2011年10月23日予告編「僕たちは日本を変えることができない。」
次回のLifeは
「僕たちは日本を変えることができない。」
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10月23日(日) 深夜25:00~28:00
出演:鈴木謙介(charlie)、斎藤哲也、速水健朗、森山裕之、柳瀬博一ほか
ゲスト:古市憲寿、國分功一郎、今村亮、横井周子ほか
予告編の出演:鈴木謙介、速水健朗、斎藤哲也、伊藤聡、長谷川P(黒幕)、論壇女子部
※今回は、大事な「スペシャルウィーク」。
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charlieです。
日本青少年研究所の「中学生・高校生の生活と意識」調査によると、
「私個人の力では政府の決定に影響を与えられない」という質問に
対して、「全くそう思う」「ややそう思う」と応えた人が、
中学生でアメリカ34.3%、中国33.1%、韓国51.9%に対し、日本は72%、
高校生はアメリカ42.9%、中国43.8%、韓国55.2%に対し、日本は80.7%
日本の若者が政治にあきらめを感じている現状を表すデータとして、
よく引用されます。
ちなみに「現状を変えようとするよりも、そのまま受け入れる方がいい」
という質問では、「とてもそう思う」「まあそう思う」が、
中学生60.6%、高校生55.1%で米中韓との比較でやはり1位ですね。
社会評論の中では割と60年代くらいから、
「若者が自分たちの境遇に疑問を持って政治意識を高めるべき」派と
「若者が政治に興味を持たなくて済むのはゆたかさの現れ」派っていう
のがいて、前者の良識的な立場に対して、後者が冷や水を浴びせる、
という光景が繰り返されてきました。
今年はジャスミン革命に始まりニューヨークでの格差批判デモに至るまで、
世界のあちこちで若者による抗議行動が目立っているわけですが、
それに対する日本での盛り上がりの薄さも「若者の意識が低い」からなのか、
「日本の若者は他国に比べてゆたか」だからなのか、意見が分かれそうです。
客観的には、人口が減少する社会で高齢者に対する手厚い福祉を
維持すれば、若者へのしわ寄せは厳しくなる一方なので、決して未来が
安泰というわけではない。
なのに、どうにも社会を変えようという気運が盛り上がらない、あるいは
自分自身を振り返っても、そういう気持ちが湧いてこないのはなぜだろう。
今月のLifeは、そんな「政治と若者」の、日本ならではの「薄さ」がテーマです。
「僕たちは日本を変えることができない。」というタイトルは、
もちろんそう言い切っているわけではなくて、「変えられない」と思ってしまう
僕たちの気持ちをテーマにしようということなんですね。
なんで「変えられない」「別に変えなくてもいい」と思っているのか、
何があれば「変えられる」という気になるのか。
そもそも変える必要ってどこにあるのか、そんなことを話していきたいと
思います。
リスナーの皆様からも、
「日本を変えられないと感じるのはなぜだと思いますか?」、
「変えられるとすれば何に期待しますか?」
というテーマでメールを募集します。
また、「変えたいと思っていること」、
あるいは「何かを変えようと思ってもぶつかる壁」、
「そもそも変えたいと思っているのか?」など、
自分にとって、あるいは日本にとっての問題について教えてください。
メールアドレスは、life@tbs.co.jp
ご自身の年齢や職業、お住まいの地域などの情報も明記して
ぜひお早めに!
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