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2009年9月17日 アーカイブ

2009年9月17日

Life番外編「『ニッポンの思想』をめぐって」 Part2

20090913 afternoon saito.jpg 20090913 afternoon nakamata.jpg
斎藤哲也さん                   仲俣暁生さん


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○90年代以降の、「ニッポンの思想」の現場の変化
・西武系の社員に「構造と力」を薦められた高校時代(小林)
・90年代前半まではニューアカブームの残照が残っていた(小林)
・ファッション雑誌にアンチオイディプスの書評が載った時代(小林)
・出版不況以降の、出版業界の方向転換(小林)
 →「多面展開する売り場」からの転換(小林)
 →思想家の数の減少は、編集者の数の減少に比例している?(小林)
・なぜ「左翼本」「賢者の教え」「東浩紀もの」しか無くなってしまったのか?(仲俣)
・「ニッポンの思想」の流れには団塊世代の論客は一人も出てこない(仲俣)
→吉本隆明一派が見えなくなるような流れが作られた(仲俣)
・オウム事件を機に、西洋思想と日本のブリッジがなくなった?(斎藤)
・90年代中盤以降に書店に起こった変化(小林)
→浅田彰も柄谷行人も知らない書店員(小林)
→「職人が作る棚」から「誰でも作れる棚」への変化(小林)

○思想業界の内幕
・出版界の「場外乱闘」にしか面白い所がない?(仲俣)
・「ニッポンの思想」の先に何があるのか(仲俣)
・「論壇プロレス」という喩えの妙(charlie)
 →「お約束(=全日)」から「リアルファイト(=新日)」へ(charlie)
 →宮台真司、福田和也の喧嘩殺法(charlie)
 →イベントで見られる「お約束の乱闘」が無くなった(charlie)
・東浩紀は「ルールの設定」を意識的にしている(斎藤)
・笠井潔は三十年来に渡る「ニッポンの思想」の批判者(佐々木)
・80年代から現在まで、同じ編集者が思想界をバックアップしている(佐々木)

○「ニッポンの思想」と「日本の思想」
・小熊英二に代表される、近代的なアカデミズムの見直しの動き(仲俣)
 →丸山真男再復興?(仲俣)
 →佐々木さんの丸山真男への距離感は?(仲俣)
・僕が描いた日本の姿は、丸山真男が描いた姿と殆ど同じ?(佐々木)
・アカデミズムの復興は必要だけど、僕はアンチアカデミズムの立場(佐々木)
・東浩紀のアカデミズムとの距離の取り方(佐々木)
 →「ニューアカ」はなぜ「アカ」なのか?(佐々木)

                      text by Life助手 齋藤雅之


■Lifeアーカイヴ
・「現代の現代思想」
http://www.tbsradio.jp/life/20090524/

・「ぼくたちの失敗学」Part3(佐々木さんが「ゲームボード」について言及しています)
http://www.tbsradio.jp/life/2008/10/1026part3.html

参考資料↓

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Life番外編「『ニッポンの思想』をめぐって」 Part3


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○「テン年代」に何を求めるのか
・仲正昌樹と佐々木敦の、展望の落差(斎藤)
・僕はテン年代のプレーヤー宣言をした訳ではない(佐々木)
・そろそろ新しいものが出てきてほしい、という思い(佐々木)
・出版界の勝ち馬を狙った「やる気のある若手」しかいない(佐々木)
 →「やる気がなくても凄い奴」を見つけるのが編集者では?(佐々木)
 →そういう奴の本はガンガン買うよ!(佐々木)
・佐々木さんの言う「思想」とは具体的に何を指している?(charlie)
 →「世界を分かるためのもの」ではなく「世界を変えるためのもの」(佐々木)

○「テン年代」は「天然」の時代?
・橋本努さんは世界を変える「天然」!(charlie)
・佐々木敦は「天然」なのか「天然を見つける人」なのか(charlie)
・「テン年代は天然の時代」は激マジで言っている(佐々木)
・「天然」とは「正解だけではない余剰を抱えている人」(佐々木)
  →「クリアネス」が求められた80年代以前に存在した人(佐々木)
 →解析できない晦渋なものへの待望(佐々木)

○テン年代は「大きな物語」が復権する?
・ゼロ年代は茂木健一郎と佐藤優の時代だった?(佐々木)
 →茂木健一郎はクオリアを出しちゃダメ!(佐々木)
・ゼロ年代に見られた「神秘主義の回帰」(佐々木)
・テン年代は中沢新一の存在感が増す(佐々木)
・大文字のものが回帰することへの、東浩紀の格闘(仲俣)
・テン年代の「浅田彰待望論」(佐々木)
 →浅田彰にガンガン新書を書いてほしい??(佐々木)
・次の世代の人は何を吸収していけば良いのか(charlie)
 →押さえるべき教養は押さえておくべき(佐々木)
 →ゼロ年代は知識の穴を戦略で埋める事ができてしまった(佐々木)
・海外の思想動向はどうなのか?(斎藤)
・ケン・ウィルバーはアメリカで生き残れるか(小林)
・テン年代は「天然を装った詐欺師」の時代(小林)
 →詐欺師が活性化すればそれを暴く学者も活性化する(小林)
・茂木健一郎、香山リカ、齋藤孝で人間ができる(斎藤)
 →脳があって心があって身体がある(斎藤)
・次作「未知との遭遇」は自己啓発本です!?(佐々木)

                          text by 齋藤雅之

■Lifeアーカイヴ
「未知との遭遇」
http://www.tbsradio.jp/life/2009125/

「サブカル・ニッポンの新自由主義」
http://www.tbsradio.jp/life/cat199/

「2009年のチェ・ゲバラ」
http://www.tbsradio.jp/life/200901172009/

参考資料↓

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