3月17日(土)のテーマは「教養」
※3月も毎週ウェブ中継を実施しています。
「黒幕」ことプロデューサーのはせがわです。本日、2月の聴取率調査の結果が出ました。「Life」としては2月25日に放送された「大人になるということ」(深夜スペシャル)が調査対象になったわけですが、日曜日の25時半~28時という厳しい時間にしてはけっこう頑張った数字が出ました。この時間だと数字が低すぎて「測定不能」になったりすることも珍しくありませんが、ちゃんと数字になったのでホッとしました。前回、12月の調査結果が出たときは編成部長に「ダメじゃん」と一刀両断された僕ですが、今回はもうちょっと温かい言葉をかけてもらえるのではないかと...(明日、評価を聞いてみなさんにもご報告しますね)。いずれにしてもこんな時間に頑張って聴いて盛り上げてくれた皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。
さて、今週のテーマは「教養」。個人的には新書ブームと教養の関係は?インターネットが「教養」に与えた影響は?なんてあたりも気になります。今回もたくさんのメールをお待ちしておりますので、ぜひお早めに。それと、番組特製バッジが欲しい方は必ず住所と名前を明記してください。読まれてから「あ、住所書いてなかった」という方は事後申請でもかまいません。読まれなかった場合でも住所と名前が書いてある方、毎週5名にプレゼントしています。ということで恒例のcharlieからのメッセージ↓
「教養」
出演は鈴木謙介(charlie)、佐々木敦、斎藤哲也、仲俣暁生、柳瀬博一
「教養のある人」と聞いて、どんな人を想像しますか?どんなことにも詳しくて、質問したらなんでも教えてくれる人?それとも、クラシックや古典芸能のようなハイカルチャーの素養がある人?今でこそ「一般教養」と言えば、大学で一番楽に単位を取ることのできる授業というイメージですが、その昔は「教養小説(ビルドゥングスロマン)」や「大正教養主義」など、人格と結びついた豊かな教養のイメージがあったと言われています。要は「立派な大人」になるための条件が、「教養」だったわけですね。
が、見渡せば今では、右も左も「実学志向」ということで、社会に出ても何の役にも立たない知識より、英語や経済の仕組みといった「すぐ役立つこと」を学ばせたい、学びたいというニーズが高まっているようです。他方で、大学の先生なんかやってますと、教養のない、心の貧しい大人を増やすのが学問の使命ではない、と憤っている方も、結構いるようです。
というわけで今週は、そんな「教養」をテーマにお送りします。現代社会において、「教養のある人」とはどんな人のことなのか?そもそも教養がないとダメだ、って価値観に問題はないのか?あるいは、かつての古典文学や哲学に代わって、マンガや音楽などのサブカルチャーこそが、新しい教養の条件になったりしてるんじゃないか?などなど、教養について縦横無尽に語ります。
リスナーの皆様には、「あなたが考える教養とは何?」また「あなたが学びたいと思うこと」というテーマでメールを募集します。もちろん、「教養なんて鼻持ちならない考えはいらない!」というご意見も歓迎です。life@tbs.co.jpまでメールをどうぞ。
text by charlie
参考図書↓
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