2014年2月23日Part2「超絶!ポエム化社会」
撮影:会田邦秋
常見陽平さん 水無田気流さん
※再生できない場合は、個別ページかTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。
◯中原中也から読み解くポエム化
・ 中原中也「汚れちまつたかなしみに」(リスナーメール)
→口ずさみやすいポピュラリティ、美的な技巧(階段音数律)が一致(水無田)
・ J-POPは油断すると花鳥風月になる(水無田)
・ 田村隆一、鮎川信夫による「荒地」(水無田)
→口ずさみやすさを否定、しかし日本人の叙情性に合わない(水無田)
・ 問題になっているポエムのポイント(charlie)
→内容が自己啓発、韻がおかしい、ポエム全体のデザインも重視(charlie)
→今までの詩の技法からは外れている(charlie)
◯ポエムにより呼び出されるデータベース
・ マブラヴオルタネイティヴのキャッチコピー(リスナーメール)
→最小限のことばでデータベースが呼び起こされる(海猫沢)
・ 誌はメタ情報をいかに効率よく伝えるかの手段(海猫沢)
→自己啓発でポエムが使われるのは、メタ認知に訴えかけるため(海猫沢)
◯エロとポエム
・ AVのタイトル「SMっぽいの好き!」(リスナーメール)
→ポエム化に逆行するかのような長いAVタイトル(リスナーメール)
→売れている新書本タイトル、映画タイトルは直接的(リスナーメール)
・ エログラビア横のポエム、30年前から変わらない(リスナーメール)
・ エロの本質、文字が一番燃える!(charlie)
→紙(雑誌のエロ)がいかにポエム化、情緒化しているか(中森)
・ インパクト一発勝負のことば、キャッチコピー(charlie)
・ エログラビアはポエム化、AVタイトルはキャッチコピー化(charlie)
◯現代詩から読み解くポエム化
・ ポイエーシス、叙情性の構築、決裂(水無田)
・ 四季派は自然なるもの、高村光太郎は父なる自然をうたった(水無田)
・ 日本人は容易にことばを変えられる(charlie)
→叙情的なことばの語り方は教わらない(charlie)
・ 口ずさみ、叙情性、情動を煽る言葉に対しての反省(水無田)
・ 公に発する言葉、叙情的な言葉は流通させてこなかった(charlie)
→大衆向けの言葉が力を持つのは当たり前(charlie)
・ 海猫沢めろん先生、新刊発売(海猫沢)
→「ひきヲタニートが辛うじて死ななくてもいい方法を模索する本」(海猫沢)
text by Life助手;新井亜主美
◯参考URL
・乃木坂46生田 絵梨花のブログ「佐久間さん」
(佐久間正英氏逝去に関するコメント)
http://blog.nogizaka46.com/erika.ikuta/2014/01/016327.php
・マブラブポータルサイト
(マブラブ・オルタネイティブに関連して)
http://www.muvluv.com/index.html
◯Life関連アーカイブ
・2012/10/28「うれしはずかし文化的初体験」
http://www.tbsradio.jp/life/20121028/
・2012/04/22 「動員とマネタイズ」
http://www.tbsradio.jp/life/20121028/
参考資料&選曲↓
このパートでかけた曲
●相沢梨紗 "空想タイムトラベループ"(海猫沢めろんさん選曲)
http://www.youtube.com/watch?v=dOyGtIrAFCo
BGM↓
| パーマリンク