Life番外編「『現代日本の転機』をめぐって」 Part1
高原基彰さん
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○「現代日本の転機」をどう読むか
・政権交代の日に発売された「現代日本の転機」という本(仲俣)
・「ニッポンの思想」、「1968」と併せて読んで一気に開けた見晴らし(仲俣)
・「反近代」というタームで左右の捩れを斬った勇気(斎藤)
・日中韓、それぞれの若者のグローバリゼーションへの向き合い方(仲俣)
○キーワード「反近代主義」を巡って
・中国と韓国で感じた「日本の分からなさ」(高原)
→日本の「右派」を説明する事の困難(高原)
→「70年代以降の右派の役割」のコンセンサスが取れていない(高原)
・「近代主義=西洋近代」を日本は乗り越えた、という意味での「反近代」(高原)
・オイルショック以降の「日本の自画像」から逃れられない状況(高原)
→「日本の自画像」はいかにして作られたのか?(高原)
・「脱近代」ではなく「反近代」にした理由は?(斎藤)
○「連合赤軍」とは違う形での「時代の転換の契機」
・時代を象徴する事件に過剰なアクセントを置く事への違和感(仲俣)
→連合赤軍やオウムが無くても社会は変わったのでは?(仲俣)
・「ジャパンアズナンバーワン」が正当性を持った理由は何か?(高原)
→連合赤軍はそれほど画期的な契機にはならないかもしれない(高原)
・「若者」「女性」という形でミクロ化する「怨念感情の主体」(高原)
○日中韓、それぞれに異なって存在する複雑な社会背景
・「反近代」を通じて同世代に向けたメッセージは?(高原)
・消費主義的な思想状況へ対するものとしての「ワーキングプア運動」(高原)
・自分を被害者として社会に位置づける事への違和感(高原)
・韓国に存在する「ハッキリとした左右対立図式」(高原)
→二元化が良くはないが、政治への回路付けにはなる(高原)
・国家とは別の私的なネットワークを用意する中国(高原)
→日本では家族のセーフティネットも希薄になっている(仲俣)
・世代間対立でまわる思想を引いて眺める必要性(仲俣)
・新自由主義の影響の、英米と日本のタイムラグ(仲俣)
→韓国や中国で不満を持っている人の振舞い方は?(仲俣)
・韓国では労働組合のプレゼンスが強い(高原)
→日本で非正規雇用を問題にしても労組が出てこない(高原)
・雨宮処凛が見た「韓国の面白デモ」と、その背景(高原)
・日本と中国と韓国、それぞれの文脈をお互いに認識していない(高原)
→全く話が噛み合わない国際学会(高原)
・フリーターの状況をもたらした背景を、一歩引いて浮かび上がらせる必要性(高原)
・歴史問題を解決するために必要なこと(高原)
text by 齋藤雅之(Life助手)
■Lifeアーカイヴ
・「Jの時代」
http://www.tbsradio.jp/life/20070324_j/
■参考URL
・仲俣暁生「海難記」より「高原基彰『現代日本の転機』を読む。」
http://d.hatena.ne.jp/solar/20090903
参考資料↓
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