今週金曜日、11月14日にPodcast配信のみのLife番外編を収録します。
『タカダワタル的』、『百万円と苦虫女』などで注目の若手映画監督、タナダユキ
さんをゲストに迎えて、新作『俺たちに明日はないッス』で重要なテーマになっている「17才」という年代についてトークします。そういえばサブパーソナリティとして参戦していただく森山裕之さんはたしか「17歳で大人になった」とか言ってたような気が...(笑)
そして今回はcharlieに一出演者として自由に話してもらうため、「暴走するインターネット2.0」の回でゲスト出演した荻上チキさんに進行役をお願いしました。
残念ながら今回はウェブ中継も含め生での放送はありませんが、リスナーからのメールは募集しますのでぜひご協力ください。もちろん読まれた方にはLife特製バッジをプレゼントします。(黒幕)
収録日:11月14日(金)
出演:charlie、森山裕之、荻上チキ
ゲスト:タナダユキ(映画監督)
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chikiです。
今回は番外編ということで、charlieに下克上して(笑)僕が司会役を務めさせていただくことになりました。
ウェブ限定配信の番外編は、本編と違って放送禁止用語はないと聞いております。そんな感じで、あらゆる意味で「番外編ならでは」のトークが期待される今回は、「17歳の明日~ルート分岐が不在の青春~」がテーマ。何か、どっかから似たような名前のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)が発売されていてもおかしくないようなテーマタイトルですが、話し合うテーマは次のような感じ。
大江健三郎『セヴンティーン』、南沙織「17歳」、尾崎豊『17歳の地図』といった作品を例に出すまでもなく、「17歳」というのは、「若さ」を象徴する数字でもあり、同時に「大人に一歩踏み出す前の揺らぎ」を象徴する数字でもあります。
「17歳」だったあの頃。目の前にある狭い世界だけが全てで、大きな「将来」のことは漠然と考えられれても、「今後の身の振り方」については考えられなかったりしたあの頃。そんな頃だからこそ、「ザ・ワールド・イズ・マイン!」(世界は自分のものだ!)」と声高に叫べたり、あるいは狭い世界が嫌になったとしても、いろんなものが不足しすぎていて、「ここにはいたくないけれど、選べるルートがない」状態にとどまってしまったり。「ルート分岐」をまだ意識していなかったがゆえに、疑わなかった価値観。それらは果たして幸福だったのか否か、徹底的に語り合いたいと思います。
podcast配信の番外編ではありますが、いつも通り皆様からの投稿も募集します。「《17歳》の自分にとっての"明日"はこんな感じだった!」というテーマで、どしどしメールを送ってきてください。具体的には、「将来の夢が実現すると疑わずにチョー頑張ってた!」「若かった頃、これしか選択肢がなくて絶望した」「大人になってから、広がった選択肢を痛感した。まさか海外で働くことになるとは」などなど、思いのたけをぶつけまくってください。もちろん「17歳」という具体的な年齢に必ずしもこだわる必要はありませんよ!
今回はスペシャルゲストとして、映画『百万円と苦虫女』、および11月22日公開予定の映画『俺たちに明日はないッス』の監督である、タナダユキさんをお招きします。タナダユキさんの作品なくしては、今回のテーマを語りつくすことはできないといっても過言ではないでしょう。もちろん僕も、両作品とも身もだえしながら観賞しました。本当に、「面倒くさい関係」を撮るのが上手すぎる監督ですね、タナダさんは。
収録は、サブパーソナリティに編集者の森山裕之さん、そして新進気鋭で若者に大人気のイケメン社会学者、鈴木謙介さんと一緒に行います。ディープで熱~いトークをご期待ください。
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収録の都合上、メールは14日(金)の16時までにお願いします。
タナダ監督への質問なども大歓迎です。
life@tbs.co.jp
参考資料↓