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2009/09/13「『現代日本の転機』をめぐって」(高原基彰ほか) アーカイブ


Life番外編「『現代日本の転機』をめぐって」 Part1

20090913 afternoon takahara.jpg
高原基彰さん


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

○「現代日本の転機」をどう読むか
・政権交代の日に発売された「現代日本の転機」という本(仲俣)
・「ニッポンの思想」、「1968」と併せて読んで一気に開けた見晴らし(仲俣)
・「反近代」というタームで左右の捩れを斬った勇気(斎藤)
・日中韓、それぞれの若者のグローバリゼーションへの向き合い方(仲俣)

○キーワード「反近代主義」を巡って
・中国と韓国で感じた「日本の分からなさ」(高原)
 →日本の「右派」を説明する事の困難(高原)
 →「70年代以降の右派の役割」のコンセンサスが取れていない(高原)
・「近代主義=西洋近代」を日本は乗り越えた、という意味での「反近代」(高原)
・オイルショック以降の「日本の自画像」から逃れられない状況(高原)
 →「日本の自画像」はいかにして作られたのか?(高原)
・「脱近代」ではなく「反近代」にした理由は?(斎藤)

○「連合赤軍」とは違う形での「時代の転換の契機」
・時代を象徴する事件に過剰なアクセントを置く事への違和感(仲俣)
 →連合赤軍やオウムが無くても社会は変わったのでは?(仲俣)
・「ジャパンアズナンバーワン」が正当性を持った理由は何か?(高原)
 →連合赤軍はそれほど画期的な契機にはならないかもしれない(高原)
・「若者」「女性」という形でミクロ化する「怨念感情の主体」(高原)

○日中韓、それぞれに異なって存在する複雑な社会背景
・「反近代」を通じて同世代に向けたメッセージは?(高原)
・消費主義的な思想状況へ対するものとしての「ワーキングプア運動」(高原)
・自分を被害者として社会に位置づける事への違和感(高原)
・韓国に存在する「ハッキリとした左右対立図式」(高原)
 →二元化が良くはないが、政治への回路付けにはなる(高原)
・国家とは別の私的なネットワークを用意する中国(高原)
 →日本では家族のセーフティネットも希薄になっている(仲俣)
・世代間対立でまわる思想を引いて眺める必要性(仲俣)
・新自由主義の影響の、英米と日本のタイムラグ(仲俣)
 →韓国や中国で不満を持っている人の振舞い方は?(仲俣)
・韓国では労働組合のプレゼンスが強い(高原)
 →日本で非正規雇用を問題にしても労組が出てこない(高原)
・雨宮処凛が見た「韓国の面白デモ」と、その背景(高原)
・日本と中国と韓国、それぞれの文脈をお互いに認識していない(高原)
 →全く話が噛み合わない国際学会(高原)
・フリーターの状況をもたらした背景を、一歩引いて浮かび上がらせる必要性(高原)
・歴史問題を解決するために必要なこと(高原)

                                  text by 齋藤雅之(Life助手)

■Lifeアーカイヴ
・「Jの時代」
http://www.tbsradio.jp/life/20070324_j/

■参考URL
・仲俣暁生「海難記」より「高原基彰『現代日本の転機』を読む。」
http://d.hatena.ne.jp/solar/20090903

参考資料↓
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Life番外編「『現代日本の転機』をめぐって」 Part2

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※申し訳ありません。配信ミスがあり、今朝5時から11時くらいまで
別の回のコンテンツ(「『ニッポンの思想』」Part1)が配信されました。
あらためて配信し直しましたので、よろしくお願いします。
(同じコンテンツが2回配信された可能性がありますので、その場合
は削除してください。混乱させてすみません)

○韓国版ロスジェネ問題?88万ウォン世代を巡って
・上の世代よりも月額約9万円損をする世代:88万ウォン世代(高原)
・「民主化運動の担い手:386世代」が既得権益化している事への不満(高原)
 →韓国版団塊世代問題?(仲俣)
・民主化勢力への不信からの保守政権誕生、BSE問題による保守への危惧(高原)
・88万ウォン世代問題の背景にある、韓国国内の民主/保守の位置取り(高原)
・韓国の若者の政治へのコミットの仕方は?(仲俣)
・デモが日常茶飯事な韓国の状況(高原)
・保守と革新でぱっくり分かれる、韓国の新聞状況(高原)
 →デモに対する、両極端な論調が並存する状況(高原)
・韓国には東浩紀やcharlieは存在するのか(仲俣)
 →東浩紀やcharlieの存在は、日本でのサブカルの強さの証し(高原)

○中国の若者問題:「八〇后世代」問題と、地域開発
・過酷な受験を経ても就職できない「八〇后世代」(高原)
 →政府にとっても少数民族問題や農村問題に比する重要問題(高原)
・都市部と内陸部での、「八〇后世代」の意識の違い(高原)
 →これからの開発と成長を期待する内陸部の「八〇后世代」(高原)

○日本を覆う「被害者意識」の背景:構造改革への「説明」の不在
・「日本型システム」からの転換を誰も説明していない(高原)
 →韓国の自由化はIMF危機を明確な契機にしている(高原)
・小泉改革で初めて意識された日本の構造改革への、不満の噴出(高原)
 →低賃金で流動的な労働力の必要性に関する説明の不在(高原)
・日本には構造改革を選択した意識が存在しない(高原)
 →これが日本を覆う「被害者意識」の背景?(高原)

○「現代日本の転機」という書籍の意義
・ポストモダニズムやサブカル話ばかりで、リアルな現状を論じなかった状況(仲俣)
 →日本で見落とされる、ドゥルーズ思想の背景にある移民労働者への関心(高原)
・日本のサブカルの繁栄は、日本的企業システムによってもたらされた?(仲俣)
・新自由主義への危機感から生まれる過去へのノスタルジー(高原)
 →毛沢東への回帰で良い訳がない(高原)
 →今こそ過去を冷静に振り返る事が必要(高原)
・相対主義に至った日本論のグズグズさ(斎藤)
・自民党システムへの回帰言説への危惧(仲俣)
 →民主党議員全員に「現代日本の転機」をプレゼントしたい!(仲俣)

                          text by 齋藤雅之(Life助手)

■Lifeアーカイヴ
・「失われた10年~Lost Generation?」
http://www.tbsradio.jp/life/200701210lost_generation/

・「Life政策審議会」で飯田泰之さんが日本の世代間対立を語ったパートはこちら
http://www.tbsradio.jp/life/2009/08/2009816lifepart6.html

参考資料↓
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