャーであり、
また逆に僕たちの戦争観がサブカルチャーに表現されてもいるはず。
(※ここでいう「サブカルチャー」は、「マニアック」とか「マイナー」
といったことを含意していません。僕らが日常的に消費してきた
文化ぐらいの意味で使っています)
日本人にとって「戦争」というと、やはり61年前に終戦を迎えた
あの戦争を思い浮かべることが多いと思いますが
(「はだしのゲン」や「火垂るの墓」を通じてだったりしますが)、
一方でサブカルチャーの世界では、「ヤマト」、「ガンダム」、
「エヴァンゲリオン」、「最終兵器彼女」、「凹村戦争」、
「となり町戦争」にいたるまで、僕らの日常(Life)における
様々な戦争の表象もあふれています。
「平坦な戦場でぼくらが生き延びること」とか、「戦場のボーイズライフ」、
「渋谷はいま戦争状態みたいだ」といった、いわゆる戦争とは別の形の
戦争もふくめて。
そこで、リスナーの皆さんには
「あなたは具体的にどんな作品に影響を受けて、自身の
戦争観を培いましたか?」また、
「あなたにとっての『戦争』が表現されている作品は何ですか」
などについてお聞きしたいと思います。
放送まで1日しか時間がありませんが、メールをお待ちしていますので、
よろしくお願いします。メールは放送中も受け付けます。
life@tbs.co.jp
メールは放送などでご紹介する可能性もありますので
お名前(ラジオネーム)、年齢なども明記してください。
(プロデューサー はせがわ)