「私たちは今、何を着ればいいのか?」
おはようございますからこんばんはまで!!
塚越健司です。
再び、Life番外編として、久保田ディレクターの下、私が司会のポッドキャストを収録することになりました。
今回は、みんななんとなく気になるけど、正面切って話すことも少なくなってきたファッションについて考えてみたいと思います。
テーマは
「私たちは今、何を着ればいいのか?」
です。
80年代、ファッションは自己演出のための道具であり、他人と差異化されたファッションが一部で賞賛された時代がありました。他者を過剰に意識することで差異化競争が生じた80年代は、少なくとも一部の人々にはファッション=自己主張と捉えられた時代でした。
バブル崩壊後、景気後退に加えて近年のファストファッションの影響から、80年代に比較すれば大量の安価な洋服が市場に出回っています。とはいえ、種類も多様化しているにもかかわらず、若者のファッションが被っているとの指摘が近年多く見受けられます。
そんな中で最近「イオン女子」だとか「量産型女子大生」という言葉も生まれています。同じような服を着て、集団で歩く女子大生について指摘され、写真がSNS上でもアップされています。
元々、ファッションは「自分はみんなとは違う」という感情と、「みんなとズレたくない」という相反する感情をどう表現するかで、様々な市場を作ってきました。その葛藤の一方で、仲間内で盛り上がるためだけに同じ服を着る人々も現れました。典型なのが、ギャル文化ですよね。「仲間とは一緒」だけど、「他の人とは違う」でも量産型女子大生は「仲間とは一緒」、「他の人とも一緒」と言われているわけです。
こうした状況の背景には、社会環境の変化が大きく関わっています。大型ショッピングモールの増加、SNSの発展、単純に不況でお金を服にかける余裕がないという人もいるでしょう。いずれにせよ、ファッションをとりまく認識の変化が生じているのかもしれません。
僕はここで量産型女子大生叩きをしたいわけではありません。この服装多すぎ!とネットで指摘されるのは、女性だけでなく男性も同様であり、問題は男女に共通していると思います。同じ服装を揶揄する声がある一方で、それでもこうした潮流を見慣れつつあるのも事実です。このことは、必死に人と被らないようにわざわざチェックのシャツにチェックのジャケットを着て自己演出していた僕には驚くべきことでした(苦笑)。
いずれにせよ服装が似ていること、みんなと一緒であることに違和感を覚える人も、そうでない人もいると思います。今回はそういった問題から、よくも悪くも画一化するファッションについて考えてみたいと思います。
ファッションについて同世代同士あれやこれやを久保田ディレクターと話していたところから今回の企画は生まれました。
まずは、「量産型女子大生」や「制服ディズニー」といったファッションの現状から入り、どのような未来を考えることができるのか、そしてなにより、僕達は何を着ればいいのか!を考えて行こうと思います。
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