2010年02月28日予告編「小沢健二とその時代」
◆予告編の収録風景(左:速水健朗さん 右:黒幕)
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次回のLifeは
「小沢健二とその時代」
2月28日(日)深夜25:30~28:00
出演;charlie(鈴木謙介)、速水健朗、仲俣暁生、森山裕之、佐々木敦(TEL)
ゲスト:磯部涼、澁谷知美
ウェブ中継を実施しますので、ラジオをお持ちでない方も、パソコンと
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charlieです。
どんな統計にも学者の偉い説にも出てこないけれど、やっぱり「時代」だった
としか言いようのない人・物事というのがあります。
その時代の多数派だったわけでも、数字の上で大きな影響を与えたわけでもない
のに、その点を通過せずに、その時代や前後のつながりを語ることのできない、
そういう特異点のようなもの。
小沢健二という人は、間違いなくそういう存在のひとりだと思います。
売れた楽曲だとか、テレビに出ていたとか、そういうことではなくて、なにか
「オザケン」とか「小沢君」とか、そういう語り方の中に現れてくるなにかを抜きに
して、あるいは「なかったこと」にしては、その時代がうまく表現できないような、
そういう存在なのではないか。
それは、たとえば僕のように、大ファンというわけではなかった人にとってすら、
そういう重要さを持っているのです。
13年ぶり、しかも『LIFE』の楽曲を中心に演奏するツアーを行うことを発表した
小沢健二さんが今回のLifeのテーマですが、おそらくよそでもやると思われる
「アーティスト・小沢健二」の特集というよりは、出演者やリスナーも含めて
「その時代」を生き、またいまも生きる人たちにとってのオザケンについても
語るべきじゃないか。そう思って今回のタイトルは「小沢健二とその時代」に
しました。
なので、いちばんヒットしていた90年代に彼の楽曲をリアルタイムで聴いていたか
どうかということに関係なく、「あなたにとっての小沢健二とその時代」について
聞いてみたいと思っています。
後追いで聞き始めたら好きになったという人から、ある時期までは聞いていた
という人、ずーっと小沢君がわたしのすべて!という人、メールにご自身の年齢や
いつごろの時期の話かといった情報も添えて送っていただければと思います。
メールアドレスは、life@tbs.co.jp
今回は社会学者の渋谷知美さん(フリッパーズ時代からの大ファンだとか)を
はじめ、評論家目線だけでなく、いわゆるファン目線というか、そういう人もお招き
したいと思っています。全然知らないという人も、ブギーバックなら知ってるけど、
という人も、ぜひ番組に参加してください。
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小沢健二 2010年 コンサートツアー 公式ウェブサイト
ひふみよ→ http://hihumiyo.net/
ああ、でもやっぱり1stは廃盤になってる『犬は吠えるがキャラバンは進む』のセルフ・ライナーノーツが最高だったなあ。(黒幕)
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黒幕ことプロデューサーの長谷川です。
今回のテーマは思い入れがあり過ぎて...正直迷うところもあります。
こんな番組であーだ、こーだと語られるのはご本人にとっては大きなお世話だろうし、
ファンにとっても思い入れがあるだけに勝手なことをあれこれ言われるのは腹が立ったり
することもあるだろうし。でもこの番組はとにかくいろんなことを話しあうのは楽しいことだし、
そういう場を作りたいと思ってやってきたので何卒ご容赦を。
実際、予告編でも話始めたらしょうもない思い出を語りすぎて1時間のボリュームになって
しまって、編集に手間取り配信が遅くなりました。すみません。
また逆に今回はテーマがピンポイントなので、参加しづらい、何のこっちゃ?という方も
いらっしゃると思います。なるべく間口は広くと思っていますが、Lifeはこれからも様々なテーマで
やっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
フリッパーズの話(しかも初期)の話だけで時間がかかり過ぎて(これでも削った...)、
『LIFE』(2nd)の話をほとんどしていない予告編になっていますが、その辺りは本放送をお楽しみに。
また『LIFE』より後の作品も素晴らしいと思うし、今回のツアー公式サイトには久しぶりに本人の
言葉がたくさん載っているので、90年代後半~現在の小沢さんについてのメールもぜひ。
ちなみにこの番組のトーク部分のBGMの1曲目はいつも小沢健二の現段階の最新アルバム
『Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学』からかけています。
小沢健二13年ぶりのツアーというニュースを聞いて思ったこと、
思い出したことなどを書いていただければ結構です。
メールはぜひお早めに、よろしくお願いします!
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